紙の本
たい・たい・たい!
2016/10/22 09:46
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あかんべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
終始、まったりとゆったりとした気分で読んでいました。
で!たくさんのやりたい事、したい事ができました。
便箋や封筒を集めたい!
字が上手になりたい!
文具を見て回りたい!
鎌倉散策に行きたい!
物語に出てきたお店を回りたい!
文通がしたい!
さて、どれから始めるかな〜♪
紙の本
あたたかさが伝わる本
2016/07/18 18:48
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オラフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ツバキ文具店」はほっこりするような小説だ。
鎌倉で代書屋を営む鳩子の日常である。
私は手紙を書くほうだと思うが、最近は自分ですきなことを書くのは少なくなってきている。文字を書くのは、せいぜい仕事のメモ程度だ。
ここで文章を連ねても、丸っこい筆跡やでこぼこするような筆圧は伝わらない。文字はそのひとの体を表し、今そこにいるという存在感を示す。
ここで、主人公は代書屋という設定であるが、筆者も鳩子と同様、登場人物に投影して丁寧に言葉を紡いでいるのだと思った。
日記はハードルが高くて無理だけど、誰かにちょっとしたメッセージを書いたり、はがきを出したりしたくなる本だ。肉筆は文章だけでない、心意気や遊びゴコロ、あたたかさが伝わるから。
紙の本
面白いけど、もう少し
2017/07/29 23:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
話そのものは面白いです。
ただ登場人物の関係性の描写がものたりないかな。
せっかく魅力的な人物を登場させているので、それぞれの人物をもっとうまく絡ませてもらえると面白かったのではないかと感じます。
物語の舞台となっている鎌倉に行ってみたくなります。
紙の本
馴染みやすい、読みやすい
2024/01/31 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sampo - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKのドラマをきっかけに読むこととした。文体が好ましく、少し幼いと感じるところもあるが、馴染みやすい。
紙の本
文字で伝える
2018/05/21 09:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉の街並みにひっそりと佇んでいる、代書屋の風景が味わい深かったです。SNS全盛の時代に、手書きの文字の温かさが伝わってきました。
投稿元:
レビューを見る
皆さん同じ感想かと思います。
読むと無性に手紙が書きたくなります。
素敵な便箋、ちょっといいボールペンや、ガラスペン、リッチな万年筆でさらさらっと、本来の自分が書く時よりずっと綺麗なサラサラっとした文字で。シーリングスタンプで封をするのも憧れる。素敵な切手を探したり。
そして手紙をもらいたくなります。
そしてそして、鎌倉へ行きたくなる。
したくなることがたくさん増える。
会いたい人、大事なあの人、たくさんの愛おしいが詰まった一冊。
投稿元:
レビューを見る
ほっこりする気持ちと懐かしい感じ。
大きな事件は起きないが、こうして人って成長していくんだなぁと実感。
ポッポちゃんが人間らしさを取り戻していく物語のようにも感じる。
投稿元:
レビューを見る
素朴なエピソードと、鳩子さんが代書した手紙がマッチしていた。手紙を無性に書きたくなった。本にいくつか出てきたお店は本当に実在するのかな、行ってみたい。
投稿元:
レビューを見る
心にじわじわとくる味わい深い本。鎌倉の知ってる店が沢山でてくるので、本の中に自分がいるみたいだった。
投稿元:
レビューを見る
素敵な世界観。
こんなお店があるといいなと思いました。笑
手紙を書くのが好きな私としては、いろんな便箋やペンなどを選んで書いているのもまた素敵でした。文房具好きな私は気になりました。
投稿元:
レビューを見る
読みながら少しずつ私の心と身体の中が、何か温かいもので満たされていくのを感じた。
遠い昔にどこかで失くした小さな宝物のような、そんな大切ななにかで満たされていく。
そして、最後の最後に、その温かいものたちが私の瞳からあふれだし、声をあげて泣いてしまった。
あぁ、そうだ。この温かさは懐かしさであり忘れてはいけない人への想いだったんだ。
もう2度と会えない人に、あのとき伝えられなかった言葉。もしも少しだけ時間がずれていたら、もしも奇跡が起こっていたら、もしも…
そんなもしもに押しつぶされるように心から押し出して見ないようにしていた想い。
どうせ伝えることなんてできないのだからと忘れていた想い。
そんな想いたちを手紙に書きたい。いつか私も歳を取ってここから去る時が来たら、一緒に持って行こう。
長い長い手紙を書こう。ありったけの思い出を書こう。そして「ありがとう」の言葉を最後に添えて。
投稿元:
レビューを見る
鎌倉で文具店を営み副業として代書屋をしている先代と学生時代まで過ごし
先代が亡くなってから文具店を継いだポッポ(鳩子)
先代とはポッポの祖母で、祖母と孫の甘い関係など全くなく
6歳から字の書き方を教え込まれ、同級生達のように外で遊ぶこともなく
ひたすら練習。その鬱憤が溜まり、先代と衝突して専門学校後に海外へ行って
先代の死後に戻ってくる。
厳しいことか優しさ。自立してしっかりしてもらいたいと
思う先代。子どもには、そんな気持ち解らないし仕打ちと受け取るかも
ご近所さんとの付き合いや代書の仕事で相手の気持ちや相手の文字
それにあった文面、ペンや紙の素材などを考えてる内容や
名前というよりニックネームで人物が出てくる所が
小川糸さんらしい文章だと思いました。
先代がプライベートで書いた手紙や、お隣に住むバーバラ婦人の優しさ、
男爵やパンティとの出会い
QPちゃんの無垢さ。そこで自分の小さい頃を重ねて思い出した事もあり
おばあちゃんに手紙を書く。わだかまりがほぐれて多少は先代を理解できた
瞬間だったと思う。
小川さんの本は食べ物が美味しそうで、本当にお腹がすく
うなぎ食べたくなった。鎌倉に行きたくなった
鎌倉の歴史にちょっとだけ詳しくなった。
鎌倉宮に行ってみたくなった
投稿元:
レビューを見る
一話読み進める度、心がギュッてしたり、ほっこりしたり…何気ない日常の中で忘れがちな、大切なあの人への思いを言葉にしたくなる一冊。紙を選び、ペンを選び、インクを選び、切手を選び…手紙は、送る相手を思い浮かべながらいくつものプロセスを経て届けられるもの。文章や書かれる字には、その人の人柄や気持ちが現れて、送られた相手はその一つ一つから全てを感じとる。あぁ、手紙ってやっぱりいいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
「代書屋」さん、はじめて聞く 職業でした。各手紙の 内容、性別、年齢は もちろん バラバラなのですが、字の癖、表情、雰囲気が すべて違って、代書屋さんの プロフェッショナル性が 垣間見えました。
投稿元:
レビューを見る
特に大きな出来事があるわけでもなく
日常の日記のような
仕事の日誌のような
後半は ポッポちゃんに幸せになって欲しいと願いながら読みました