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社会の差異や変化に人種と進化を絡めたが為に、原書は刊行直後に「学術界左派」からのバッシングを食らったらしいことが「はじめに」とある。
そのせいで、こっちも多少色眼鏡で読んじゃったかも知れないけど、言うてもやっぱり、ゲノム解析が進まんことには説得力がないなー。「遺伝子は特定できていないが影響しているところがある筈」って言われてもなー。あと誤植多し。謝辞で「…すべてど同様に…」なんて吹きそうだ。
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人種が違えば遺伝子も違い、遺伝子の違いは文化の違いを生じる、という主張。
人種による差異に切り込んでいった、という点では評価できますが、根拠がまだまだ希薄な印象。
著者の主張の正しさ(誤り)がはっきりするのは、これからの研究の進展次第、ですかね。
全体的にくどくて、若干読みにくい文章でした。
そのあたりも、やや残念。
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まあ話半分に。人口集団のあいだの遺伝的なちがいについてどれくらいのことがわかっているかとかか確認したり、フクヤマ先生やグレゴリークラーク先生の本に何が書いてあったか復習する、みたいな価値はある。っていうかそういう本を読んでのウェイド先生のいろんな想像の話。