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魚住久江シリーズの第2弾。前回は短編だったけど、今回は長編でした。嬉しいな。
中国人女性・瑶子と村瀬の純粋な愛情が辛くて、儚くて、それでいて温かくて。人が忘れていたものを思い出させてくれるような、小さな灯のような2人に心が痛くなる。両手で大事に包んでも指の隙間から漏れていってしまうような、そんな愛。
一方で副島の悪態が鼻につく。読んでいて、言葉は悪いが胸糞悪い。
このシリーズは派手さはないけど、女性ならではの気遣いがある警察官の話で好きなのよね。続編求むー。
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大人の恋愛小説と言ってもいいのでは?というくらい、大人たちの恋が溢れています。
一方は、両想いの二人にどうしようもない大人が横槍を入れるという展開ですが、もう一方は、これから先が気になる状態です。魚住さん、モテ期です。峯岸くんが1番、恋愛上級者で大人な気がします。
犯罪の部分は、誉田作品なのでもちろんエグい部分あり。
姫川作品は、憎悪や事件の内容や警察内での力関係の方が際立ってきますが、人を大事にしたいという魚住さんは、人間の物語で話が進んでいく気がします。女刑事でも、性格が違うと、事件の捉え方や考え方も違うのでしょうね。
スリルのあるミステリーを読みたい方よりは、スリルの間にほっこりしたい時に読みたい作品です。
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殺された(暴行された)と思わせるため、自ら(嫌々ながら逆らえず)手首(指)を切断する・・・
1度使ったパターンだけど、愛するものを守りたいため。
やっぱり最後まで、一気読みしてしまいます。巧いなぁ。
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或いは本作は…「魚住久江が村瀬という男の人生と交錯する物語」なのかもしれない…そして“事件”だが…正しく「意外な展開」になる。最終盤近くまで、「事の次第」は読み手としても推理し難いようになっている…正しく「そう…来たか…」と思った…
題名の“ドンナ・ビアンカ”…多分イタリア語で、「白い女」という意味だと思うが、作品の中で「思い当たるモノ」も在る。是非、本作を紐解いて探ってみて頂きたい…
本作は、同じ作者による『ストロベリーナイト』シリーズのように「凄惨な事件に立ち向かう刑事達」というタイプの物語ではない。「事件関係者を(色々な意味で)救いたい」という、真摯な熱い思いを心の底に秘めたベテラン女性捜査員が奔走するという物語だ…作中の色々な人物達…「知り合いの誰か」やら「自分自身の一部」に何処となく通じるようなものも感じられる中で、物語は展開する…非常に惹かれる…
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「ドンナ ビアンカ」ってどういう意味だ!?
白い女性です!
ビアンカ?
フローラはいません!
3人目は名前も覚えてません笑
捜査一課を捨てた!
わかりやすいなー。
そう、
生きている誰かのために刑事でありたい魚住さんのお話し。
やがて、
姫川と仕事をしないかと願っている僕。
インデックスには魚住さんの名前が出てきてるから期待してます!
今回は誘拐事件ですね。
こりゃ、
死んでる人のための事件ではなく、
間違いなく生きてる人の事件なんで、
魚住さんが活躍しなければならないやつな!
武士道シリーズみたいに、
1話目が魚住さん視点で、
2話目が村瀬さん視点って交互にお話しが進みます。
副島と村瀬が誘拐されました。
身代金の要求額は2000万円。
村瀬の上司が副島で、
村瀬が仲良くしている中国人のキャバクラ嬢の瑶子を囲ってるのが副島なんです。
でもでも、
のちのちに村瀬と瑶子は結婚するんですよ!
三角関係ですなぁー。
かなり、
複雑な三角関係ですなぁー。
どうやら、
瑶子は何も知らないみたいですね。
犯人は誰だ?
って、
もう最初っからわかります笑
何がこの話のメインかって白い女性ですよ。
瑶子に萌え萌えする小説なのです!
つか、
本当に誉田さんの書く女性ってかわいいですよね。
実際に、
中国人女性と結婚してるか、
愛人がいるんじゃないかと思いますがどうなんでしょう笑
つか、
たかはしでデートしたいですもん。
メールもしたいわ!
しかし、
生米っどうなんでしょうと思いつつも、
ちょっとわかってしまう僕もいたりして?!
そうそう!
知らなかったのが偽装結婚って犯罪なんですか?
証明するの難しそうじゃない?
結婚する気がないから、
お金がもらえるならいいんじゃないか?
と、
思ってたけど犯罪ならアカンわぁ。
誉田さんの小説にしては、
あまり痛いシーンがないと油断してたら後半にきた!
指を落とすとかヤクザか?!
姫川に比べれば痛いシーンが少ないのでそれはそれでありかな?
ドルチェに続き、
恋愛刑事ものシリーズみたいですな。
個人的には峰岸君が頑張れ!
と、
思いますね。
むさいの好きじゃないんで。
次のシリーズってもう書かれてるのですかね?
ずっと、
恋愛で書いていくのはいいとして、
魚住さんに合う事件って誘拐以外にもあるのかな?
設定に苦しまなければいいんですけどと、
心配なうです!
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どうしようもなく生きてみること。
ただ純粋に生きてみること。
手順を踏まなくては前に進めないこと。
まっすぐな想いを届けるためだからこそ
回り道をすること。
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ハラハラも、ほっこりも、愛も、全部入ってて読み終わったときの満足感が高かった。個性的なキャラもよい!!
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誉田哲也の魚住久江シリーズ第2弾
今回は誘拐事件を長編で描いています。
この世界観にずっと浸っていたい・・・大好きなシリーズなので、ゆっくりと噛みしめるように読みました(^_^;)
大満足の満点評価です!
あー早く続編が読みたい・・・
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誉田作品っぽさが随所にあるけど
なんかちょっと優しい感じがした
姫川シリーズにある「容赦なさ」がない
いつもならそれにやられて「なんでぇぇぇぇ」
って泣いていたのに、それがなければないで
物足りなさを感じています
すっかりファンですね
文庫化するまで、知らなかったこの作品
ドルチェと合わせてドラマ化もしているらしい
誉田作品も全部集めるかな~~
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久しぶりに誉田哲也の作品を手に取った。いつ以来だろうか。「ジウ」か「ストロベリーナイト」のどちらかだったと思う。基本的にはホッとさせられる?警察小説。前作に遡って読んでみよう。
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ストロベリーナイトの姫川玲子シリーズがハードだとすれば、こちらの魚住久江シリーズはソフトと位置づける事ができると思う。
魚住シリーズも凄惨な描写はもちろん、ある。
だけれど、その描写の合間に主人公の魚住の人間味に溢れた(人情的と言ってもいいかもしれない)感情を現す文章だったり、恋愛模様だったりが物語全体に暖かみをプラスしているので読後もさほど嫌な思いはしない。
私はこのドンナ ビアンカから読んだのだけれど、普通に楽しめた。続編、ぜひ出して欲しいです!誉田さん、お願いします!
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ヒロコリンからのおすすめ本。ヒロコリンに薦めたのはおいしいごはんを作ってくれる相方さん。
なるほど女子にも読みやすい恋愛絡みの警察モノでした。珍しい。
最後、不安を惹きつけておいてホッとさせてくれるというのがなんとも拍子抜けしたような、でも良かったなぁというか、読後感は良かったです。
また積読本がなくなったら同じシリーズを読んでみようかな。
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事件も恋愛も内容がしっかりあっていい。
ほんのり誉田作品らしいエグさもあるし。
村瀬と瑶子が幸せになれればいいな。
専務がホントイラつく。
感情移入するだけ上手に書いてるってことだな。
魚住・金本・峰岸の今後もものすごく気になる。
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警察モノだけれど、それだけではない物語。恋愛モノともいえる。その2つのストーリーが交互に流れていき、やがて1つに。事件の方は手口などは早い時点で予想が付いたけれど、それがどのように解き明かされるのかということに興味がわき、巧妙な展開でじっくり読み入った。
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誉田哲也のドンナビアンカを読みました。
練馬署のアラフォー女性刑事魚住久江が主人公の警察小説で、ドルチェの続編でした。
今回は練馬で起きた誘拐事件が舞台です。
捜査本部で捜査を行う久江たちと、被害者の男性が事件に巻き込まれていく経緯が交互に語られる形式で物語がすすんでいきます。
捜査本部には隠密に捜査をしなければならないための苦悩があるし、被害者の男性にはまた別の苦悩があります。
久江たちのパートの最後に久江の独り言が挿入されていて、それがこの小説のトーンを決めています。
久江と元同僚の金本や現同僚の峰岸の掛け合いも面白く読みました。