紙の本
期待してたんだけど
2016/03/07 23:25
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投稿者:ひろこしゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「書店ガール」が好きだったし、食べ物と人間のほっこり物がマイブームなので迷わず購入したものの少々期待はずれ。
出てくるレシピがグルメではなく、すぐに真似できるような身近なもので優しい温かさが伝わってくるのが良かった。
食にまつわる人の話はスッキリしないというか読後感の悪いものが多くてモヤモヤしたものが残る。
2ちゃんねるのまとめサイトで読んだことがあるようなデジャブ感なのもマイナス。
明らかに続編を意識したような終わりになってるけど続きは買わないだろうな。
紙の本
ちょっと無理があるような
2024/03/28 23:51
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「菜の花食堂」で料理教室も開催している靖子先生。
日常で起こるささいな出来事の謎を先生は鋭く解きほぐしていく。
いわゆる安楽椅子探偵ものです。
靖子先生の推測が当たりすぎて不自然な気もしました。
日常ミステリものとしてはちょっと物足りないかなぁ。
紙の本
ワンオペは無理よ
2023/08/22 14:45
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ランチだけの営業とはいえ、一人で回すのは無理。
お店の休みが週1で、月に2日料理教室って、全然休み無いじゃん。
紙の本
町の小さな料理教室を舞台にした日常の謎。
2018/11/20 19:13
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投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店ガールの作者さんだそうです。
そちらは未読ですが、なるほど、気楽な読みやすさで
売っている方とお見受けしました
……ちょっとひっかかる書き方ですみません。
日常の謎は意外性がありますし、料理教室が舞台なので
メニュー描写もおいしそうです。
探偵役の先生もおっとりとした京風美人感を発していますし、
主人公は貧乏派遣社員でけなげさをかもし出しているという。
ようするに、おいしい設定てんこ盛りのテンプレ小説に
感じてしまうのですね。
ああ、思いっきりけなしてしまいました。すみません。
でも、するすると読めるうえ、内容も楽しめる作りなのは
間違いないです。
ただし読速は通常の三倍、
疲れたあなたに一服の清凉水という立ち位置です。
全部で六篇の連作短編集です。
料理教室で助手を務める優希。
先生を手伝いながら、授業のレシピをPCでまとめたり、
食材の分量を量ってみなさんに伝えやすくしたりする係です。
主宰する靖子先生は本物のシェフで、自らのお店である
菜の花食堂を月に二回お休みにして料理教室を開いています。
開催回数が少ないのに評判を呼び、
教室はいつも予約で埋まっています。
先生が目指すのは簡単で実践的な料理。
だから長続きもするし、リピーターも多いのです。
ところがある日、料理上手だった生徒の一人が
突然お休みしたのです。
結婚を控え、真剣に料理に取り組んでいた矢先のこと。
優希の心に、違和感がじわじわと広がります。
そしてある日、会社の昼休みに入ったレストランで、
生徒と結婚予定のはずの彼氏と偶然出会います。
もちろん、隣には知らない女性が立っていて。
どうです、テンプレ全開でしょう。でも続きが気になるんですよ。
登場人物たちの人間性のゆらぎが少なく、謎と料理を
井戸端会議風にわーっとぶちまけちゃう作品です。
だから再読は厳しいのですが、楽しく読めることは間違いないです。
疲れた時のほっと一息にどうぞという一冊です。
お風呂で読むのもいいのかもしれません。
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料理と謎解きって似てる。目の前にある素材と知識、そこにヒラメキと愛情をぱらぱら。はい、おいしい料理と謎解きの出来上がり。
靖子先生の作る料理はどれもおいしそうで、しかも特別なモノは必要なく、すぐに家でも作れちゃう。で、こんな料理教室に私も通いたい!通って謎解きを教えてもらいたい(違っ
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ほんわり優しい靖子先生が素敵すぎる。
ちょっと、ミス・マープルを思い浮かべちゃった(笑)
料理もとってもおいしそうだし。
あんな素敵な食堂が近くにあったら、自炊を基本としていても、ついつい通ってしまいそう。
最後が、あそこで幕切れなのも、うまい!
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料理と日常ミステリー。
よくある素材です。
ひとつひとつのエピソードも
何となく後味の悪い解決が多かった。
最後のメインエピソードも
尻切れトンボの終わり方で
明らかにシリーズ化が見えてます。
まあまあ好きな作家さんだったので
衝動買いしましたが
読まなくてもよかったかな。
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食堂を営む女性が定休日に月2回だけ開く料理教室で生徒の日常の謎を解くほのぼのミステリー。
食堂よりもイメージはカフェ寄りかな。
料理教室と言っても、年に数回しか作らないような気張ったものでは無く帰ってからすぐに作りたくなるような日常の料理なのがすごく良い。季節の野菜をふんだんに使う普段の料理だけども、ちゃんと手間を惜しまない丁寧な料理が美味しくないわけがない。優しくないわけがない。それが一番正しい。
誰かのために丁寧に作るのは当たり前だけど、自分の為にこそ美味しいものを作るって言うのは本当に大切なことだと思う。まずは自分に優しくならなきゃ。
雰囲気もすごく良いのでもっと料理の描写がもっと沢山あったら良いのになぁって欲張ってしまう。
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出てくる町や駅が身近でよく知っている所なので、お店の周辺の街並みが想像できてニヤニヤしてしまいました。
ケーキのお話は、職場仲間がとことん意地悪で辛かった。書店ガールでもこういう場面あったかも。親しい先輩の退職時の騒動も救いが無くて辛い。
その他は読みやすくて、完成した料理を思い描きながら楽しみました。靖子先生の優しさが心に沁みます。
体に良いもの、食べたいですね。
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先生の料理に対する思いがとても素敵です。
おっとりとしているようで核心をとらえ謎や悩みなどを解決してしまう先生の手腕がみごとです。
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【収録作品】はちみつはささやく/茄子は覚えている/ケーキに罪はない/小豆は知っている/ゴボウは主張する/チョコレートの願い
*最終話がやや急ぎすぎの気はするが、温かい連作。
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食堂で行われている料理教室の話。
著者は「書店ガール」を書くときもかなりの数の書店の取材をしたと記憶しているけど、今回は全く違う料理の話。しかも詳しい。
最後の作者の紹介を読んで納得。「江戸東京野菜コンシェルジェ」の資格を取得しているという。
凄いバイタリティのある人なんだなぁ。
靖子先生が素敵な方で、主人公が先生によって成長していくというお話。食堂の方も覗いてみたくなった。
2016.6.4
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「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。オーナーの靖子先生が優希たちに教えてくれるのは、美味しい料理のレシピだけじゃなく、ささやかな謎の答えと傷ついた体と心の癒し方…?イケメンの彼が料理上手の恋人に突然別れを告げたのはなぜ?美味しいはずのケーキが捨てられた理由は?小さな料理教室を舞台に『書店ガール』の著者がやさしく描き出す、あたたかくて美味しい極上のミステリー!書き下ろし。
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「はちみつはささやく」 「茄子は覚えている」 「ケーキに罪はない」 「小豆は知っている」 「ゴボウは主張する」 「チョコレートの願い」
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こだわりの食材で丁寧に作られた料理を出す菜の花食堂。オーナーの下河辺靖子先生が、月に二回開いている料理教室にはさまざまな人が集まってくる。まずは、助手として働くことになった私こと館林優希も実はある事情で靖子先生に助けられたのだった。婚約者とうまくいかなかったり、友人関係が歪だったり、歳の差婚の決断ができなかったり、家族関係に悩みがあったり、料理教室に通う生徒たちもさまざまな事情を抱えているのだが、言葉の端々やちょっとした仕草から推理した靖子先生のアドバイスで、絡み合った事情が少しずつ解きほぐされていくのだった。そして実は、靖子先生自身も家族の問題を抱えていて、優希は少しでも役に立ちたいと思うのである。含みを持たせたラストなので、続編が期待できるかもしれない。靖子先生にもぜひ幸せになってもらいたい一冊である。
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小さな店でお料理教室をする先生と助手、生徒さんたち。
丁寧に料理を作りつつ、身近な困りごとを解決していくお話で、和みました。
東京郊外の古い町並みにある~菜の花食堂。
休業日に月2回行われる料理教室は大人気なのです。
オーナーの靖子先生は、さりげなく料理の基礎を取り入れながら、日常的に作りやすくて美味しいレシピを教えてくれるのですから。
婚約者に自慢の手料理を食べてもらったら、別れを告げられてしまった?
初老の男性が苦手だった茄子の、唯一食べられた料理とは‥
頼まれて買ったケーキが捨てられた背景には何があったのか。
元気なおばさんの不審な行動の理由は?
助手の優希は、職を失って困っているところを、たまたま靖子先生に助けられました。
かっての同僚に引っ掻き回されたとき、あとでバッサリ切ってくれる先生がかっこいい。
優しくて細やかで鋭い、しっかり者の先生は、出来すぎなぐらいですが~
意外なことに実の娘とは上手くいっていない。
子供が自立しようとするとき、出来すぎな親は実は厄介な難題なのかも?
それも解決へと向かう方向で、終幕へ。
ほのぼのする読後感で、とても素敵でした☆
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料理教室で起こるちょっとした出来事。料理教室の会話や料理に解決のヒントが。出てくるお料理が丁寧で美味しそうで、なんか身近な感じがする。俄然お茄子の煮浸しなんか食べたくなった。
先生にもアシスタントにも人生あり。ほのぼのとした読後感。