紙の本
フランス革命は自由を与えたのか
2016/08/09 22:46
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランス革命によって、身分制度が廃止され、自由を得られたと言うが、実際にそうであったのか。フランス革命の暗黒部が中心テーマである。
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皆川博子の最新作。1巻は革命に揺れるフランスが舞台。
スリリングな群像劇でほぼ一気読みだった。凄いな〜。
続きが楽しみだ。
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フランス革命を背景に,少し離れたナントの地で繰り広げられる内乱.狂気の蔓延る世界の中で,貴族の息子,商人の息子(僕),労働者の子供やその邪悪な妹,優しい牧師などたくさんの人々がそれぞれの思惑で動き回り,交差する運命.下巻はロンドンか?展開が楽しみである.
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フランス革命勃発.否応なく歴史の奔流に巻き込まれるナントの人々.貴族のフランソワ,その従者ピエール,ブルジョアの息子ローラン.湾岸労働者のジャン・マリ等,王党側と革命側に別れた多彩な人々の視点を通して重厚な物語が語られる.
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変わらず世界観は重厚かつシリアスなままではあるが、どうも近年の皆川博子氏の著作は比較的とっつきやすくなった。
これまでの彼女の作品が醸し出す空気が肌に合う人ならば、今作もストレスなく読了することができるだろう。
しかしながらトータルの完成度という観点からすると、散らされたままの伏線めいたトピックがあったり、各キャラクターの心情描写が浅いと感じたり、過去の傑作には若干及ばぬといったところか。
"バートンズ"が登場するという、茶目っ気のある演出もあるが、これもそれほど痛烈には効いていないかも。
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ものすごく時間がかかった。長かった。
Iを読み終わった後、もうここでいいかとも思ったが、結局Ⅱまで読んだ。ものすごく物語に入り込めて面白かった、というわけではないのに、最後まで読ませる技?はすごいなあと思う。
著者は80歳を超えておられる。それでこの長編をお書きになるって、すごいとしか言いようがない。
地道にずーっと読んでいって、本当に最後のところで、ミステリーっぽくなって、そういうオチのつく話だったのかと気付いた。
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うひいゾクゾクするとこで終わった!
ココ=コレットがものすごい不快で怖くてたまらない。フランシスがあのまま死んだのかも気にかかる。早く続きを読みたい。
でも男同士のアレコレソレコレがなくてちょっと悲しい。
17年経った、という言葉に混乱しながら読んでいた。なるほどこれは2につながる記載なのね。
やっぱり戦争はひとにぎりの人間しか得しない最悪な行為だと思う。
関係ないけど犬がひどい目に遭ってて悲しかった。
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民衆側からの視点で語られるフランス革命が、とてもリアルで大変勉強になりました。そして皆川先生の文章は、血も泥も(糞も)描いているのに大変美しいです。
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フランス革命以降のヨーロッパを舞台にした歴史的ミステリ。フランス篇ではフランス革命そのものが描かれるのだけれど。歴史の教科書に出てこないような一般の人々の物語がメインです。なので、まさかこれほどのひどいことが行われていたとは……というのにまず驚きでした。
それぞれの立場から革命に巻き込まれ、運命に翻弄される登場人物たちの物語は、ある意味どれもが苛酷です。暗い。重い。苦しい。それでも引き込まれるとぐいぐい物語に引っ張って行かれました。そして激動のままイギリス篇へ。
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フランス革命前後のこれまで表舞台にあまり登場しなかった残酷な混乱を裏側からのぞかせてもらった感覚だ。皆川先生の物語の舞台や時代背景は、いつも新鮮で魅力的で自分の琴線に触れまくりです。
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ヴァンテでお馴染みのアンリが登場。
こんなところで出会うとは。
最後には「開かせていただいて光栄です」のメンバーも友情(?)出演。
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フランス革命時のナントが舞台。貿易商の息子ローラン、貴族の子息フランソワの従者ピエール、日雇いの仕事で日々を生きるジャン=マリ。様々な立場の3人の少年の視点から描き出される物語。
個人の力じゃどうしようもない事に巻き込まれていくときの感覚ってこういう感じなのかな…と思いながら読み進める。
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なんか・・・コレット・・・ショックだったな・・・
いや、でもその残酷さを包み隠さず描くのが皆川博子先生であって・・・むしろお得意な手法だ・・・
清らかで無垢だった子どもの残酷な末路・・・
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21:「世界史クラスタと読む皆川博子」的読書会が待たれます。集中して読めないのがつらいけど、面白い……!
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いわばフランス編。この登場人物の多さと彼らの人生の複雑怪奇なめぐり合わせ、にも関わらず全てをここまで巧みに絡み合わせ織り上げてしまう氏の手腕。その上でなおも失われない、幻想的な皆川ワールド…平伏で御座います……イギリス編もこれから読めるのたのしみ