紙の本
不思議な話
2022/02/01 21:43
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきに書いてあるように、ちょっと変わった作りになっています。「ブリキの卵」と「この世は少し不思議」をサンドイッチのように交互に挟み、さらに仙台をテーマにした小説でそれを挟んでいます。読んでいて不思議な気分になります。
紙の本
久々に東北が舞台の恩田陸作品が読みたくて。
2019/02/17 09:57
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューにある通り、最初に読むのがこれだと要領を得ないというか、
どういう作家なのかサッパリですよね。
補足:これよりも、過激な滑り作品(「雪月花黙示録」)も読んでいるので
特にガッカリはしていません。
2010年以降の仙台が舞台というのも読みたかったポイントです。
そしたら懐かしの関根多佳雄さんじゃないですか! ファン歴15年以上としては嬉しいですね。
私自身、昔からS市郊外に差し掛かったところで目にしてきた
あの観音像が都市伝説に掛けられてたりとなかなか楽しいです。
何かを得るというよりも、雑学程度ですが、個人的には
「あぁ、そうか。つまりロズウェルもそういった役割なのか。」と思えました。
本格ミステリはちょっと疲れるなという時だったのでちょうどいいです。
>>ブリキの卵(6)の女子高生の語りで「また、メール出すね」が、また、メールするね、
じゃなくてなんか可愛いなと30代読者は思いました。
恩田さん的には「メールは『出す』」で固定なんだなと^^
魔術師2016はコーヒーの”サードウェーブ”に始まり、
セカンドウェーブにあたるスタバ世代には勉強になる小ネタ展です。
雑誌連載だったエッセイはあそこにインサートするのが正解かどうかわからないのですが、
単行化するにあたって難しい分量だったというのは伝わってきます…^^;
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恩田陸の最新刊。特にチェックしていなくて、書店の店頭でポロッと見つけた。見逃さなくて良かった……。
『象と耳鳴り』に収録された『魔術師』と、『河北新報』連載の『ブリキの卵』、『hinami』連載の『この世は少し不思議』を組み合わせ、それに書き下ろしの『魔術師 二〇一六』を加えたもの。
単行本としては比較的薄いものだったが、装丁が可愛らしい。
作品としては、『ブリキの卵』『この世は少し不思議』のカップリングが面白かった。『あとがき』に書かれている著者の意図は成功していると思う。『ブリキの卵』に使われている写真も、その『新聞っぽさ』が内容と合っていた。
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全然新刊出るの知らなくて、本屋で見つけてびっくり。即購入したのだけど、しょっぱなから「あれ?読んだことある」と思ったのには笑ってしまった。(ちゃんと新作もあったけど)相変わらずの不穏な感じはやっぱり面白い。
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曖昧で漠然とした不安が増幅していって、いつの間にかそれが形を持ってひとりでに歩き出して、勝手に作りだした”何か”に恐怖を感じてしまう。恩田陸はこういうのを描くのが本当にうまいと思う。
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懐かしの関根さんちにテンションがあがる。エッセイと小説を交互に挟んだ不思議な構成の小説。バタフライエフェクト。シンプルで短いけど、昔から多用しているテーマでした。象と耳鳴り読み直そうかな。関根三兄弟総出演の理屈っぽいミステリいつか読みたいなぁ。
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【収録作品】魔術師一九九九/ブリキの卵/この世は少し不思議/魔術師二〇一六
*不思議な小説。どこか不安を覚える。
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都市伝説も怪談と同じぐらい苦手。ただ、恩田作品は出会った時から都市伝説のカタマリのようなものだったから、意外と平気。
そして、やっぱり短編は秀逸と思う。だけど、裏切られるのわかっていても、やっぱり長編が読みたくなる。
2016/5/4読了
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月の裏側が初めての恩田陸作品だった私には、当時のうすら寒さと奇妙な意思を思い出させる作品で。。しかも関根親子のご登場。象と耳鳴りも何度も読んでいるわけで。。。
最後のメールのあと、世界はどうなってしまったのかしらん。
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東北地方のS市(仙台市)が舞台。
この世は少し不思議という。
都市伝説と都市が意思を持っているという、とりとめのない不可思議な話だった。
(図書館)
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恩田さんの本をあまり読んだ事がなかったので、書き下ろし以外の作品も全て初めて読みました。
なんと不可思議な世界が、全部書き下ろしでないといえ驚き!ブリキの卵の話も、所々に写真が入っているという新しさもあいまってますます不思議感増幅。すごいー!
見た目のたまご(というより、目玉焼き)のイラストの可愛らしさにひかれて手に取ったけど、これは驚き。。
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面白い作りでエッセイと小説が入り混じっている。奇妙さが面白い。でも話自体は結構重くって、東日本大震災のことがかなり反映されていた。
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なんて不思議なお話なんだろう。ちゃんとわかる部分と最後まで謎な部分がきちんと一つの世界観でまとまっている。
鏡って確かに怖い瞬間あるし日常の中で意識してないだけで不思議なものは身近に存在してるかも。
どこへ繋がってるのか私達は覚悟して見届けないといけませんね。
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小説×エッセイ的な・・・。
SFとしては『月の裏側』を、インタビュー形式なのは『Q&A』を彷彿とさせる作品でした。
エッセイ部分はサクサク読めるし、相変わらず面白いです。
クセもわりと弱めで恩田ビギナーにも読みやすいと思われます。
関根父子懐かしい。
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空から謎の卵が降り、赤い犬が宙に浮かぶ。
東北の中心・S市で起きた奇怪な出来事。
宇宙人襲来か、都市伝説か?