紙の本
謎の縹家の内実が明らかに
2019/04/15 06:52
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『暗き黄昏の宮』では紅家の経済封鎖が紅家当主交代によって解決し、勅使としての仕事を終えた秀麗がリオウに連れられて縹家に行って静養することになります。彼女の体がおかしかった理由が、体が生きているのに仙が入ってしまったことだと明らかにされます。その「仙」とは紅仙、別名『薔薇姫』であり、彼女の母で、娘の延命のためにしたことのようです。秀麗の体の封印は解けかかっているので、空気の清浄な縹家にいる限りは数十年生きられるかもしれないが、外に出て行けば近いうちに死ぬことになると、リオウに宣告されます。
秀麗が勅使として紅州に向かう途次でリオウと二人で姿を消したという情報が中途半端に漏れたため、彼女が婚前逃亡をしたと思われ、劉輝は一気に「嫁に逃げられた王」として人々の同情を集めることになるのがちょっと笑えます。しかし、彼を取り巻く環境は坂を転げ落ちるようにどんどん悪化し、畳みかけるようにバッタの大群「蝗害」、別名「黒い嵐」が発生する予兆があり、国としての一大事。劉輝はどんどん追い詰められていく感じです。
これまで変な術を使ったり、暗殺「人形」を送り込んだりと不気味な縹家でしたが、この巻で本来の縹家の役割やその家をずっと一人で背負ってきた強大な異能を持つ縹瑠花の人生が語られることで大分印象が変わります。
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面白かったけど面白くなかった。
いや、いつもに比べて面白さが足りなかったけどいつも超面白いので今回は普通に面白かった。
とにかく今回は終章ということだからか伏線張りすぎ。
そのせいで読んでても何がなにやら。多分、次とかを読めばわかるんだろうけど、それにしてもちょっとね。やりすぎ感が。
秀麗は病気で縹家に、劉輝はどんどんどんどん追い詰められて悠舜は信用できなくてイタイタしいです。
そして旺季様がついに城の全軍を掌握・・・!?ヤバイヤバイ!!
しかし「敵」とは誰なのでしょう。貴族派のみなさんはとっても冷静で理論的で良い官吏だと思いますがね~。
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最終章に向けての序章??
キャストがクライマックス向けて、続々登場中!
みんながハッピーエンドになりますように!
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彩雲国物語、大好きなんです♪
この巻からいよいよ最終章に突入~!
読後の「早く!早く続き!」感は健在です。
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ついに物語は最終章へ!!
だんだんと人外の力をもった人たちが出張ってきてはらはらしてきた(汗)
まじめにコツコツがんばってる人たちがむなしくなるような展開になってほしくないな~。
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終わりの始まりの巻。
一巻の終わりに繋がる…んでしょうか。
全く想像がつかない。
早く次ぎの巻を読みたい!
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暗き黄昏の~・・・と副題にあるが、まさに黄昏、お先真っ暗的展開でテンション低いです。これをどうやってひっくり返して大団円にするんだろう(なんて)。アイツも登場してきたし、終章突入、最終巻も近いというので続きが楽しみ。
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ふろしきを広げてもうまく収拾できる作家さんです。
ただ、表現の仕方はとても残念な感じ。
例えば邵可さんや霄太師がイマドキの言葉でやり合うことにはとてつもない違和感がある。この巻では「三拍のち」「三拍分おいて」「三拍待って」「鐘三つ分」など似た表現が多くて、全体がまったり平坦に感じられるのが惜しい。次が気になる読者にとって筆が速いのは素直にありがたいのだけど・・・。
次巻も楽しみ♪
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彩雲国ってなんというか…美形ぞろいのくせして
ふられんぼの多いこと多いこと…笑
今回は個人的にはタンタンとリオウ君がカッコよかったなぁ。
しかし、いまひとつ物足りない気が。
やっぱ秀麗が働きまわってないと彩雲国じゃないよなーと。
ので、次巻に期待。
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燕青とタンタンが男前な巻。比べて紫兄弟と双花が残念仕様。
縹家で楸瑛と迅が何を成すか、瑠花が秀麗ちゃんの望みを聞き入れるのか、次巻が楽しみ。
悠舜さんはまだどっちだかわからなくてやきもきします。しかも、これで貴族側なら最後の最後で寝返る形…王側だと信じたいなぁ…。
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楸瑛がお笑い要員(苦笑)。しかしとても助けられた気がします。
悠舜くだけた口調での説明が大変わかりやすくよござんした。彼に対しては最後まで信じ続けたい。信じ……れるか?いや、自信ない……。
劉輝は頑張れ!本当、頑張れ!
十三姫は、もう愛しくてたまらない。
秀麗はそのまま突き進めー!
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これまで散りばめて来た布石を徐々に拾い始めた感じ。
最終章の序盤ってことで、それほど話に進展はなかったけれど、“…あぁ!”と納得する部分が幾つもあったので、進みの遅さはそれでカバーされてたかもw
みんな色んな意味でダメダメになってる中、久々に登場したタンタンが妙に冴えてて格好良かった。
最初、小脇にたぬき抱えて現れたのが嘘のよう(笑)。
話のラストには遂に朔洵も登場して、今後の展開が楽しみ♪
新刊、至急お願いします!!
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相変わらず登場人物が多くって思い出すまでに時間が・・・
人物紹介のページだけじゃカバーしきれないのが痛い。
話はやっぱり相変わらず難しい。
それでも先が気になるのはこの本だからこそかなぁ。
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【ネタばれ豊富】
今回の巻では、かなりたくさんの人が出てきましたねー。人物紹介も見開き二ページになっていましたし、本当に最終章なんだなあという感じがしました。なんだか寂しいですね…。
秀麗と劉輝の話というよりは、瑠花と羽羽様の話という印象を受けました。
瑠花と羽羽様の話は気になっていたというか…CP的にいいますと、迅&十三姫、瑠花&羽羽様辺りがすごく好きなので(どういった系統が好きかまるわかり)今回の巻で色々出てきて嬉しいです。
はい、ここまで読んで分かる通り、瑠花と羽羽様語りになると思います。本当に好きなんですあの二人…!
瑠花は結局、優しい人だったんだと思うんですよね。『白い子供』であった弟の璃桜を見捨てることなんて出来ずに一人で育てて、他の『白い子供』も見捨てられなくて。
父親からも酷いことをされたのに、結局憎むことでなく愛することを選んで、憎みたくないから幽閉という道を選んで、一族を血で一掃して。
黒仙がどういった存在なのかいまいち分からないのですが、なんか話を聞くとどうもひと癖ふた癖ありそうな奴ですね。仙人って本当厄介な人が多いですね。
で、瑠花は一族を元の形に正そうとして、学問をとにかく奨励したと。羽羽様も術者ではあったけれどそれを受け、たくさん勉強してたと。
羽羽様が縹家を出て行ったことに関しては、裏切りと感じていないんでしょうね。なんとなく。
だとしたら瑠花の言う裏切りというのは、やっぱり"薔薇姫"のことですね。"薔薇姫"奪還の道を開いたのは羽羽様ですし。
この辺のことを羽羽様はずっと気にしているみたいで、なんかもう可哀想です。悲しい。
龍蓮の中にいる藍仙も気になるところです。夢見る人ということは、龍蓮が寝ている間に出て来るのかな?それとも龍蓮の意思に関係なく出て来るのかな?
いずれにしろ私は龍蓮には龍蓮のままでいて欲しいです…。藍仙も嫌いではないけれど、やっぱり龍蓮が好き。寂しがって人のぬくもりを探していた龍蓮が好きです。
藍仙が羽羽様を寝かせて、その記憶に触れた時、黄昏色と言っていました。瑠花も羽羽様の声を黄昏の声と言っていました。
てことはやっぱり、今回の巻は羽羽様と瑠花の話でOKなんですよね。ね。私はそう認識しています。
黄昏色って、夕陽の色ですよね。あの色合いはとても好きですけれど、子供の頃は遊びの時間が終わるので嫌いでした。
羽羽様はあの色のイメージなのか…なんかいいなあ…。
結局のところ、羽羽様は瑠花が好きで、瑠花も羽羽様が好きだったってこと、ですよね…?文章を読んでいるとそう感じるのですが…。
だって、瑠花がなんで延命措置を行ったかって、一族を守るためっていうのもあるけれど、羽羽様に会いたかったっていうのもあるみたいじゃないですか。
『白い子供』の言葉も悲しい。瑠花に恩返しがしたくて自分の命を差しだす彼女たちは真実『白い子供』です。
羽羽様、何故気付かない。瑠花はあなたに会いたくて仕方ないってことに何故気付かない。
でも次巻で会いにいきそうですよね…。最後の、わたくしの姫様っていう言葉が本当に切ないです。
ああもう本当に二人共好きです。
あと、すごく気になったのは飛燕姫という名ですね。
どうやら皇毅様の想い人か妻か恋人か、それに類する女性だったようですが、リオウに似ているということは縹家の関係者ですよね。
旺季もまた愛する人を捨ててここまで来たらしいですし、一体何を成そうとしているのかが気になるところです。
いやとりあえず飛燕姫が気になる。皇毅様結構好きなんですよ…。
悠舜が裏切るというのは、誰に対しての言葉なんでしょう。
普通に考えれば王様サイドのことでしょうが、皇毅には出来ないということを聞くと、旺季サイドを裏切るってことでしょうか…?
それと、悠舜の容体が気になります。
足が悪いのは戩華王のせいだとして、足のせいだけであんなにも具合が悪くなるものでしょうか。
なんらかの病気を抱えていたのでしょうか。それとも足から来る病気?わからない。
早く新刊が出て欲しいと思う反面、ずっと出ないで欲しいです。だって、完結してしまう…。
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いよいよ佳境に入ってきたという感じ。
本当に続きが気になるんですが、読みたくない、終わって欲しくないという気持ちも大きいです。