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行きたいから行くということが何よりの力になります。
それにしても、主人公も先生も知らな過ぎではないですか。
戦争と、その時代の子供たちのこと、やりたくもない勉強の一つだったのかもしれないけど、予想もできないレベルなのかなあ。
そして、先生をしている人が夜間中学を知らないのも…。
いや、私だってそんなに知ってるわけじゃないけど、それこそ、「そう言うものが当然あるだろう」という意識ぐらいはあるんじゃないのかな。
当事者じゃなければ意識しない?
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児童書だったけど 凄く 読みごたえがあって あっという間に 読み終えてしまいました。ラストは ホロリ…ゆうなちゃん、いい経験が できたよね♪
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主人公の女の子とともに、祖母が夜間中学に通うことになる。おばあちゃんが学んでいる間、中学にいさせてもらうことになる。いろいろな国籍、年齢の人達を知り、成長していく。
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年配の作家が書いた児童文学だけに、恋愛も暴力、虐待もなく、今どきの児童文学のお約束のいじめ・不登校・引きこもりはあるけど、全体にあたたかく、優しく、まじめで、親も先生も100%安心して子どもに読ませることができる。
主人公がいい子過ぎる、母親が文盲なのに息子が何十年も気づかない、送り迎えの家族が給食を食べ、授業に参加できるのか?など疑問もあるし、せっかく外国人の生徒を描くなら、イスラム教徒(給食はどうするのか?)や在日の生徒の姿も書くべきだったのではないか、教師がなぜ夜間で教えている理由など教師のバックグラウンドも書いたら厚みが増したのでは、など言いたくなる。せっかくアフガニスタン人もいるって書いてるんだし。
あまり本が読めない子どもには、楽に読めていいかもしれないが、読んですごく惹かれる、夢中になって読む、というような本ではない。ただ、最後まで読める本ではある。
いかにも教師が書きそうな、いい話。
リアル中学生が自発的に手に取るようなタイトルや絵でもないし。
こういう本こそ、ちょっと恋愛要素を入れて、挿し絵や表紙をラノベっぽくしたら良かったのに、と思わなくもない。それでも夜間中学じゃ厳しいか。
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読書記録です。まだの人は読まないでね。
重いテーマも含んでいるけど、さらっと読めました。
内容はこうだろうなぁ、こうなるだろうなぁ、やっぱりそうなるよねぇ、と展開は手に取るようにわかります。読者(主にこどもたち)が主人公のユウナちゃんと一緒に、あまり知られていない「夜間中学」での体験や気持ちの変化を追随しやすい流れです。
読んだあと、表紙の絵が誰に該当するのか考えるのも楽しい♪サチさん(だと私が思っている絵)の口に、明るい赤かピンクの色が欲しかったなぁ。カルロス(だと思っている絵)の口は赤すぎるのに…
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中学校の入学式を待つ優菜と彼女の両親は、同じ4月に祖母が夜間中学に入学することを聞いて驚いた。積極的に賛成する優菜と母に対し、父親は戸惑いを隠せない様子。祖母は嬉々として通い始めるが、間もなくケガをして付き添いなしでは通えなくなってしまう。落胆する祖母のために、優菜は自分が送り迎え担当を申し出るが、結局祖母と一緒に夜間学校へ通うことになるのだった。
夜間学校へ祖母とともに通ううちに垣間見る世界と、それによって人の心を慮ることを知った少女の成長を描く。
夜間学校の生徒たちがあまりにもフレンドリーでいい人で、本当かな?と思わせる部分はあります(本当なら、夜間学校のほうに通いたい生徒が多いかも知れませんね)が、いろんな人たちがいろんな人生を歩む中で勉強しているというところは、漫然と進学し勉強を強いられている子どもたちには新鮮でしょう。
日本の今の基礎を作った人たちのご苦労や、在日外国人さんたちの奮闘も描かれていて、視野を広げる本になると思います。
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夜間中学に通う理由も様々。
「今更…」「何のために」「恥ずかしい」と受け止め方も様々。
やりたいことをやるには勇気がいるけど、やりたい事が出来るって幸せなんですね。
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何歳からでも勉強はできる。やり直せる。
勉強って人に言われてやるよりも、自分で意義を見出したときに初めて、深く理解できるし面白いものになるんだろうな。
おばあちゃんの勇気とやる気に、こっちが刺激を受けた。
昼間の中学と夜間中学を同時に経験した優菜には、勉強できる環境があるありがたさがわかったと思う。
孫の名前の漢字を書くことができて喜ぶおばあちゃんに、じーんとした。
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「夜間中学」を現役中学生の視点で描く。
心があったかくなる青春小説。
夜間中学っていいなあ、と思える本。
作者は元小中学校の教員だそうです。
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都市部の夜間中学は、外国人がいて日本語学校の役割もしているとわかる。地方都市で自主夜間中学にかかわっているが、確かに生徒の学ぼうという意欲には敬服する。その意欲にこたえ、何か来ただけの知恵のお土産を持たせねばと考えて、昼間の生徒には申し訳ないが、教材研究に時間をかけてしまう。夜間中学の実態を買いかぶりもせずよくとらえて、孫の視点から書いている。
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戦後日本、満州から日本に命からがら引き上げて来た人たち。赤ちゃんの泣き声がうるさいとロシア人に殺されるので母親自らの手で赤ちゃんの口を押さえる。戦後の混乱を生き抜いて来た人たちが、こうして平和な世の中で勉強する喜びをみると泣けてくる。自分の人生を呪うのではなく、やり直して輝かせるのが素敵。
和真も昼間の学校で傷つき、そこから動かないのではなくきちんと夜間中学で先生や多様性のある同級生に出会えて、少しでも辛さが癒され社会に出ていけるよう願う。
私も教員免許持ってるけど、こういうところで活かせればいいなぁ。
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今の夜間中学の状況がものすごくリアルに書かれていると思いました。生徒の生活環境や学校生活は実際に夜間中学を見てみないとわからないことばかり。この本を読んだ方に、夜間中学の意味や良さが伝わることを願っています。
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教室の灯は希望の灯、という本を読んで、自主夜間中学の話を知った後で、この本に出会う。学ぶことは生きること、と高齢であっても、学び始める人々の思いが、物語の形をとって、孫の視点でリアルに語られる。自分の名前に幸せという意味があることを、親が自分の幸せを願っていたことを、80歳を過ぎて初めて知った幸子さんの話は、あまりにも切ない。けど、学ぶことで、彼女が知っそのことを知ったことが、本当に嬉しい。
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「戦争の混乱で学校に行けなくなった祖母が、夜間中学に通うことになりました。祖母に付き添う優菜は、そこでいろいいろなことを学びます。」
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もう、読み始めからずっと、泣きながら読みました。
おばあちゃんの気持ちや戦争中のことを思うと…
日本語学習が必要な児童生徒の人数が日本一の愛知県。こういうテーマで書いてくれるのは、山本悦子さんが愛知県在住だということもあるのかな、と思います。
学ぶのに遅すぎることはない。
この本を読んで、いやいやでなく、学べる状況にあることに感謝して、自ら進んで学ぼうと思える子が増えるといいなあと思います。