紙の本
死者との関係性
2016/05/06 09:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
なくなったおじいちゃんと主人公が対極に描かれていない。むしろ死んだ人が生きている人に寄り添うようなところがあって良かった。
投稿元:
レビューを見る
いつもより真面目なテイスト。
それでも要所要所にヨシタケさんのユーモアが溢れてて思わずくすっ。
いつもながらオチが秀逸。
投稿元:
レビューを見る
死。死ぬ前にしたいこと、ではなく、死んでからしたいことあれこれ。死ぬのも、もしかしたらおもしろいかもしれない。とちょっとだけ思えたりするかもしれない。最後のページがいいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
いつもと同じテイストで楽しく読めたのですが、、、息子には不評でした。 いくら前向きな終わり方とはいえ「死」や「エンディングノート」の話ですからね…
読み聞かせに使うのはやめとこうと思いますので、
投稿元:
レビューを見る
今回もかなり良かったな。
死んでしまったおじちゃんの秘密のノート、このあとどうしちゃおうノート。
死んだあとどうしたいか、どうしてもらいたいかが絵と文字で鮮明に描かれているそのノートを孫が読み、おじいちゃんは死ぬことが楽しみだったのだろうか、怖かったのかなと考え、そして自身もそのノートを作ってみることにした。そうした中で死んだらこうだったらいいなに世界は、生きてるうちにやりたいことにも繋がることに気づく。深い深い良質な絵本
投稿元:
レビューを見る
この方の本、いつもニヤニヤしながら読んでます。でも、笑いだけでなく、シンミリ考えさせられる事もあり、ホント子どもにも大人にもオススメです。
投稿元:
レビューを見る
「死んだらどうなるのだろう」というのは切実に死を前にした近しい人ほどなかなか切り出せないままでけっきょくもやもや抱えたままそのときを迎えてしまう話題。
ここでは死んだおじいちゃんの残したノートをきっかけに、こどもが死後の世界を、そして死に対面したおじいちゃんの気持ちを想像してみて、今の自分なりの「死後」とのむきあいかたを考える。
日頃は「縁起でもない」と遠ざけられがちな話題が、絵本をいっしょに読むことを通じて気楽に話しあえるというのはおもしろい。実際、子らはおもしろく読みながら、どのお墓が好みかとか、きょうだいでいろいろと話が弾んでいた。
こどもとわかちあうというだけでなく、今日という日、いま生きているということのかけがえのなさを実感できないでいるようなむきにも、いい薬になるかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
おじいちゃんが亡くなった後に
おじいちゃんが書いた
「このあとこしちゃお」ノートが見つかる。
おじいちゃんは
自分のためのノートだったかもしれないのだけれど、
いろんなことをお父さんにも
僕にも教えてくれるノートだった。
深かった、
感動した。
お墓のバリエーションがとってもいいいと思った。
常識のある大人には怒られそうだけど、
記念写真とったりできるとすごくいいよなぁと思う。
投稿元:
レビューを見る
亡くなったおじいちゃんが残したノートには、楽しそうな神様や天国のことが書かれていた。ここまでは、『りんごかもしれない』等でも発揮されたユーモアが光る。でもこの作品では、その先の疑問が呈される。
「おじいちゃんは、本当はさみしくて、怖かったんじゃないのかな?」
その後のページの、おじいちゃんの姿が切ない。
ただ笑って終わるだけではない、静かな余韻が残る作品。
投稿元:
レビューを見る
祖父が亡くなった後に部屋から死んだ後どうしちゃおうという手紙が見つかりそこから孫が祖父が亡くなるまでに何を考えて生きてきたかの想像を膨らます絵本。最初は祖父のご都合主義なあの世の話が続き今作は微妙かと思いきや、途中からガラッと流れが変わり、死んだ後の事を考えるより生きてるうちにやりたいことに繋がってくる。あの話の運び方は見事だと感じた。ただ、私が作者の意図を理解できていないのかせっかく生きてるうちにやりたい事に繋がったのに最後のページが死んだ後のために飛ぶ練習っていうのが納得できない。
投稿元:
レビューを見る
大好きなおじいちゃんが死んだ。おじいちゃんは死んだ後の予定(希望)をノートにびっしりと書いていた。そこには楽しそうで夢いっぱいの死後の世界。死んだらどうなるのか本当のところは死んでみないとわからないけど、ともすればネガティブになりがちな「死」を前向きに捉えたところが素晴らしい。ユーモアたっぷりのイラストと説明にほっこりしたり笑ったり。気楽に読める一冊。
投稿元:
レビューを見る
いきなり、『おじいちゃんが死んじゃった。』……から始まる物語。
家族ものに異様に弱い私は、最初っから涙腺がゆるみまくりで、ユーモラスな語り口調なのに、泣けて泣けて……。
おじいちゃんが、どういう風に死を捉えていたのかは、永遠の謎です。
だってもう、おじいちゃんは、いないのだもの。
こんなにも語りかけてくるノートを前にして、でも、それを書いたひととは、何をも共有出来ないという切なさが悲しいです。
天国には、おばあちゃんがいる!というくだりで、更に泣けました。
最後の、ノートを二冊用意するエピソードから、『死を思うことによって、生きることを真剣に考える』ということにつながっていくところが、希望の持てる終わり方で良いと思いました。
一生懸命生きていきたいと、それから、周りの人を大切にしたいと、思った一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
まさか、たかが
かぜでくるくるまわるビニールブクロ に
こんなに泣かされる日が来るとは。
読了後に見る表紙のふたりに
また泣かされる。
なかよしだったんだなあ。
投稿元:
レビューを見る
地獄のプチイヤなところが絶妙なさじ加減。
『りんご・・・』『ぼくのニセモノ・・・』に続く哲学書(と思う)。
おじいちゃんの気持ちに想いを馳せるなんて素晴らしいね。
ラストはジーンときた。
今日を、今を楽しもう。
投稿元:
レビューを見る
今ホットのヨシタケシンスケの最新作。今までの作品を伏線にして、コレを書きたかったのか、と勘ぐってしまうほど、つよいメッセージ性を感じる。オチの秀逸さはパワーダウンしてるが、発想横展開のバリエーションは相変わらず素晴らしい。楽しくなる発想がたくさん!ただし、後半の展開が意図的な感じがするところが少しさみしい。いちファンとして、ヨシタケシンスケの絵本に、意図的メッセージは不要!テーマ提言が無くても発想の素晴らしさで引き込むのが魅力と思っていたので、「ちょっといい感じ」のメッセージが入ったことがさみしい。主人公のオバカっぷりもパワーダウンしてる気がする。「子供が自由な発想をする」素晴らしさだけで勝負してほしかった。