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伊東さんの本は小説・検証のほうが好きだな、と思った一冊。
伊東さんが扱っているあたりはそれなりに楽しめたけど、ほかは他書と大差なくて残念。
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歴史の勝者ではなく、
敗れ去っていったものたちの評伝という
切り口は面白いと思うものの
いかんせん、個々の人物に対する
評伝ボリュームが少なすぎる。
駆け足でどういう人物だったか
という解説をするだけになっていて
勝者になるか敗者になるか
分水嶺はどこだったかとか
もうすこし踏み込まないと
ただの短い人物評伝でしかない。
敗者になったのは油断が良くない、
油断に気をつけようで終わっていて
いくら何でも踏み込み不足。
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やたらと教訓が多くてビジネス書を読んでいるよう。題名から、物語性やエンタメ性を期待すると、物足りなさを感じる。
あと、石田三成のことを悪く言い過ぎているのが気になった。三成の悪評は敵である徳川家に喧伝された部分もあるので、それを鵜呑みにしてよいのか。また、幕府設置後、何かと理由を付けて次々と対抗勢力が潰されていったことを考えると、三成が居なければ豊臣家は滅亡しなかったというのは言い過ぎであろう。
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日本史上の敗者と呼ばれる25人のコラム。これを読んでから、25人それぞれの小説なり歴史書なりにいけばいいと思います。ちょうどいい入口になるのではないか、と。
先入観持つかもしれないけれど、それを覆してくれる小説に出会った時の喜び。それもいいものです。
各人物に見出しとして短い寸評あるのだけど、それだけでもなかなか面白い。
「徳川慶喜 思い付きで動き回って自滅した小才子」。
ニヤリ。
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敗者がどうしてその結論に至ったのか。
ありそうでなかった歴史上人物の切り取り方。
古代平安室町まどあまり詳しく知られていない人物も収録されており、日本の歴史を通史として概観するにも優れた図書。
それにしても、人物とはこうやって失敗してるのだと考える、非常に発達しない人間だなあと悲しくなる面もある。
しかし逆に言えば、歴史に学ぶことこそ、未来を切り開いていく大きなエネルギーにもなり得ることを、改めて考えさせられた良著だった。
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あまり知らない、無名な人(失礼)も盛りだくさん。一人一人の話は短いので、読んでみて気になれば詳しいものを読んでください、という感じ。
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田舎に引っ込んで自給自足したい人には向かないかもしれない本(苦笑)
著者の調査力には敬服するが、私としては、この調査力に基づいて書かれた著者の小説を読んだほうがいいかな。
払ってもいい金額:400円