紙の本
小川さんのお話は羊
2016/02/04 22:23
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
小川洋子さんのお話が読みたくて。名前の漢字の動物の物語。小川さんは洋子の「羊」。どうしてこうも、となりの世界のような雰囲気を出せるのだろう。日本なのか外国なのかもわからない。でも手が届きそうな空間を醸し出す。白い羊から生まれた黒い羊。そして流れで育てることとなったある女性の話。女性の素性、全部はわからない。のけ者のような扱いでも、町の子供たちには愛されている。子供たちの面倒を見ている。黒羊とこどもたちのお陰で女性の最期は盛大になった。他作家陣、全員初でした。お話もまあまあ。やっぱ「小川さん一択」で読了。
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むーん、これは、ちょっと・・・。
私にとっては、小川洋子さん以外どうでもいい感じでした( ̄ω ̄;)
『Wonderful Story』と同企画ですが、あちらが面白かっただけに期待したのに残念。。。
「馬の耳に殺人」東川篤哉★★
「幸運の足跡を追って」白河三兎★★
「キョンちゃん」鹿島田真希★★
「蹴る鶏の夏休み」似鳥鶏★★★
「黒子羊はどこへ」小川洋子★★★★
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2016/02/22
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複数著者のオムニバス。どうぶつたちの不思議な話。
主役となっていうかどうかは作品によりマチマチ。
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前に名前に犬にちなんだペンネームに改名した5人のアンソロジー、wonderfulstoryが面白かったので、こちらも手に取ってみましたが、んー。期待はずれかな。
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題名に惹かれたのと小川洋子さんの作品が
入っていたので、他の作者は知らなかったけれど
読んでみた。贈り物という主題からどうぶつに
関する厳かな物語かなと勝手に思い込んでしまって
読んだ後はがっかり感が大きかった。
どの話もミステリーっぽいのだけどそれほど
驚きのない展開で、読んで損したと思わせる。
馬に関する話はコミカルミステリー
ウサギに関する話は得体不明の美貌のフランス人が
出てくる乙女系ミステリー
鹿に関する話はキョンちゃんとはどんなこなのかという
どんな人が出てくるのかなと期待を膨らませるために
話を引っ張りに引っ張った人物ミステリー
鶏の話はここまででもう読む気がせず飛ばして未読
最後小川洋子さんの羊の話だけは厳かな感じもあり
小川洋子さん独特の世界観でよかった。
作者の名前に動物の漢字が入っているからって
のわざわざ一冊にまとめる必要がないような。
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最初の「馬の耳に殺人」(東川篤哉)は、まあこんなものかな?と読み終えたのだけど、二篇目三篇目と進むにつれ、どうにもつらくなってきた。どこがおもしろいのかわかりません…。
そういう気分だったせいか、楽しみにしていた(というか、途中からこれに早くたどり着くためだけに読んでた)最後の小川洋子さんの「黒子羊はどこへ」まで、いつものようにその世界に浸れず残念。静かで不穏な小川ワールドはやっぱり明らかに別格で、こういう企画ものじゃない形の方がいいなあ。
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5人の作家による動物に関連する不思議なおはなし。
小川洋子の「黒子羊はどこへ」は、わりと好きだった。他は、私の好みではなかったので☆二つ。
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動物主役のアンソロジー
犬主役も読んだ記憶あるなぁ。それに負けないほどこれも感性に触れなかった。最初の馬物語があまりにくだらないので続きを読む気になれなかったので、途中放棄だ。しかたないかな。
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名前に動物が入っている作家5人の短編。
小川洋子『黒子羊はどこへ』だけ、文章力が際立って美しくて、そこだけ違う世界に思えた。
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ペンネームに動物の漢字が入っている小説家たちによる
動物にまつわる話。
田舎町での殺人事件、殺された経営者と消えた従業員。
残された馬、馬と会話に成功した女子高生と解決への糸口。
(東川篤哉)
母の占いを怪しげなフランス人と乗り越えるべく
依頼者の消えたウサギの行方を探すまで。
(白河三兎)
山に魅了されてどこかずれている山野が
運命の人だと信じ始めたキョンちゃんの正体。
(鹿島田真希)
白いカラスを探すために張り込んでいたのが
鶏の活躍で、小銭ドロボーを捕まえることになった高校生。
(似鳥鶏)
黒子羊に呼び寄せられるように集まった子どもたちと
なにもかもが死んでいく過程。
(小川洋子)
東川さんの馬がしゃべるのが、しょっぱから面白かった。
ウサギの話は終わりが、すっきりしない感じで、、、
鹿島田さんのは相変わらず(?)の変態と狂気すれすれ感がたまらない。
アンソロジーっておもしろいなー。
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ペンネームに動物の名前が入っている作家陣による、アンソロジー集である。馬・兎・鶏・鹿・羊の5匹にまつわる作品が収録をされている。有名な作家陣たちなので、ハズレの作品はない。動物好きにはたまらない。苦手な作家も居たのだが、あまり気にせず読めたので良かったと思う。もっと、読みたい!そう思える作品たちばかりで本当に良かった。
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「馬の耳に殺人」東川篤哉、「幸運の足跡を追って」白河三兎、「キョンちゃん」鹿島田真希、「蹴る鶏の夏休み」似鳥鶏、「黒子羊はどこへ」小川洋子
五人の作家による5編のどうぶつの物語。
登場どうぶつやストーリーはそれぞれなのに、どこか共通する美しさや哀しさやユーモアがある。
作家紹介のイラストもかわいいし、初めての作家さんの略歴になるほど!と、自らの好きのルーツを発見。感慨深く星加算。
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洋行(洋子)帰りの不思議な羊シュルレシュルレと草を食む……
ちょっと企画が無茶でしょ、まるで実行委員のコネでユーミンが来る学園祭みたくそこそこのメンバーそろえても前座が悲惨なことになっちゃってる。
馬はふざけすぎ、兎は軽やかなダッシュ虚しく失速、鹿は巧者なのだが作風がカメレオン、唯一の対抗はさかなくん鳥バージョンの鶏かな、こいつは結構面白かった。
そして大本命の羊は言うまでもなく…その世界観は最早芸術の域でピンと背筋が伸びるような感動が味わえる信頼のブランド。
あまりのシュールさに手の届かないところに行ってしまわぬか不安になる程、安部公房にはならないで下さいね小川さん
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名前に「犬」の字(ばかりでもないけど)が付いた作家だけで作った小説「Wonderful Story」も面白かったけど、それの色々動物シリーズなのかな?
いきなり面白い話が続いたのですが、代表作(?)の位置づけとなる小川洋子さんの話には「えっ?」と思いました。
ちょっとほかの話とトーンが違い過ぎて、一緒に掲載する意味が分からないという感じでした。
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「鹿」島田真希、白河三「兎」など、ペンネームに動物を持つ作家たちが、それぞれの動物にちなんだ物語を紡ぐ。『Wonderful Story』みたいで面白そうと手に取ってみたけれど…。似鳥鶏(この人、名前に鳥と鶏、二つも動物が入ってるじゃないか!)の「蹴る鶏の夏休み」が一番面白かったかな。探偵役の高校生がちょっと出来過ぎだけど。カラスの頭の良さに驚かされた。