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面白くなってまいりました。
中盤以降右肩上がりの面白さ。
キリヒトの正体。 そして世の裏を蠢く陰謀。
マツリカの実力。ハルカゼとキリンの覚悟。
面白くなってまいりました。
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読み進めていくうちに気付いてしまった。長い間待ち焦がれていた物語がこれなのだと。
あらすじ(背表紙より)
図書館のある一ノ谷は、海を挟んで接する大国ニザマの剥き出しの覇権意識により、重大な危機に晒されていた。マツリカ率いる図書館は、軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させるべく、重鎮政治家に刺客を放つ。マツリカはその智慧と機転で暗殺計画を蹉跌に追い込むが、次の凶刃は自身に及ぶ!第45回メフィスト賞受賞作。
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一ノ谷の政界が激動にさらされることが見えかかった時期。大国ニザマは、一ノ谷を混乱させるべく、重鎮政治家に刺客を放つ。マツリカは街で耳にした、たった一言の台詞から、暗殺計画を読み、阻止する。そのことによってマツリカ自身も命を狙われることとなる。
鬼(オルクス)の出現と、明らかになっていくキリヒトの正体。
マツリカが涙するシーンは苦しい、そして美しい。
およそ普通の子ども時代と呼べるものを送ってこなかった二人が、初めて人と共有した秘密、地下水道の件にも不穏な流れを感じるが、今後どうなるのか。
そしてやはり言葉の使い方が半端じゃなく広く深い。
「奸計にしても分際の弁えがない」って、し...しびれる。
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相変わらずの言葉の奔流、時化っぷりです。
でも物語が動いてきました。
となると、当然人も動き出して。
終盤のマツリカさまとキリヒトくんの、初めて言葉ではないもので感情が動かされた気がします。
3巻へ!
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まさかキリヒトがこんな秘密を抱えていたなんて。驚きました。悲しかったろうな。辛かったろうな。
次はどんな風に転ぶのでしょうね。
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第1巻から持ち越される地下水道が
何の意味を持つのかもわからないまま
そろそろ飽き始めていたのに。
この物語は油断ならない。
何ひとつ無駄なものは
描かれていないのだから。
物語を構成するに必要なもののほとんどが
急速に明らかにされていく。
しかもすべてが必然性の中で。
人の心を大きく揺り動かしながら。
そうして 絶対的な存在であるはずの
図書館の魔女…マツリカもそこからは
逃れられない。彼女も心の激しい動きに
変化を遂げてゆく。
そんな自分のことすら
はからずも言い当てていたマツリカ。
その言葉をここに引用しておきたい。
”人は見たことがないものでも知ることが
出来るし、理解することも出来る。こう
した小さな魚がどんなに美しいかという
こともあらかじめ知っていることは出来
る。でも、実際にこうして見てみて、ほ
んとうに美しいねと思うこととは、それ
は別のことだね。実際に見てみて心を震
わせるということは、知識として「美し
い」と知っていることとはぜんぜん異な
ったことなんだろう。そういうことは知
っていても仕方のないものなのかも知れ
ない。”
心は動く。人との出会いが人を変える。
閑話休題。
昨夜遅く 第2巻を半ば過ぎたところで
amazonプライムで第3巻と第4巻を発注。
今はじりじりしながら
届くのを待ちわびています。
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地下探索から陰謀解明まで上手く展開
将棋や軍制の話も説得力がある
ただしっかり伏線が張られていただけにキリンの怒り方が不自然に感じられてしまう‥
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<第2巻あらすじ>
マツリカとキリヒトは、発見した地下水道に潜入し調査したら、市街と城内までを結ぶ程の長さだったことが判明。しかもそこで水をくみ上げる古代機械も発見した。
マツリカは司書達に内緒にして、城内の植物園に行くふりしてキリヒトと地下水道を利用して市街に行くようになった。
ある日、またマツリカとキリヒトが市街に行ったとき、マツリカが不審な2人組を見つける。
その2人の言動や格好から不安を感じたマツリカは周りの人に相談し、それが重鎮政治家の暗殺計画だと突き止め、計画の阻止に成功する。
暗殺計画を未然に防ぐことに成功したのは良かったが、それでマツリカが城外に出ていたことがわかったしまったので、マツリカは隠れて外に出れなくなった。
しかもマツリカが城外に出てることが敵国に発覚してしまい、今度はマツリカ自身が狙われることに。
マツリカがキリヒトと護衛数名を連れて城外の川で遊んでいたとき事件は起きた。
巨人が2体現れマツリカを襲ってきたのだ。
マツリカと護衛は腰を抜かしてしまったが、キリヒトは冷静沈着に1体の巨人を護衛にまかせ、もう1体の巨人を自身で対処することに。
キリヒトはマツリカを逃がしつつ、1体の巨人を撃破。
さらに数人の護衛が弱らせることしか出来なかったもう1体の巨人も撃破する。
あまりの強さに驚くマツリカと護衛達。
実はキリヒトは手話通訳のために王宮に呼ばれたのではなく、マツリカを敵から守るために呼ばれた武術の達人だった。
目や耳が良すぎたり動きが鋭いのも幼少からの訓練のたまもので、キリヒトという名は一子相伝で襲名されたものだという。
キリヒトが王宮に来る以前にも先代のキリヒトが王宮にいて影で活躍していたのだった。
<第3巻へつづく・・・>
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面白かったです。
今巻で明かされたある秘密は、一巻の時点で予想はしていたのですが、今回明かされて、やはり、と思いました。
物語が動いて来ました。これからの図書館の動きが気になります。
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四分冊でも読み辛い~マツリカはキリヒトとの秘密で地下水道を辿って、皮革の鞣しのための渋造りの古い工場跡を発見するが、使われなくなって等しいのに、木製の機器は機能を保っているようだが、議会には辺境の自立を目指す勢力もあり、。キリンは兵站を意識し軍縮を謀る計画を練るが、ニザマの宦官宰相はアルデシュを動かして西方辺境伯領に侵攻し、辺境地の独立派を焚き付けて、一ノ谷の分断を図る模様だ。ハルカゼが手を廻している市域の情報網から引退した議員であるコリブリが舟の難破を装って殺害され、文人政治家であるコクシブリの命が狙われているのを察知した。ヒヨコが執政官格総督に就任するタイミングで祝宴を開く名目で使者を四方に走らせ、黒幕がハルカゼの出身母体である議会派法務官であるウルハイだと判明し、ハルカゼは袂を分かつ決断をする。市井の話が面白いと感じたマツリカはキリヒトを連れて地下水道から町に出掛けて、見聞を広げるが、水辺に入ったら手ぶらで帰ることはないというキリヒトの言に反応して、水遊びを断行する。護衛は一分隊5名が同行し、遊び場も指定されたが、対岸から巨人が二名出現して、護衛をものともせずにマツリカを狙ってくるが、キリヒトの隠された使命である暗殺者としての技が発揮され、巨人を撃退した~入院するかも知れないので備えて借りておいたが、入院はなくなった。この著者の全てをお見通しの感覚が嫌い。早く秘密を明かせよ!!!
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だんだん、面白くなってきた
私にとっては、読みにくい文体なので、読むのは遅いけど、続きが気になる。
これは、最後まで読まなくては。
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… … ずっとこんな調子なのだろうか
くじけるかも…
と思いきや、3巻慌てて購入しに行きました。
前半、またまたマツリカの緻密な言葉の羅列に、
「なんとなくはわかります。大筋はわかります。
でも、私はきっとキリヒトより理解してません。
もちっと砕いてご説明していただけますか?」
と何度もお願いした。
何度同じページを読み返しても、きちんと理解するのは私にはかなわぬ夢でした。
このシリーズは「言葉」の深さを主張するお話なのか?そっちがメインなのか?と続きを購入するのをためらっていたのだが、なんのことはない書店に走りました。
マツリカの年齢、読みはじめに小学生な感じを想像してしまっていたのだか、只今修正中です。
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前巻に続き、高密度の物語と豊かな言い回し、そして豊富な知識に裏打ちされたファンタジーの海に浴した読書。物語も中盤になり、キリヒトの秘密など、伏線が徐々に明らかになってきた。内容に難しさもあるが本筋は掴みやすいので惑わずに読める。
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2016/9/23 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2017/3/15〜3/22
図書館の魔女の第2巻。前半はもったりした感じが続き、ちょっと挫折しそうになったが、中盤から後半にかけて、一気に展開。そういう世界観だったのね。第3巻が楽しみになった。
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緻密な構想、設定、幅広い分野への発展、流石。
キリヒトもマツリカも、能力が秀でていると言えど、やっぱり子供なんだなぁと、ちょっと切ないです。
話が壮大で、久し振りに、ファンタジーの大作を読み当てられて嬉しい。早く続きが読みたい!