紙の本
どうかな
2016/05/13 14:30
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投稿者:レノキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
Low Driveまでが、つまらないし、話が長すぎで飽きる。
Parkingから、面白く読めたけど前半が苦痛に近かった。
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まさかの車!
最近の伊坂さんはその世界観に入り込むまでに時間がかかる。
一度入り込めばもう止まらないけど、そこまでが今回は長かった、、
でも間違いなくおもしろい作品
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緑のデミオ(緑デミ)とその所有者・望月家が巻き込まれた、二つの事件を軸に進む物語。
駐車場でのんびり隣家のカローラと世間話していたかと思いきや、謎のフード男に盗まれたり、片側1車線道路を逆走したりと、クルマも色々大変だ。所有者贔屓だったり、他のクルマ達を思いやったり、貨物列車を尊敬したり、人情味(?)溢れる緑デミにいつの間にか愛着が湧いてくる。
時折、自分という存在がいなくなった後の望月家に思いを馳せる緑デミに、胸がきゅんとした。だからこそ、このラストはとっても大好き!
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久しぶりの伊坂さん。”陽気な〜”とか”チルドレン”に近いニュアンスを感じる。亨くんのキャラクタが良い。
ただちょっと中だるみ感はあったかな。読み進めるのが辛かった。最後の〆も伊坂さんらしくない感じがした。ほっとする終わり方なんだけど。。
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途中からワイパー動きっぱなしでした。
由紀夫ファミリーとの絡みはもっと欲しかった。
絶対細見氏と勲さんなら気が合うに決まっているのに!
「残り全部~」の検問エピソードも判りやすくて嬉しい。
また読み返したいな。
初版限定掌編のファイアーバードには吃驚。そこも出しちゃっていいんだ!?と(笑)
阿部和重さんには許可をとっている、ということなんでしょうかね。
もっともっと緑デミ・ザッパと亨たちの活躍を見たかったなぁ。続編希望です。それも亨は大人になる前の話でお願いします!
で、ラストにはやりすぎだよ~!と思いつつも泣かされました。
「やあ、ザッパ」
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車目線で語っていく奇妙な物語。
車社会での噂話は人間社会よりも深いかも…
主人公の緑のデミオの持ち主、望月家は父親を亡くした母を始め長男、長女、次男の3人の子供がいる。
ある有名女優とたまたま出会ったことがきっかけで、動き始める人間関係。
なかなか面白かった!
2022.3.16
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以前、別の作家が冷蔵庫を擬人化している小説を読んだけど、比べものにならない程、この本は面白い。
ただ、土地柄なのか輸入車の登場が少ないのが残念。
もちろん、小学生の男の子、魅力的だよ。
あと、キャッチコピーイベントに参加してみた。入選するといいなぁ、まぁしないか。
助手席に彼女を乗せると、ボクのプジョーは心なしか元気になる。(備忘録)
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読んでタイトルの如く、車の視点から語られる物語。
と、思いきや、車の視点から語られる部分はあるものの、人物視点の物語も織り交ぜられつつのため、話としては非常に理解しやすく、すんなりと頭に物語が入ってきた。
緑のデミオを持つ4人家族の望月家と、仙台の有名人である荒木翠が、とあることをきっかけに関わりを持ち、いきなり荒木翠が交通事故に巻き込まれて他界する。望月家の長男である良夫と次男で小学生の享は最後に荒木翠と関わった人物として記者が接触を図ってくる。ひょんなことから、非日常的な出来事に関わった望月家と、望月家が所有する車の緑のデミオ視点で物語が進んでいく。果たして、物語の行き着く先とは?
割と最後は、伊坂節炸裂!といった感じで、ほっこりしつつ、にんまりするラストを迎えたと思った。あと、個人的に最後の最後が本当に好きな終わり方で、思わず「そうに違いない!」と思ってしまいたくなった。出来すぎかもしれないけれど、そういう素敵な話があってもいい、と。
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伊坂幸太郎の、車を語り手においたファンタジーミステリ。
近作では、どうも正義と悪の対比をテーマの一つに扱うことが多く、個人的にはあまり好かないが、本作もそれに該当する。
しかし、陽気で暢気でストレートな車たち、あるいは家族の会話や思いが、他作に比べて決定的に温かい。小説として、とてもバランスがよい。
また、自動車視点、という珍しいスタイル下であるからか、ユーモア溢れる比喩や皮肉も、初期作品張りに頻出する。これも、雰囲気と相まって読み心地の良さを強めてくれる。
伊坂作品であろうがなかろうか面白い、と思うことはここ数年ではじめて。
4+
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車同士が会話できるという設定、最初は?と思ったけど、
細かい作り込みで本当に引き込まれた〜
プリウスに対しては「燃費の良さから来る余裕なのだろうか」とか、
「持つべきものは、良き対向車だ」とか、楽しい表現が多すぎて書ききれない!
人間のほうの登場人物も、
人のいい主人公・頭のいい子ども・やけに勇敢なお母さん
と、いつもの伊坂さんらしいキャラばかりだし、
お楽しみの作品間のリンクもあり、サービス感満載の作品
緑デミもザッパも黒ニコもかわいくてしょうがない
華麗な走りを見せるブルーバードにも感動
ストーリーもわかりやすいハッピーエンドだし、
もうこれは、ワイパー動いてしまう!
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ひょんな偶然から荒木翠という大女優を自分の車に乗せることになった
良夫と亨のどこにでもいそうな普通の兄弟。
だがその翌日、荒木翠が急死。
まさかの展開に次々と降りかかるアクシデントの数々。
この物語のミソ、一番のポイントは物語の出来映えではなく
車が意思を持ち、喋るということであろう。
この物語は全てが車目線で語られる。
緑のデミオ、彼が見て聞いて感じたことだけが彼の目線で語られる。
だから彼が体験していないことは読者である我々も知ることはできない。
この設定そのものが斬新である。
そしてこの一見、奇怪な設定も何故か我々の心をほっこりさせてくれる。
その辺りの構成力含めさすがは井坂幸太郎と言いたくなる。
あと何度我々を驚かせてくれるのだろう。
紡がれる物語の純真さに、読み終わった後の寂しさは毎度のことである。
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さすが!
車同士が会話するなんて突拍子もない設定。大人びた小学生、芸能記者、名家出身の大女優といったキャラクター。いつもの伊坂幸太郎のようで一味違う作風だ。
望月家の自家用車・緑のデミオからのみの視点は、語られる場面が限定的でありながら、人間が知りえない情報を伝えるという設定。それだけでもとても巧みだが、登場車たちへの感情移入もさせてしまう。
最高の部類に入る一冊になった。
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なんだこれ! なんだこれ! 緑デミかわいすぎだろ!
伊坂さんらしい、世界観。これがあるから、この人の作品大好きなんだよ!
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20160312
車の視点で書かれた。ものの気持ちを考える自分に合う気がする。笑
車間での情報共有
車は人の会話を自分の中や近くでしか把握できないけど、さまざまな車から情報を集めて推理。面白い。
物語自体は平和な感じ。のんびり読めた。車かわいい。
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久しぶりの伊坂長編。
車が本当に知能を持っているようで、読んでて違和感が無い。
登場人物(車)の個性もあって良いね。
ただ伊坂節(?)と言われるようなものはあまり無いかな。
最後良かった。