紙の本
東日本大震災の復興はまだ遠い
2022/10/28 23:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボロ泣きするほどではないけれど、読みながら目がウルウルしてくるような7つの短編。東日本大震災後の様々な人たちの複雑な心の内を実に見事に描いている。遠く離れた都会で、計画停電ぐらいの不便さしか経験していない自分には、被災者の気持ちなど到底想像が及ばない。いつまでも行方不明者のまま死亡届を出せずにいる遺族。3月以前の日付が載ってるカレンダーを欲しがる被災者。写真やDMなどに亡くなった方の生きていた証をたどる人たち。悲しみを乗り越えて希望を持って生きてほしい。「記念日」は今年、鎌倉女学院中で出題された。
紙の本
面白いです。
2017/09/01 21:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こねこママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供が、一部をどこかで読んで、面白かったから買ってくれと言うので買いました。喜んで読んでいます。本の好きな子にはオススメです。
紙の本
東日本大震災
2023/04/01 09:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災では、体感したすべての人の周りでこういうこと……あったのかもしれません。どれも、心が痛むお話でした。読んだのは、ちょっと前で、まだ、東日本大震災のあと数年という時期だったので、余計……
投稿元:
レビューを見る
「トン汁」が好きだったかな。もやしが入ったりショウガが入ったり、変わっていくのは前に進んでいる証拠。後ろを振り向いてしまうことや悔やむことも多々。それでもまた春がやってくる。そのたびに強くなってる。
投稿元:
レビューを見る
涙腺緩ませ成分配合(多)
私のような、被災地から遠い地方に住む人間に、あの「厄災」との接し方の「間合い」みたいなものを示してくれているような気がする。
まずは、忘れないこと、かな。
投稿元:
レビューを見る
あの日、あの日以降の時間を振り返ると、いろんな感情が渦巻くけれど、
こうして、作品としてあの日のことが、人々の心に残るのならば、良いのかなと思います。
重松さん、ありがとう。
投稿元:
レビューを見る
読んでみて、あらこんなテーマだったのね…と独りごちた。
涙を零してしまったから「記念日」が白眉になるのかな。
投稿元:
レビューを見る
読んでないと思ったら、読んでました。六年前。
胸にじわっときてハンカチを取り出し目元をぬぐう。
故郷に帰れない人たち、故郷に変えることを諦めた人たち。今、少しでも微笑んでいますか?
2016年4月18日 一回目 読了☆☆☆☆
トン汁/おまじない/しおり/記念日/帰郷/五百羅漢/また次の春へ
東日本大震災から1年半の間に書かれた七つの短篇たち。
九州の地震で被害を受けた方々の気持ちが偲ばれる。崩れた建物や山の映像を見ると阪神淡路や広島の映像を思い出す。コンビニやコンサート会場で募金箱を目にすると、少しずつでも協力したいと思う。
投稿元:
レビューを見る
あの春に変わってしまった人たちの短編集。
あれから5年。
誰もが何かを思う日。
過去を見ている人も 未来を考える人も。
それぞれの立場があって いろいろな想いがあるけど
少しでも人と寄り添える日になったらいいな。
投稿元:
レビューを見る
「トン汁」と「おまじない」が好きかな。
うちの実家もトン汁にはモヤシを入れてたと思うけど、入れないとこの方が多いのかな。
文庫のためのあとがきがいちばん沁みた。
投稿元:
レビューを見る
【「あの日」の涙を抱いて生きる私たちの物語集。】同じ高校に合格したのに、浜で行方不明になった幼馴染み。彼の部屋を片付けられないお母さん――「あの日」からの鎮魂と祈りの七篇。
投稿元:
レビューを見る
以前は文庫化されればすぐに手を出していた重松さん。最近は少し躊躇するようになりました。
一時は官能小説などにも手を出して、変わろうとする姿勢を見せた重松さんですが、結局戻ってこられて、もともと多作な作家さんですからどうしてもマンネリ感が出てしまいます。
この本もどうしようかと悩んだのですが。。。。
でもやはり、読めば心地良く。
最近になっていろんな人が書いている3.11。重松さんらしくしっかり取材をして、それを元に真正面からではなく、少し狭間と言えるような視点で描かれる物語。
思わずグッとくるところがあります。
投稿元:
レビューを見る
東日本大震災に関わった人々の物語。
→https://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-12154207444.html
投稿元:
レビューを見る
悲しみはある。
ないと言えば嘘になる。
けれど、
悔しさやむなしさは抱くまい。
そう、自分に言い聞かせる。
投稿元:
レビューを見る
今やっている朝ドラのヒロイン、常子の名は、百人一首「世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも」から、何でもない日常を大切に、との願いを込めてつけられています。
何でもない日常を大切に、言葉にしてしまうと、当たり前のように流れてしまいますが、それが崩れてから、心に沁みる。そんなことを考えながら、読んでいたら、朝の電車でボロボロ泣いていたり。