紙の本
少しネタバレになるかも?
2016/06/16 20:45
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投稿者:か~ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
わりと始めのほうで寛人と茉莉の関係がわかったのが意外でした。
シリーズ化されるとしたらもっと神戸や栄町の風景等が描かれると良いなと思います。
紙の本
レトロでありながらレトロじゃない
2016/04/20 18:44
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投稿者:のぉちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸の町にひっそりとある骨董店で起きる問題は誰もが一度はぶつかる壁のようなもの。
その壁を乗り越える方法を優しく教えてくれるのが骨董品たち。
古いからこその価値を教えてくれる一冊です。
紙の本
風変わりなお店に惹かれる人たちのお話
2016/07/16 17:30
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖父が残したガラクタだらけの小さなアンティーク店を引き継ぐことになった寛人。最初は祖父が残してくれた意図がわからず、自分が本当にアンティーク店を守っていくことに相応しいのか心の中に引っ掛かりを持ちつつ、祖父の友人で居候のようにアンティーク店にいる茉莉さんの古いものに対する修理の心意気や修理の依頼に隠れている背景を聞くうちに、寛人の中でガラクタだと思っていたものが少しずつ変わっていき、アンティーク店がかけがえのないものであると気づき始めます。古いものを大切するだけでなくちょっと前に進むことに勇気を与えてくれるお話です。
紙の本
もっと心に残るポイントが欲しかった
2018/09/30 08:18
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投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう雰囲気の小説は好きなので、一気読み。
人間描写が暖かくて心が和みます。古い物に対する気持ちも、この小説を通して少しだけ変わったような気がしました。
終始ヒロインがお姉さんポジションなのが、ちょっとだけ気になったかな。というより、主人公が1巻ではほとんど成長が見られなかったのがジリジリとした気持ちになりました。
続巻では少しは成長するのかな?
1巻では「これ!」といったポイントがなかったので(裏から出てきたおもちゃの話はよかったけど、それ以外があまり記憶に残らなかった)、もう少し印象の強い部分が次巻にあればなと思います。
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両親が離婚した後も「友人」として付き合っていた祖父・万が遺したマンションとアンティーク堂を譲り受けた寛人。
お店を間借りしている何でも直せちゃう茉莉と出会い色々迷いながら心を癒していく物語。
茉莉ちゃんの出生とあっさりした性格には驚きましたが好感が持てました。
私的にはむしろツンデレバイオリニストが好きw
それにしてもこれほど好かれる万ってどんな人なんだろう?
万と寛人が主人公の過去編、書いてくれないかな?
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「元」祖父のアンティークショップを相続した主人公と、アンティークショップで営業している「修理屋」の女性を主軸にした短編集。持ち込まれる「修理」依頼品がキーアイテムになって話が展開。
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元祖父であり友人の万が遺した骨董品店を継ぐ主人公を取り巻く人達との話。
生活劇。可もなく不可もなく。
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ひょんなことからアンティーク屋の店主になった男とそこにいる修理やの女性。物を介してつながる人やその気持ち。結構、情感豊かなストーリーでほっこり感動する。
ライトな文章でスイーっと読み進むのだが、キャラクターを強く推す感じの書き方でアクを少し感じる。作者が自分で書いてて好きなんだろうな。
ただ、続編は読もうかと思う。
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初めましての作家さんです。シリーズ第一弾。
全てが修理に持ち込まれる品物ではない。
昔から店に飾られていた店の顔ともいえるバイオリンや
店に飾られていた壊れたバスの玩具だったり・・・
新しい出会いと、アンティーク(我楽多?)に囲まれて
寛人は、アンティークの価値も知らない自分に
店を継ぐ資格がないのでは・・・と思い続けている。
ひとつひとつのエピソードの中に、思い出が隠れていて
それが明かされるたびに、万さんの優しさや思いが
伝わってくる。
優しく癒されるお話しです。
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両親の離婚によって「友人」として手紙のやりとりを10年続けてきた祖父 万から
万が集めたガラクタがいっぱいつまったアンティーク堂を受け継いだ寛人。
そのお店の一角では少し年上のお姉さん、茉莉が修理屋を営んでいた。
古いものの価値なんてさっぱりわからない。新しいものの方が綺麗で便利だという寛人だが、
修理に出された物や人に触れるうち、少しづつ物に残された思いを考えるようになる。
古いものに興味も知識もない寛人はアンティーク堂を継ぐ事に不安を覚えるが、
茉莉や他の人たちとの出会いによって、新たな気持ちでアンティーク堂を守っていこうと決めた。
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こちらの本はもともと古い物も好きですので、タイトルに惹かれて買った本の1冊です。
お話は亡き祖父『万』さんがやっていた、アンティークショップのアンティーク堂を、古い物になんの興味も感じないパソコンでデザイン等をしていたデジタル人間の寛人が、お店を継ぐためにやって来て、その小さい頃の記憶が残ってるお店のオーナーとなるんだけど、当の本人はなんで万さんが自分にアンティーク堂を譲ってくれたのか分からない・・・
そして、そこで間借りをして修理をしだすと集中のあまり周りが見えなくなるほどの修理職人をしている 『後野茉莉』さんと出会い、その茉莉さんの『モノ』に対する想いに触れて自分の過去と向き合う勇気をもらうようになるんだけど、そのアナログな茉莉さんの神秘的とも思える反面お茶目な所も魅力的です。
さらに、さまざまな修理を通して、寛人には古くて何のために修理するのか分からない物にも、その人にとっては他の物に変えられない唯一の物だと言う事が分かり、アンティーク堂を通して知り合った人達も思い出の修理とともに心のケアもされてるような感じで、ゆったりとした時間と安らぎを私にも与えてくれました。
今迄、アンティーク堂のガラクタに思えた品々も、前の祖父で店主だった『万』さんの思いと優しさがあり、なんで自分に譲ってくれたことも小さい頃の記憶と優しい人達によって分かってくるんですが、なんとも言えないほんわかとした気分が心地良かったです。
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友人だった亡き祖父から店を継いだPCでデザインをする二十三歳の寛人と、間借りした熱中型修理職人で二十七、八歳の茉莉の関係が微笑ましく、寛人の周りの関西弁も温かくて心地好い。二人共年齢より若く感じた。ガラクタ修理品の愛嬌と、バイオリニスト少年等活き活きした人物と物語。特に凜の天真爛漫さに楽しくなった。
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アンティークショップってどんなところなんだろう?入ったことがないが、この物語のようにお客さんは、、、なんだろう。第2巻も楽しみである。
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ゆっくり時間が流れるような、時にはあっという間に過ぎるような。
関西弁が心地良い。まあ、神戸じゃなくてもいい感はあるけど。
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内容(「BOOK」データベースより)
亡き祖父のアンティークショップを継ぐために、神戸に移り住んだ高橋寛人。幼い頃の記憶が残る懐かしい店内には、店を間借りしている修理職人の後野茉莉がいた。いったん修理をしだすと集中して周りが見えなくなる茉莉。古いモノに興味のない寛人だが、茉莉の“モノ”に対する想いに触れているうちに、過去に向き合う勇気をもらう…茉莉のもとには、今日も修理の依頼が届く!
令和4年1月10日~11日