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京都で高級料亭「賀茂の家」を経営していた雪岡家、経営が破綻し料亭は人手に渡っても、雪岡家の四姉妹は下鴨の家に囚われているかのように居心地がいいと居着いている。表面上は仲が良く見えるのに姉妹間には秘密があり、鬱屈を抱え、偽りの顔を見せている。この四姉妹の性や恋愛の描き方が面白かった。結局、四姉妹も母親も自分のことが一番好きなんだなあ……。構成は好きだけど、心理的な描写がくどいと感じた。結末は「ここで終わり?」という場面で終了。余韻が残っているというよりも、読者に丸投げしている感があった。むしろ、そこから先の愛憎劇を見たかったかも?
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四姉妹のそれぞれの生き様の物語。それほど妖艶でもない。母四季子の影響されてそれぞれの人生が成り立って行く。物語としては退屈な展開で有る。花房観音の本は今回が二冊目であるが、前作の方が良かった。
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2016.12.28読了
四姉妹それぞれの生き方とか抱えている嘘とかが、短編式で描かれていて読みやすかった!
四姉妹も彼女たちの母親も、結局自分が一番かわいいんだろうな〜と思った。
個人的には四姉妹の中で冬香が一番、女の嫌なところとかずるいところを集めたように感じた。
話の舞台は京都で、京都にはこんなに排他的な感じの人が本当にいるのかな?と少し疑問に思った。
初花房観音さんでした。
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京都、姉妹、とくると、思い出されるのはやはり谷崎潤一郎の細雪。
内容は違うものの、やはりどこか意識して読んでしまう。
京都に住む四人姉妹。あれだけ距離感が近いと息が詰まりそうだなぁ。
私自身が四姉妹だということもあり(私は末っ子)
本書の中の姉妹と共通点を探すも、それも余り無く。
姉たちを『羨ましい』と羨望する事はあっても、
あんなにメラメラとした嫉妬心は抱かないな。
やはりあの四姉妹は一度離れないと。
心が「家」から離れてみて、初めて知る事の出来る
「家族」もあると私は思う。
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四姉妹それぞれの語りと男二人の語り
姉妹は四者四様だなと
それぞれの思いとセックス
皆が住む家も重要でした
そして、続きがあったらその先が知りたいな
と思える内容でした
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お屋敷に暮らす4姉妹の物語。
幸せそう、平和そう、○○そう、
といった周りからの印象に反する思いを抱えている登場人物たちが、それぞれの視点で葛藤している様子が描かれていて、楽しく読むことができました。
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四姉妹それぞれの、弱さと傲慢さとの共演。結局は誰もが甘えてばかりなのは親と環境の合作というべきか。家族の定義をどう考えるか、それによっては読み手の許容範囲を超えてしまうかも。それにしてもまともな男が登場しないな。