紙の本
言語の背景にあるこころ
2016/06/26 21:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
何かを観察し、把握しようとするときにこころが働く。言語によらず、思考することは不可能である。こころの内面化の歴史を語っており、具体例に引かれるものがある。
紙の本
5人の論者が様々な観点で「こころ」を考える
2020/03/12 13:52
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
「こころ」をどう捉えるか興味がある人には、面白い本なのは間違いない。単に心理学的な側面だけでなく、5人の論者が様々な観点で語る。
考えるヒントがいっぱい転がっていて、面白いのだが、逆にいうとまとまりは今ひとつ。
もともとシンポジウムの記録だし、そういうものとして読めば、なかなかの本。
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分野をまたがって「こころ」を考える魅力的な講演。
触発されることがたくさんありました。
中沢新一氏はいつも新しく、わかりやすく、楽しめます。
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こころは閉じているけど開いているもの、という視点が展開されているようなんですが、一回読んだだけでは理解できないものでした。私には難しかった。
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いつもの図書館の新刊書の棚で目に付いたので手にとってみました。著者たちの中の中沢新一さんの名前も気になりましたし、河合隼雄氏のご子息である河合俊雄さんの論述にも興味を抱きました。
内容は、2015年に開催された「京都こころ会議」でのレクチャーを採録したもので、5つの切り口からそれぞれの専門家が“こころ”を語っています。
しかし、最初に採録されている中沢新一氏の章は難解でしたね・・・。
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私には難しすぎるかと思ったが、講演集だから大丈夫かなと思い、読み始める。ところが、最初の中沢新一さんの講演で、「あ、難しい」と思った。なんとか読む。結局これが一番難しく、そのあとの4つは、全部理解できたわけではないが、面白く読むことができた。
中沢新一さんの本は、少ししか読んだことはなかったが、こんなにも理系のお話される方なんだと知った。
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著者:河合俊雄(こころの未来センター)、中沢新一、 広井良典、下條信輔、山極寿一 (京都大学総長)
(「BOOK」データベースより)
「もの」と「こころ」をつなぐ回路、心理臨床、幸福研究、グローバル定常型社会、知覚、社会脳、ヒトとサル…。数々のユニークな切り口から、第一線の思想家・研究者が縦横に語る。「京都こころ会議」発、充実のレクチャー。
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下條信輔:講演Ⅳ こころの潜在過程と「来歴」:
マーク・チャンギージーの「情動・皮膚仮説」が興味深い。顔の情動ディスプレイとしての役割とヒトの三色色覚系が相互作用で共進化したってんだけど、じゃあ、ここ20年程のハリウッド/スポーツ選手経由で若者の髭面が増えたのは、どういう解釈になるんかねえ。
あと、「身体化された知性」のところの、額に字を書くと触覚では左右反転して知覚される現象、面白い!でもって更に、これが(下條先生の肝いりで)静岡科学館「る・く・る」で体験できるってのもすごい!
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河合俊雄さんと下條信輔さんが同時出演とうことで購入。
私は、この二人は、心理学でも別の世界を研究しているようにかんじていた。
ふたりが、討論するとテーマはどういうことになるのかに興味があった。
結果は、あまり、討論する場面はない、ちがう方向を向きぱなしで、見合うことがない感じ。
わたしは、「自分とは何者か?」を考えるのが好きで、河合隼雄さんの分析心理学の方面から近づいてきたが、脳科学からの「自分とは何者か?」も興味深い。
この本も、それがマゼコゼになっている感じ。
マゼコゼがトレンドなのかな??
【第1回京都こころ会議シンポジウム】⑨総合討論(中沢新一、河合俊雄、広井良典、下條信輔、山極壽一)
https://www.youtube.com/watch?v=9EqS9LwBzHM