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日本でのスニーカー文化史を業界人の証言を紡いで描いた本。この手の本で写真が一切無いのは異端だけれど、現場からの言葉に惹きこまれ一気に読める。巻末にイラストで図鑑が入っているので、ライトユーザー(含む私)もどのモデルの話をしているかがわかりありがたい。読了後、街を歩く人達の足下をついついチェックしてしまう自分がいます笑
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スニーカーの歴史を愛着を込めて書いてある本。
知っている人には常識なんだろうけど、知らなかった事がたくさん書いてあった。
アディダスとプーマが兄弟の分裂により生まれたということ。
ナイキがオニツカタイガーを参考にしていたということ。
スニーカーにかかわっている人物がたくさんでてきて対談(思い出話)をする形式が異様に面白い。こういう人たちがスニーカーの文化を作ってきたのか、スニーカー愛でつながっているコアな仲間なんだなぁと思う。
また、切り口がなかなか面白く、スニーカーの歴史は、スポーツへの技術革新が第一にあり、ファッション性(ヒップホップ、スケーター)の比重がどんどん増していったことがわかる。日本でのナイキのエアマックスブームに対しては、当時意味もわからず嫌悪していたが、仕組というかどのように盛り上がっていったかの経緯がわかり面白かった。
いままで、スニーカーは歴史は意識したことなく、ほとんどデザインで選んでいて、最近機能やはきごごちが気になってきていたが、歴史を知ってしまったので、いろいろなスニーカーに興味がでてきてしまった。
歩いている人の足元をしげしげとみることが多くなっってきた。
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東京がなぜスニーカーの聖地となりえたのか、その一端が伺える一冊。
80's後半~96年ごろまでのBoon等男性向けファッション誌を読めるなら更に面白いと思います。(手に入れるのは苦労すると思いますが・・・)
世界中のスニーカーは日本人が買い尽くしたという言説もあながち嘘ではないのかもと思わせてくれる本でした。
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中高生時代に穴があくほど雑誌を読み、ノートの端にイラストを書くほど嵌ったスニーカーやアパレル類。
自分の思い出を振り返ると共に、ブームを動かし時に翻弄された大人達、メーカー側の技術革新やマーケット戦略などを合わせて知ることができ、非常に興味深かった。