紙の本
素晴らしい装幀
2017/04/29 23:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:844 - この投稿者のレビュー一覧を見る
岩波新書の表紙がおなじみの赤と白ではない!カバー装画と本文カットを手がけた岡崎乾二郎氏の絵画を撮影した表紙が素晴らしい。本書で「過疎」という言葉が、1960年代に「疎ら過ぎる」から生まれた造語だと知った。「民主主義」とは何か?本書に書かれた様々な立場の人からなる解説、意見を読むことによってもう一度この「当たり前」となっている制度について考えてみたい。
投稿元:
レビューを見る
<目次>
はじめに
第1章 民主主義のキホン
第2章 選挙。ここがポイント!
第3章 立ち上がる民主主義!~18歳も、101歳も
<内容>
タイトルも内容も、一瞬「ジュニア新書」かと思ったが、れっきとした「岩波史新書」でした(笑)。第3章には、若い子のやや拙い文も見られますが、1,2章は高校生に読ませたい文が続きます。あっ、これは多くの人のレポートで構成されています。「民主主義」「選挙」「憲法」…キホンを抑えたいならば一読を!
投稿元:
レビューを見る
「1票には変える力がある。憲法、景気、雇用、教育、社会保障等々、問題山積みの日本社会。その社会を1票が変えるかも知れない。その道の達人たちが、的を絞ってやさしく解説。18歳から101歳まで、あらゆる世代の熱いメッセージも集めた、自分の意思を社会に生かすためのガイドブック」(BOOKデータベース要約)と紹介されていました。
読み手に合わせて変化のできる優れものだなと、まずは思いました。初めて投票に臨む人にとっては、自分の関心に沿っての刺激を与えてくれるだろうし、投票を呼びかける人たちににとっては、相手の関心に合わせた話しをする素材の一つになります。全てのメッセージではありませんが、さらに理解を深めるためのオススメの本も紹介されており、続けて考えていくことができるようになっています。今までにないくらいに、付箋をたくさん貼って読みました。
さらにここに付け加えるとするなら、選挙に関する情報へのアクセスや投票方法に関する様々な制約(例:点字版選挙広報が制度化されていない、在宅投票の対象者制限が大きい等)についても、現実にある問題として取り上げて欲しいですし、多くの人にも知ってもらいたいと思いました。
日本の民主主義をめぐる状況は危機的であるし、昨年来その危機はさらに進行しています。でもあきらめない運動が大きく進んでいる状況があり、参議院選挙を前にこの本が出された意味は大きいと思います。ぜひ、たくさんの方に読んでいただきたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
なるほど・・・高校の副教科書にでもするつもりかな。
思想がちょっと片寄ってる気がするけど、岩波だからかな。
投稿元:
レビューを見る
【つぶやきブックレビュー】10日は参議院選挙。選挙を考える新書を紹介します。
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB21092493
投稿元:
レビューを見る
民主主義について語られている一冊で、すごく参考にはなるけど、いろいろな人たちに話を聞いた結果、本全体の印象が薄くなってしまった印象がある。もっと議論的な形のパートも読みたかった。
投稿元:
レビューを見る
タイトルだけ見てあなどるなかれ。
民主主義について考えるべきトピックスが、短い文章で端的に書かれている。
これ一冊を読み切るのも辛い、というときには、目次から気になったものをよく読んでみるのもいい。数ページで十分考えのタネがもらえる。
投稿元:
レビューを見る
選挙権を得る年齢が18歳に引き下げられるのを機に書かれた本。
「18歳」は、実はどうでもよく、民主主義や政治のことを、みんなちゃんと知ろう、という内容です。
民主主義は、完全なものからは程遠いけれども、これを上回る政治形態を、人類は、まだ手に入れていません。
よりよい政治形態を手に入れるためにも、民主主義は何ができて何ができないか、何が足りないかを知ることが大切なのだと思います。
投稿元:
レビューを見る
様々な識者によって民主主義に関する解説本.上野千鶴子の「民主主義は道具だ」と言う議論は秀逸.
民主主義は道具だから,
・それを使ったつくる作品の質は保証しない.
・使い方に習熟しなくてはいけない.
・使わなければ錆びる
日々の暮らしの中で民主主義を学ばなければ,学べない.
投稿元:
レビューを見る
学者による概説と,エッセイ的なもの(瀬戸内寂聴とか山田洋次とかの)がまぜこぜなので,全部読み通すものではない。必要なところだけ広い読む本。