紙の本
龍平みたいな男性、いいな。
2019/12/11 07:48
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度読んでいたようなのですが、筋を全く覚えていなくて、再購入して読みました。
旗本の出で奉行所では軽く見られているようですが、ふわっとして飄々とした感じで、それでいて剣は冴える。
麻奈は子どものときから龍平に目を付けていたのですね。
次巻も楽しみです。
紙の本
タクタク読み
2016/04/19 12:32
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投稿者:たくちゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
貧乏旗本三男が町方同心へ婿に入った龍平。父に諭され、子供の頃は、学問や剣の道を励み、遊ぶ暇もなく…そんな龍平。市井の気持ちが分かる人間・同心に。
最後は、妻・麻奈が夫・龍平を慕う気持ちを知る展開に。物語は、この為に有ったという事ですか…○です。
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内容(「BOOK」データベースより)
北町奉行所平同心・日暮龍平。旗本ながら部屋住みを嫌って町方に婿入りした、妙な男である。ひょろりとした痩躯に柔和な風貌だが、実は小野派一刀流の遺い手。何も知らない同僚は、雑用をおしつけ“その日暮らしの龍平”と嘲笑うが、一向に意に介さない。ある日、北町奉行から凶悪強盗団の探索を命じられ…剛剣で江戸の悪を一掃する痛快時代小説!
平成29年8月31日~9月5日
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優れた、読み継がれる時代小説は、その書かれた時代にシンクロ・フィットすると思っています。同時代に影響された思想や、ありたい世の中への希望や、そこはかとない懐かしみを盛り合わせて創造するのです。
山本周五郎の生真面目な剛直とまで言える精神(戦後復興期)、池波正太郎の洒脱さにくるまれた暖かい人間観察(高度経済成長期)、藤沢周平の哀愁こもった深い情緒(安定成長期)が今までのわたしをとらえました。
辻堂魁さんはまた、異なった方向から時代小説に切り取ってくれます。
北町奉行所平同心日暮さんの「事件簿」ではないのです。「始末帖」なのです。でてくる事件はありふれています、けれども事件を単に解決することだけではなく、収めどころが憎いのです。「悪いことは悪いばかりじゃない」「法に反しているがお目こぼしがあっていい」大げさに言えば多様性のように思えます。今の時代にとても必要なことですね。
3話収録してあるのですが、「序」の章もありましてそれが「親のしつけ」ですよ、現代における耳に痛い話じゃないですか、1話2話がそう。
(いまのところ)シリーズ7巻まであるので、いろいろの提起があるのではないかと思っております。
余談ですが、事件の舞台として江戸の町名が、うるさいくらい詳しく出てきます(よく調べてあります)。そりゃそうでしょう、江戸時代は歩くのが当たり前なんですから、人物が動けば、この町からあの町までとなる。
今では東京の街はすっかり郵便住所表示になってしまいましたけど、昭和時代、旧町名で成長したわたしなどにはとても、とても懐かしいものです。そういうところでも時代物はいいですね。
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思っていた通り、無茶苦茶面白かった。このシリーズも、読み進めなくちゃいけなくなってしまった。しかし、風の市兵衛シリーズも3刊までしか読んでないので、ヤバイなあ!