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ブームとなった頭が良くなる方法
✖モーツァルト効果
✖脳トレゲーム
◇本書で科学の検証の末、認められた最新の頭が良くなる方法
○音楽レッスン
○ファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)視覚注意力向上
他にも食品や運動方法、瞑想についても本当に効果があるのか解説されていました。厚い本なので、じっくり読みたい。
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2008年、Jaeggi and Buschkuel によって、Nバック課題を訓練することで流動性知能が向上するという報告がされた。いわゆる知能の向上についてはこれまでも様々な方法が提唱されては否定され、の繰り返しであった。Jaeggiらの報告はProNASというメジャー誌に発表されたがやはり多くのネガティブな反応を持って迎えられている。
本書では、知能向上に役立つ可能性が示されている7つの方法ーNバック課題、ルモシティ(という脳トレソフトがあるらしい)、身体的運動(レジスタンストレーニング)、マインドフルネス瞑想、楽器の練習、ニコチンパッチ(健常者に対する認知能力増強作用として一番エビデンスが豊富)、tDCSーを著者が体験する様子をルポとして書いたもので、ルポの性質上、まとまった知識を提供するというものではない(ちなみに著者のIQはトレーニングの後、1上昇したのみで全くといっていいほど効果はみられなかった)
・作業記憶も流動性知能も「頭を働かせ続ける能力。特に邪魔が入ったり干渉を受けたりした時に」。マシュマロ・テストで示された意志力や自制力とも結びついている。
・知能とは何か。実行制御と注意力をコントロールする力が知能の決定因子だとするとゲームをすることは効果があるだろう
・流動性知能とはダークマターのようなもの。その存在は信じられているが直接測定することはできない。なので、それを高めることができるかと聞かれてもそのためのツールがない
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短期記憶と作業記憶の違い。
作業記憶は問題を解決するときに力を発揮する。
Nバック課題。
コグメド。
ルモシティ。
トレーニングは短い時間に集中して行う。能力限界ギリギリのところを維持する。
人は夏にバカになる。
メンサ=IQが上位2%の人が入れる。
コーヒーと母乳は知能にいい影響を与える。
第二外国語を学んで身につけるとアルツハイマー病の発症が遅れる。
運動によって頭の回転が早くなる。
レジスタンストレーニング。だんだん強度を上げる。
音楽レッスンが認知機能を高める。
マインドフル瞑想。
ニコチンは認知能力増強剤。
ブートキャンプの教室。
マインドフルレス瞑想のCD。
脳トレはインチキ
考える、と脳の収縮が遅くなる。
リハビリと自己改善、は同じこと。自分自身を磨く努力をする。
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短期記憶ではない流動性知能、情報の組み合わせを素早く的確に行える能力、をどのようにしてあげられるかという現在の先端のサーベイ。もともとはダウン症や幼児の時の手術で認知能力の低下が見られる状況のための医療的措置として研究されてきた分野だが、それを一般的な状況までできるかということに著者の関心はある。Nバックテスト(数字をN個前の物を記憶し適合させるゲーム)に代表される脳トレ、楽器、体力トレーニング、ニコチンなどが有効であろうとする。
学術的には知能は変化しないとされてきているが、注意を向ける能力が大事であるとわかってきていること、現状積み上がる研究は脳の可塑性と同様に知能の変化は可能と見られるようになっている。
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著者は、いろいろな脳トレを実践してみて効果を確認するのだが、結局何がよかったのかは判らず。
また、様々な脳トレ、ゲーム、食品、運動、瞑想などなどを紹介し、その効果について論文から引用しているのだが、ようするに現段階はまだまだ研究途中だということがわかりました。