紙の本
現実感はないけれど・・
2016/06/28 09:09
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投稿者:mugi - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めは興味深く進みましたが、途中から私の中の現実感は薄くなりテレビの番組を見ているような感覚になりました。音楽の表現はとても美しく、聞こえてくるようで、出て来る楽曲を実際に聴いてみたくなりました。
今回は旅のお供に読みましたが、ちょうどよかったです。長さ的にも。内容も。
紙の本
ほんわり
2017/11/27 09:07
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投稿者:HIRO - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか柔らかく面白かった。
紙の本
やわらかい
2017/07/30 14:06
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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまたま『蜜蜂と遠雷』の直後に読んだせいもあってか、音楽に関する表現が少し物足りなく感じた。でも逆に、平易ですんなり理解しやすい表現とも言えるので、音楽に詳しくない読者にも受け入れられやすいかもしれない。暖かくて柔らかくて優しい物語。原田マハさんの作品はやはり魅力的だ。
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うまいなあ
2016/03/11 00:14
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投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の原田マハさん、文章がうまい。変な違和感とかを感じずに、最後まで一気に読んでしまった。代表作ともいえる楽園のカンヴァスとは、まったく違うテイストだが、こちらも良作だと思う。原田さんの別の作品も読んでみたくなった。
紙の本
個人的にマハ作品では上位に!
2018/07/22 14:22
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽家を親に持つチェロを弾く高校生娘の話!家族に問題が起きると、すねたりひねたりするものだけど、主人公・和音(わおん)の友人、継母?、周りの人に囲まれて、成長していく姿がとても素晴らしく、数々おこる困難、問題もステキな愛情、愛に恵まれ解決してほっこりとして、素敵な物語でした。涙腺が弱くなった自分は、ウルウルしてしまいました。自分が読んだ、原田マハさんの作品では上位の本に入ります。
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二人の母親の強さと愛情が伝わるお話
2018/07/16 10:18
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽一家に育ち、子どもの頃にふといなくなった母親にショックを受けてチェロをやめて心を開かなくなった少女和音に、父親の海外オーケストラへ赴任、突然紹介された新しい母親との同居生活の話が舞い込みます。猛反発する和音をよそに、新しい母親真弓は型破りな接し方で、和音のココロの殻を少しずつ外していきます。ところが和音の16歳の誕生日を迎えたその日、いなくなった母親、真弓、父親に関する衝撃的な手紙を受け取ります。混乱した和音は再び心を閉ざしかけようとしますが、親友二人の言葉と真弓の心を知り、避けていたチェロと向き合い、いなくなった母親に音を届けようとします。
二人の母親の愛情と父親の不器用な愛情、親友の誠実で真っ直ぐな想いがお話にいっぱいつまっています。家族の誰かが大きな何かに向き合い、羽ばたこうとするとき、こんな風に支えられたらいいなと思うお話でした。
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楽器もジャンルも違えど、音楽に携わる者としてはなかなか共感できる内容で、涙が止まりませんでした。誰かに聞いてもらえるって幸せだよね。
「トワ」の意味もステキー。上手いな。
バッハのアリアが聞きたくなりました。私も好きな曲です。
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このような評価とレビューになるのは
私だけの特殊な事情によるのかもしれない。
私はトランペット奏者として
一時はプロになることを夢想した。
和音のように 私もまた演奏家が感じる
「永遠」の瞬間を知っている。
トランペット奏者になる夢は
叶わなかったが
別の楽器で 演奏家として
活動していたこともある。
楽器とひとつになる感覚もその幸せも
私はよく知っている。
でも私は 自分の夢を子供たちの夢で
置き換えるような…真弓の母みたいな
我執には とらわれることはなかった。
早くにトランペットをあきらめた私の
吹くトランペットの音を 子供たちは
聴いたこともないし 吹いている姿すら
見たこともない。
私は平凡に生き もうとっくに
音楽そのものからも
遠ざかってしまっている。
でも本当に人生は不思議である。
国内ながら コンクールでグランプリを
獲ったこともある娘は現在
とあるオーケストラの席が空くのを
待ちながら 演奏に磨きをかけるために
一日中練習に明け暮れている。
私もまた楽しみになってきた。
娘のあの輝かしいトランペットの
音がオーケストラに溶け込み
ひとつの音楽になる…その日の訪れを。
作者の紡ぐストーリーは
いつも素晴らしい。
でも かつてこれほどに
共鳴したことはなかった。
心震えるほどに素敵な人たちと
まるで奇蹟のように出逢えたことに感謝。
2019.8.4 追記
娘は2年前に 自分に欠けている音楽表現力を
身につけたいと ドイツに渡りました。
語学の習得とレッスンに明け暮れた2年間を経て
とある音楽大学のマスターコース(修士課程)に
入学することに。まだあと2年の音楽修行です。
本当の私は 「日本に帰らなくていい」と思ってます。
音楽にひたる人生は ヨーロッパでしか送れません。
でもそれは 娘が決めること。
素敵な人生は 本人の胸の中にきっとあるはずです。
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原田作品に外れなし。
あらすじ(裏表紙より)
「響き合う幸せを、音楽を愛する人々と分かち合うために。ふたりはチェロを弾き続けていたんだね」。世界的な指揮者の父とふたりで暮らす、和音十六歳。そこへ型破りな“新しい母”がやってきて―。親子の愛情、友情、初恋、そして実母との奇跡の再会。音楽を通して描くドラマチックな感動物語。
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ヒトはそれぞれ進む道を意思決定する際、偶発的かつ必然的なヒトとの出会いがあるということか。しかし、その前提となるのは、個々人の覚悟と勇気が不可欠だということ。厳しい芸術、とりわけ西洋音楽、クラシック、チェリストとなると、尚更・・・ということか。また、本書でキーワードともなる永遠(トワ)に込められた意味とは?
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最近、新刊の予告を見て発売日を待ち遠しく思う本が少ないなぁ。この本も読む本切らしそうになるところで、新聞広告や皆さんの感想を見て、やっとこ手にした。
国際的に有名な指揮者の父と昔は高名なチェロ奏者だった母。母が出奔した後、父に育てられた主人公の和音。父がボストンへ行くことになりひとり日本に残ることにした和音の前に、“新しい母”が現われて…という展開。
登場人物がみんな良い人で、それぞれに環境や才能に恵まれて、そんな貧乏人からすると僻みたくなるような設定やら、真弓さんに次々と降り掛かる不幸が如何にも作り話作り話していて、佳い話なんだけど、何だか子供向けみたいな印象ね。
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三組の母と娘、友人、父と娘、人の結びつきに音楽が色を付け流れを変える。私の中の音楽も誰かの心に響かせることが出来るだろうか。
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あっという間に読んでしまった。
著者の本は楽園のカンバスくらいしか読んでいないが、話の流れを遅くする蘊蓄もあまりないし、頭の中で映像化しやすい文章。会話などもテンポが良くていい感じ
少々先読み出来てしまう感はあるが、万人にお勧めできるいい話である。
暗い小説が多い昨今、貴重。
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わかってたよ、わかってたよ。これはぜったいアカンやつだって。
化粧もしないで、無音の世界で、一気に読みました。鼻水垂らして涙流して、みっともない顔になって読む本は貴重です。アリアがちゃんとわたしの耳に聞こえました。
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気づくことができるか。
見つけることができるか。
感じることができるか。
いま、何をすべきか。
何をすれば、うなずいてもらえるのか。