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キョンキョンのことは、昔、周りの男の子たちが好きだった人、ぐらいにしか思ってなかったけど、エッセイや書評を読むようになって、人柄に惹かれてます。
素敵な年の取り方をしている女の人だと思う。これからも、本について、日々の暮らしについて、綴って欲しい。
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私が子供の頃からいて、今もいる。キョンキョン、いろんな経験をしてきてるんだなぁ...となんだか感慨深い(笑)
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きょんきょんのエッセイを読むと、年齢を重ねることがステキなことに思える。
私も逃避行じゃないけれど、そろそろ10年を迎える今の家を引っ越そうかしら。
清々しく五十歳を迎えるには、どうすればいいだろう?
いろいろ考えても、やっぱり一日一日を大切に過ごすことが一番かしら。
気負わず、でもしっかりと生きて生き抜きたいなぁ。
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40代になった「なんてったってアイドル」の小泉今日子さんが、「原宿」という場所を軸に、10代から20代くらいの頃どんな風に暮らして何を感じていたか、今そのことをどう感じるか、などをぽつぽつと語るというエッセイ。
人気アイドルの暮らしってなかなか想像できないので、「黄色いマンションに住んでた」みたいな、何気ない描写すべてが興味深かったです。
年配の女優とか元モデルとかのエッセイにありがちな、「アタシって年をとっても自然体で素敵でしょ?」的な文章が続くのかなと邪推(警戒?)していましたが、コテコテの「元ヤン」な青春描写は気どったところがなくて、「おお!なんと正直な」と感動。
昭和という時代は、中学・高校のイケてる女の子はちょっとヤンキー寄りだったりしましたなぁ。おもしろなつかしい。
もちろん本人語りなので、思い出も多少は美しく彩色されているでしょうが、目に見えるもの与えられたものを一生懸命吸収してせいいっぱい生きていた感じは真実として伝わってきて、キュンとしました。
「カワイイ女の子」に会える本、という感じでしょうか。
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80年代の原宿と、キョンキョン。表舞台には決して出ない当時の裏話や、大切な家族との関係、やんちゃな中学生だった頃の話がいっぱい。
言わずもがなだが、キョンキョンは、華のアイドル全盛期のひとり。過密なスケジュールをどうやってこなしていたのか、本書でその一面を覗けたことが新鮮だった。これからも、颯爽と前を向いてみんなを率いていくカッコいいキョンキョンでいてください。
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キョンキョン…中学生の頃から学校をサボったり、私が中学生の頃には想像もつかないことをふつうにやっていたのねぇ、やっぱりねぇとなんだか納得。
それにしても、ダンボールの猫のハナシが怖すぎた。
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読了。雑誌に連載されたエッセイをまとめたもの。
読みながら感じるのは、キョンキョンは文章を書くのが上手いなぁということ。そういえば彼女の書評本も良かったなぁ。本をたくさん読む人は文章が上手いのかなぁ。
学生時代の学校をサボった話や、両親のことや、アイドルだった頃の恋愛の話など、今だから書けることというのはなんとなく頷ける。
読み終えて、やっぱりキョンキョンはカッコいいなぁと思う。
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面白かったです。
小泉今日子さん、文章も良いなぁ。
飾らず真っ直ぐで、キョンキョンの声で再生されました。最後から二番目の恋、好きだったな。
ヘビーな出来事も経験だ、と受け止めて、これからも強く生きられるのだろうと思います。
寂しがり屋だけど一人好き、というところに勝手に親近感です。あと、読書家さんなのですね。MILK着られるのかっこいい。
誰も見ていない時に自分自身を大事にしてあげられるのは大人の女の醍醐味。
続けることは、変わり続けること。
ふむふむ。
キョンキョン、書評集もあるのですね。読みたいです。
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ふとしたきっかけからアイドルになった厚木の女子高生は、いつしか国民的スターになり、恋をして仕事をして、幾人もの死を通り過ぎ、結婚して離婚して、今では後ろ姿でナンパされても前から見られて逃げられる50手前の女性になっている。その中心にはいつも原宿があって、ずっと定点観測してきた場所も人生も少しずつ変わっていって…人生というのは面白いし、本には載ってないことも沢山あるだろう。本当に素敵な人生だなぁ。
久世光彦さんの「〈巧さ〉の先には、あまり広い世界はありません。毎日、もっとびっくりしたり、ときめいたりしてください」という一言はずーんときた。
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まあ入るべくして入ったという感じだけれど、キョンキョン、芸能界に入って本当によかったね、と思ってしまいました。
キョンキョンが中退した高校を知っているので、ああ、やっぱり元ヤンだったという噂は本当なのかなあと思っていましたが。
でも、今はとっても素敵な女性で、文章も読みやすいし、いい年のとり方をして来たんだなあ、この人は。
お母さんのお名前が私と同じだったのでちょっと嬉しくなりました。
私はユミさんほどおしゃれでもかっこよくもないけど。
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なかなか面白かった。一気に読めた。
キョンキョン、感性が似ているように感じた。ツッパリだと思っていたので、違うと思っていた。
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キョンキョンの書くエッセイは
サラリと読めて、くすりと笑えて楽しいはずなのに
読み終わるとなぜかいつも少しだけ切ない。
十代半ばでアイドルになって今はもう50代。
どんな時でも、目の前の出来事を
そのまま受け止めてきた強さと優しさが
文章の隙間隙間からこぼれ落ちてくるようなエッセイと
今まで知らなかった家族の話、夭折してしまったあのアイドルの話・・・
私の週刊誌的好奇心すら、たっぷり満足させてくれるという
なんともお得な一冊でした。
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お友達から借りた本で。
「黄色いマンション 黒い猫」本のタイトルになっているエッセイの一つ目を読んで、いきなりふわふわからどん底の悲しみに落ちてしまった。
次を読み進めるのにとても時間がかかってしまったが、読み始めると苦にならず、むしろ気持ちよくなるさっぱり感がやみつきになる文章。
青春やボーイフレンドのこと、友達のこと、家族のこと、仕事のこと、小泉さんが歩んできた今までの人生を、思い出と今を重ねながら綴られていました。
昔の出来事を語りながら、不意をついて出てくる、このエッセイを書いている現在の小泉さんの言葉にクスッとくる。
楽しかった昔も過去は過去で、そこに囚われることなく、すんと立って前を向く小泉さんが目に浮かぶようでした。今を生きることが、やっぱり大事だなと。
小雨ちゃんとのエピソードが、私自身も大事にしていた相棒を何度か失ったことがあるので、胸が痛かった。
このエッセイがどういう順番で書かれたのかはわからないけれど、この並びにしてくれてありがとう。
始めのエピソードと終盤の小雨ちゃんのエピソードどちらも途方もなく悲しくなるのだけれど、はじめの黒猫のエピソードが小雨ちゃんのエピソードの悲しみを緩和させてくれているような気になりました。
突如やってくる悲しみの程度は、失ってしまったものに対して自分がどれだけの想いを重ねていたかで変わってくると思います。だから、黒猫のエピソードが先にあったことで、心の準備がちゃんとできていた気がします。
エッセイを通して全部読んだのはこれが初めてかも。
これが初めてで良かった。進めてくれた友達に感謝。
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小泉さんの文章が好きです。
劣化、アンチエイジングといった、積年の否定がなされてしまうご時世に、小泉さんの存在はとても大事だと思います。
年相応の追憶と、瑞々しい感受性。
私も妙齢になったけど、小泉さんの文章を読むたびに、年齢を評価やフィードバックの物差しにはしたくないなと思わせられます。
独身猫飼いは一緒。
小雨さんが亡くなった時のお話は、泣きました。
帰ったら、飼い猫をギュッと抱きしめたい。
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キョンキョン上手いなぁ、書くの。
年季が入ってる。書こうとするものを、それだけをパッと見せるのではなくて、じわじわきて、ハイッと手からこぼれ落とす、あ、こういうことね、人に読ませるっていうのは、と、なんか俯瞰で見ているところもあった。
同世代の手本。これからもじっくりお付き合いしたいところ。