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紙の本
未成年の酒飲み大会
2017/01/01 16:38
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投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
死者の弔いもそっちのけで、
日ごろの憂さを晴らすため未成年が酒を飲んで酔っ払う話。
面白くなく、半分くらいでリタイヤ、後は飛ばし読み。
賞の選考基準って・・・。
電子書籍
なんでこれが芥川賞受賞作なのかさっぱり分からない
2016/03/12 06:31
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の読後感は「なんじゃこりゃ?」。
通夜に集まった子供、孫、ひ孫たちの生い立ちや思い出などを交えながら、通夜の日の彼らの行動が淡泊に描写されているだけ。登場人物が多く、家系図でも作成しないと誰がどの世代なのか分からなくなってますが、それはきっと現実の親戚でも同じこと。冠婚葬祭以外の付き合いがない親戚など、誰が誰だか分からないもの。そして大抵は覚えようともしない。なぜなら関心がないから。それと似たような感覚をこの作品にも感じます。登場人物が覚えられなくてもなんかどうでもいい感じ。
最後のお寺の鐘は誰が鳴らしたのか。それもまた余韻を残すようでいて、実は全然大した問題じゃなくて、「誰だったんだろーねー?」「ねー。分かんないよねー。」というやりとりだけで終わってしまう程度のこと。
この作品の評価される部分が私にはさっぱり分かりませんでした。
紙の本
う~ん 乗り切れない
2016/02/14 16:25
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投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価がけっこう高い本ですが、読み始めた時から、読み終わるときまで、その世界に入っていけませんでした。芥川賞ってこれくらいなのかな?と思ってしまいました。
紙の本
みんなでお見送り
2020/11/27 23:54
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとりの人間の死が、親戚一同に波紋を投げ掛けていくようで神秘的です。行方不明者から引きこもりまで、それぞれの事情にも感情移入できました。
紙の本
「親戚付き合いあるある」としても楽しめる一作。
2016/05/26 14:54
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投稿者:コイケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
葬式の場に集まった親戚の面々の感情の流れを、
語り手を次々に変えながら綴った作品。
それぞれの人柄や個性に馴染めないままに話が進むので
少々読みづらいですが、葬儀の場などで親戚に囲まれた時に感じる
居心地の悪さや帰属意識に伴う安心感みたいなものは、よく伝わってきました。
紙の本
死んでいない者
2016/02/20 10:01
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投稿者:楽天 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短い時間で出場者が多数あり、その味付けが面白い
電子書籍
それぞれの立場
2016/02/20 01:57
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投稿者:プリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の気持ちの描写がとても上手く、おもしろいと思いました。決して派手なストーリー展開があるわけではないのですが、それぞれの立場から見た祖父(父、友人)の死や家族関係の微妙な描写になにか親近感を覚えました。まだ話が続くと思って読んでいたら最後のページだったのでちょっとびっくりしました。
紙の本
ギャップ
2016/02/05 07:05
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖父さんが亡くなった。親戚が集まっての通夜振る舞い。子、孫、ひ孫。こうした関係が希薄になっている現代。世代の違いも。様々なギャップが、それぞれの視点で語られ、浮かび上がる。冒頭のテンポある文体、落語を思わせる会話。最近の芥川賞作品では、上の部。
紙の本
死者と生者
2016/07/13 07:19
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第154回芥川賞受賞作(2016年)。
同時受賞となった本谷有希子さんの『異類婚姻譚』を楽しく読んだが、本作はそれ以上の出来と思われた。
通夜に集まった親戚や友人の言動を通して生きることの本質に迫っている。
登場人物があまりに多くて、関係性がこんがらないでもない。また、これだけの親戚が集まれば出来のいい人や出来の悪い人が出てきて当然だが、少々類型化していなくもない。
それでも、この作者の巧さに舌をまいた。
選考委員の宮本輝委員は滝口氏を「相当したたか」と評している。奥泉光委員は「傑作と呼んでいい」と絶賛である。
村上龍委員は「作品の視点・語り手の所在」の曖昧さに拘っている。選評では小津安二郎のカメラワークまで出しているが、この作品は小説だから成立したものだと思う。これを映像化するのはなかなか至難であろうが。もし映像化するならやはり孫の一人の知花が主人公になる視点になろうか。
選考委員は指摘していないが、問題はラストではないかと思う。
テレサ・テンのヒット曲が出て、一気にラストの場面になっていくが、このあたりは直木賞的になっている。
よく書けている作品は面白いゆえだ。それを突き詰めれば直木賞との境界がますます曖昧になるだろう。
この作品が直木賞受賞作といわれてもおかしくないものを持っていることは、この作品を落し込める理由にならないが、いい作品のさだめのようなものだ。
選考委員の数人が友人「はっちゃん」の挿話を買っていたが、私もそう思う。
その箇所の視点がとてもいい。
紙の本
記憶
2016/02/13 13:57
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投稿者:うえちゃこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「死んでいるはずの者」には5人の子どもと10人の孫がいるので、家系図を書きながら読んだ。
現代社会を映すある一族、一人一人の様々な記憶が蘇り、そして消えて行く。
不思議なお寺の鐘は、一体誰がならしたのだろうか、「死んだ者」が誰であったとしてもおかしくないように、鐘を鳴らしたのも誰でもいいのかもしれない。