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本を読む、と聞くと小難しいのはヤダなぁとか、よおわからん読書は、とか言われるけど。このTourBookにあるように、本を読むのはその先にいてはる人に出逢えるからで、またそこからいろんな人に出逢わせてくれるからで。だから文字を読むという意識はなく、その人の話を聞いたりやり取りをしたり。今回の旅のおともにぴったりでした。
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LGBTブックガイドとあり、LGBTを扱った小説(物語)が紹介されているのかと思いきや、それだけに留まらずLGBTの歴史や制度改革の運動などの本が紹介されていました。しかも単なる本の紹介ではなく内容の要点が記されているので、この本を読むだけでも過去から現在に至るLGBTの流れ、そしてそこにある問題点が見えてきます。
マイノリティの問題を扱う時に、マジョリティと同じにすればいいという訳ではなく、マイノリティがマイノリティのまま不自由なく生活できること(生きること)ができる世の中こそ目指すものなのでしょう。それはマイノリティが優遇されることではなく、マイノリティに対する目を忘れずに持つことが、全ての人にとって生きやすい世を作る礎となることを意味します。
LGBTという表現は今や定着しつつありますが、便利な言葉となったが故の問題もあるでしょう。つまりは何でも「LGBT」と表わせばそれでいいという感覚。本来性的少数派を4つに区分することはできず、またこの4つにしろ全く別の意味を持っています。よくあるのが「20代のLGBTの男性」のような表記。こういうのに出くわす度に、え?どういうこと?と困惑します。アルファベットで表わすことによって曖昧にしてしまっているのでしょう。ハッキリと口にしない変わりの隠語みたいな使われ方に気持ちの悪さがあります。
そのためには「LGBT」とは何を表わすのか、そのことを知る必要があるのでしょう。「私たちとは違う何か」と線を引き区分するための言葉にしないためにも。その手助けとなる本も紹介されています。
またここではまんがを含めて創作(物語)も紹介されています。それは性的少数派が生きるためのロールモデルとしての役割を果たすものかも知れません。マイノリティは周りを見渡してもモデルとなるものが見付けにくいものです。そんな中で同じ境遇(もちろん全く同じではないけれど)の人物の姿が描かれるのは心強いものです。他者の生き方に共感する。たったそれだけのことも難しくある。だから物語はそんな人たちの力となるのでしょう。それはもちろん実在の人物を紹介したものも同じ。やはりそこに物語があり、その物語に救われることもあるのでしょう。
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ゲイセクシャルとレズビアン、どうしてわざわざ分けるんだろうと思っていたけど、ちゃんと理由があるんだ。レズビアンの歴史の本を読んでみたい。
パレード内でも男性が女性を差別してたのか。なにやってるんだ?
Aセクシャルについてのエッセイがあったから借りてきた。樹村ゆーかりさんだって。
モーションをかけられるのをすごく不気味に感じる感覚分かる。苦痛でもあるけど、それってAセクシャルってこと?それが好きな人だったら素敵だろうなぁと思うんだけど、それはAセクシャルっぽくない…。グレイセクシャルが近いのかなとも思うけど、よくわからない。性的マイノリティの中の、さらにマイノリティの人達について書かれた本はないのかな?
それはともかく、樹村ゆーかりさんのツイッター見たら、アイコンやばいからフォローはしないでおこうと思った。
ゲイ文学のブックガイド、前読んだ後に、そう言えば読みたいと思う本をまだ読んでない?よね?そのうちでいいか。
トーベ・ヤンソンがバイセクシャルだったのには驚いた。レズビアンだとばかり。
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この本は、LGBTとは何か?という所から、LGBTを支援してくれる人向けの本まで色々な本の紹介をしている本です。LGBTについて興味関心を持ってくださった方が読むのにちょうどいい本を紹介しています。
自分自身でも読んだことのある本、また読みたい本を紹介してくれることで、図書館に行く意欲がわく本です。漫画など図書館ではリクエストできない本も掲載されてますが。
自分が読んでいて集めている漫画で「きのう何食べた」よしながふみ著「花伽藍」中島可穂著など出て来ましたけど、それ以上に読みたい本がズラズラ出てきて、図書館んにリクエストする本が増えそうです。
LGBTは選定性、後天性っで”なる”ものではなくて、同性を愛する自分、性別に違和を感じる自分を「自分は自分だし。」と受け入れることが大切と思う本でした。読んだことのない本で読みたい本をメモったら、相当な数になりました。自分もまだまだ甘いです。
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【教育学部図書館リクエスト購入図書】
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB2057814X