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癒される。
2016/05/19 00:19
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投稿者:トモモモモ - この投稿者のレビュー一覧を見る
美術家篠田桃紅さんの、短い言葉と、渋い色合いで描かれた線と面で構成されています。詩を味わったり、絵をじっくり楽しんだりできる人に向いている本です。
とても美しくて、ほっとします。
疲れたらこの本を開こうと思います。
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響きます
2017/03/19 14:31
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投稿者:こん - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡々と毎日が過ぎて、歳ばかりとってしまった今に諦めてしまっていたところがありましたが、一文一文心に響いて、体の衰えに対抗すべく精神を鍛えていこうと思いました。
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内容】私の言葉なんて無意味です。 百万の言葉より、一本の線が私の伝えたかったことです。 104歳美術家、珠玉の作品集
墨を用いた抽象表現主義者として世界的に広く知られ、今も第一線で活躍する篠田桃紅氏。 著書『一〇三歳になってわかったこと』もベストセラーになった現代美術家の、新作をふくむ貴重な作品と、珠玉のエッセイによる画文集。
私は、正真正銘の老いを感じています。 老いた……。
老いに老いました。 こんなに長生きするとは、自分で思ってもいませんでしたから、こうして、老いる、ということの実体を、しみじみと味わっています。 そして、少しは若い人に伝えておいたほうがいいかなと思って、あなたに伝えています。
(「若い人へ」より)
一生を振り返って、自分の思うことがみんなやれたかと聞いたら、やり残したことのほうが、ずっと多い。 たいていの人は、なにもやれてないですよ。 (「やり残し」)
私はこういう線を引きたいと思って、一本の線を引いた。
しかし現実にできた線は、思った線とは違う。 人生も同じ。
人は、こういうふうに生きたいと思って、しかし現実の人生は違う。 (「たぶん明日もある」より) もくじ
第1章 ふとしては 第2章 あいみての 第3章 おもえども
第4章 うつろい おわりに 若い人へ
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友人に「えっ!篠田桃紅さん知らんの?」
そう呆れられ 慌てて読んだ
彼女の線はすごすぎてこちらの背筋が伸びる
人生に真摯に向き合ってきた彼女の言葉はするどい
なんかグサッときました
≪ 作品は 孤独の影と 言い切って ≫
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「104歳美術家 珠玉の作品集」という言葉とともに、帯には着物姿でまっすぐにこちらを見つめる篠田桃紅さんのお写真が。
シンプルな言葉の奥にある深い思い…一言一言が心に響きました。五十路前なんて、まだまだ!!そんな喝を入れられたような気がします。
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読み返してる
本当にセンスのある人だなー
かっこいい人
美しい夕日に芸術はかなわないけど
必要なものだと思う
自分のためにも人のためにも
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御年106歳の現役画家、篠田桃紅さんのエッセイ集。どの言葉も全く老いを感じさせないとってもステキな本。「人生は1本の線」と語るその姿勢に感服。こんな稚拙な表現しかできないのが悔しい。それくらい大切な1冊。
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訥々と語られる言葉の欠片が、
線や色と重なって、一枚の絵になる。
優しくも諦めとは違う境地が
そこにはあって、
老いたと著者の書くその世界は熟して、
美しいモノクロの写真のよう。