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電子書籍

とにかく恐ろしかった父の記憶

2023/04/24 20:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る

漱石が亡くなったのは数え年9歳。漱石の人生の中では病気が軽かった時期ではあるが、常に怖い顔をしていた父親にはあまり親しむこともなかったようだ。憎むわけでも、恨むわけでも、すがり付く訳でもなく。とにかく恐ろしかった父の記憶。成長し、次第に分かってくる世間の評価。それと異なる家族だけに見せていた別な顔。礼賛ばかりでもなく、感情的批判ばかりでもない。少し距離を置いた冷静な眼。偶像と化した文豪の暗い部分は家族ゆえの臨場感を持って著し、とかく悪妻と批判されがちな母については、その欠点と美点を感謝を添えて書き記す。

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紙の本

文藝春秋社長から認められた文才。

2018/11/11 21:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

> いくら文才があったって、使わなくちゃ何にもならん。
> 使わなければ文才なんて無いも同じだ。君もせっかく、
> 親ゆずりの文才があるのだから、これを機会にどんどん
> 書くことだね

夏目漱石を父に持つ夏目伸六さんは、始終重い運命を
背負っていたのでしょう。文藝春秋社員を経て随筆家に
なったのですが、正直に言ってわたしはまったく知りませんでした。

著作も漱石にまつわるものばかりで、
呪縛から逃れられなかったのでしょうね。
孫の夏目房之介さんは馴染みがありますので、隔世遺伝と
思っていました。

ところがこの本、結構面白いのですよ。
文体が多少古びれているし、漱石の候調の手紙引用が
多いので読みにくさはあるのですが、内容に迫力があるのですね。
家族にしか書けない重さがにじみ出ています。

文豪という言葉と、多くの弟子を持ったこと、
先生と奉られていたことから、漱石は人格者と
勝手に思い描いていたのですが、全然違うみたいなのですね。
神経質、癇癪持ち、気難しくてしょっちゅうぴりぴりしていて、
子どもたちから恐れられていた存在です。

みなさんひょっとしたら、漱石の妻は悪妻だから、
文学に打ち込むしかなくて名作が生まれたなんて説を
聞いたことはありませんか。
実際はまるで逆、漱石は思うようにいかない心持ちを
罵詈雑言にして日記に書きつけ、弟子たちは
漱石のご機嫌をとるので精一杯、結局奥様が
漱石の面倒くさい部分を引き受けていたようです。

奥様は傑出した大人物だったとも言えるでしょう。
だからこそ漱石が、作品を書き続けられたといっても
何ら不思議ではありません。
自らの心の不安定さのため、生命を絶った作家さんは
何人もいますので、もしこの奥様でなければ漱石も
どうなっていたのか分かりません。

博士嫌い、教師職嫌いで、名誉や欲を避け、
家族の安定のため朝日新聞専属の小説家として
給料生活を続けた漱石は、相当な変わり者です。
英語も嫌いで、イギリス留学での失敗が大きな
経験になった話など、教科書では習わない真実の姿が
どんどん浮かび上がりました。

それにしても、普通に人のいい文豪はいないものですかね。
近代文学者は、変人ばかりの気がするのですが。
現代作家はいい人もいっぱいいるので、不思議です。
つい、そんなことを思ってしまいました。
漱石は、まったく想像していなかった、驚きの人物像でした。

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紙の本

夏目漱石の末っ子による

2023/09/28 12:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏目漱石の、成人した子としては末っ子にあたる伸六による父についての本だが、漱石が亡くなったとき伸六はまだ9歳だったので、記憶だけでなくその後に調べたことなども含まれている。ああいう親を持つというのはそれはそれで辛いものである。

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2016/03/29 17:20

投稿元:ブクログ

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2017/08/19 13:40

投稿元:ブクログ

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