投稿元:
レビューを見る
楽しく面白く、そしてどこかおどろおどろしい。ちょいちょいはさまれる謎の擬音とロシア訛り(?)がツボ。現実と非現実を上手く組み合わせながら、ラストに綺麗に収束していくのが見事でした。
投稿元:
レビューを見る
怪物を見たことがないナイトと獣刺のウサギは表紙のイメージぴったり。
ウンピク期ってちゃんと伝わるし他の擬音も独特なのに的を得ているんです。
春な忘れそ、ラマン邸と大好きだよ、ライカン坂が好き。
痛みを知る2人だから寄り添いながら歩んでほしい。
投稿元:
レビューを見る
ファンタジーかと思えばミステリーでコメディかと思えばキュートなラブストーリー。
読み進めるとどんどん物語の印象が変わる上に街の風景や登場人物の外見や服装がとても個性的なので、絵本の中にでも迷い込んだ様な不思議な浮遊感を味わえた。
不条理でシュールでスラップスティックなのに要所要所でキュンとさせてくれて、最終話ではほんのり切ない気持ちになる。
森先生のこの匙加減、そして各章タイトルの絶妙なリズム感がとても好き。
投稿元:
レビューを見る
ホラーな雰囲気を持った連作ミステリ。怪物狂の美青年とお供の美少女、ってのでまたしても耽美な雰囲気の作品かと思いきや。
……なにこのシュールすぎるノリは! なにこの腰砕けギャグの連発は!
いろいろひどいなあ(笑)。いいのかこんなことしちゃって、と思いつつ。それでもミステリとしてはかなりいろんな伏線などがきちんとあって、満足です。ギャグに惑わされたのも策略か? かなり常識外れではあるけど、楽しめました。
お気に入りは「泣かないで、ゴーゴン屋」。どこまでギャグで固めるんだ、ってのにまず脱力。だけど意外にシリアスな事件の真相と、凄絶なラストシーンのインパクトが素晴らしいっ!
「怒りを鎮めて、クオン聖堂」も逆に凄い作品。一角獣の正体が……えええ、そんなのって……。もう立ち上がる気力すらなくしそうなくらいの脱力感MAXでした。
投稿元:
レビューを見る
風変りな語尾にコメディ?と思いながら読み始めましたが、いつもの森さんのミステリでした。
でも、最後は思いもよらない展開に切なくて、胸キュンでした。
投稿元:
レビューを見る
ビリーとイバリヤナが妙にツボ。怪物らしき相手の調査をするナイトさまとウサギも不思議な関係。ストーリーは頭に残らないけど読むのは楽しかった。
投稿元:
レビューを見る
すごくキラキラしてるけどミステリーな感じというか。
森さんの描く若者たちのキュンとする甘酸っぱい感じ、すごく好きなんですよね。
今回のハイテンションっぷりもかなり可愛くてニヨニヨしながら読みました(=´∀`)人(´∀`=)
投稿元:
レビューを見る
主人公達がエキセントリック過ぎて読み進めるのが辛かったです。ストーリー的にはまぁまぁ満足。ただし、イラストには物言いあり。ウサギは黒髪だし、ナイトのマジックヒゲはどうした!
投稿元:
レビューを見る
森晶麿さんの小説かと疑うくらいに、ハイテンションで言葉遊びに富んでいる作品。軽く読めるかと思いきや、神話だったり、文学談義だったりでじっくり読んでしまう。
ラ・マン邸の話はシェイクスピアのマクベスを思い出させる。
投稿元:
レビューを見る
2016年5月23日読了。
森先生のユーモアの成立過程を見ている気分。
中身は面白かったのだけど、フェルトペンのヒゲがイラストに反映されてないのが不満。
投稿元:
レビューを見る
だいぶコメディーな世界観のミステリ?
『怪物』に父を殺された少女ウサギと、怪物に会ってみたい資産家令息の通称ナイトさま。
ぶっ飛んだコンビが怪物がらみのぶっ飛んだ事件に遭遇する。
設定はぶっ飛んでいるけど種明かしはちゃんとそのぶっ飛んだ世界観の論理に沿っている。
最初はこの世界観に戸惑ったけど、コメディーと割り切って読むと楽しい作品。
怪物よりも人間の方が怖いんだよなー、はむしろよくある話。最終話でひっくり返してくれる楽しさ!