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ウィザースプーン警部補と彼の使用人の探偵録第3弾。
今回も使用人と2作目から仲間入りしたルディ夫人が大活躍だった。ルディの執事のハチェットも活躍でした。
新年早々に強盗殺人を担当することになったウィザースプーン警部補。裕福な家の夫人が殺されたのは、交霊会から帰宅した直後だった。このところ大した事件もなく、退屈していたジェフリー夫人と使用人は捜査へ乗り出す。
ウィザースプーン警部補は、本当に優しくて素直な人なんだなと思う。ジェフリー夫人の話術に導かれて事件を解決するけど、解決したという自信がないというか。
ルティ夫人と執事のハチェットもジェフリー夫人の指示で捜査に乗り出して、今後もジェフリー夫人と使用人たちの手が届かないところをフォローしてくんだろうな。
あとベッツィとスミスは、早くくっついてしまえばいいのにと思うが、そうもいかないのかな。
2016.7.16 読了
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今回はベッツイがあまり活躍しなかったけど、やはり良い味を出している。そしてルティの執事ハチェットも今回意外な特技を披露してくれました。そして犬のフレッドがメンバーに加わりました。次回作は「Mrs. Jeffries Takes Stock」原作は1994年に刊行されている。日本語訳バージョンは秋頃刊行されるらしい。とても楽しみだ。
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シリーズ第三弾。まずはウィザースプーン警部補にほっこり。今回も使用人探偵団は大活躍。クルックシャンク夫人と執事のハチェットも。集められた情報からジェフリーズ夫人が推理する安楽椅子探偵物。楽しいです。次作にも期待。
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「家政婦は名探偵」のシリーズ3作目。
ヴィクトリア朝の英国ロンドンが舞台。
家政婦のジェフリーズ夫人をリーダーに、召使が探偵団として活躍します。
ウィザースプーン警部補は、殺人事件が大の苦手。
なぜか捜査の腕があると思われていますが~
実は陰で大活躍をしているのは、優しいご主人を思うお屋敷の使用人たちなのでした。
評判の霊能者が開いた交霊会。
会から帰宅した直後の裕福な女性が襲われる事件が起きました。
最初は、強盗かと思われましたが‥?
器量よしのメイドのベッツィも交霊会に興味を抱いていることに、しっかり者の御者のスミスが不満で、喧嘩になったり。
頼りない従僕のウィギンズも、懐いてきた野良犬に優しかったりと、人間味のある展開。
アメリカから来た未亡人のルティ・ベル・クルックシャンク夫人の執事ハチェットも初参加。
渋い雰囲気ながら、独自の腕を発揮しそうです。
事件はけっこう考えてあって、(途中でわかりますが)それなりに推理を楽しめます。
ものやわらかなジェフリーズ夫人が、ご主人様とお茶を飲みながら、真相にたどりつくよう上手に誘導するのが、何ともユーモラス。
楽しく読めるのが嬉しいですね☆
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ヴィクトリア朝の使用人たちが、ご主人様である心優しい警部のために、隠れて捜査をするシリーズ3作目。交霊会から帰宅したマダムが強盗に殺される。
使用人たちは厳しい上下関係のない現代的な感覚で描かれているが、その擬似ファミリーのチームワークが楽しいコージーミステリ。ルティ夫人の執事も活躍。
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家政婦は名探偵シリーズ第3弾
裕福で、傲慢な女性が自宅で殺害された。夫婦で行った降霊会の帰りに強盗と遭遇したかと思われた。しかし、ウィザースプーンから捜査を聞いたジェフリーズたちは、独自に事件を調べる。年下の夫、婚約を邪魔された姪、財産を管理されている甥、評判の降霊会の女性…。一人一人のアリバイをチームワークで解いていく。
お金持ちの屋敷には、執事や家政婦や、同居する親戚もいて、人間関係が複雑。外から見たらわからないから、それこそメイドや従僕が調べていくのだ。ライトな感じでイギリスの昔の様子を楽しみつつ、ミステリーも追いかけることができる。
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家政婦は名探偵シリーズ第三弾。
いつのまにか、捜査活動がないと物足りなさを感じてしまうようになった、
ウィザースプーン家の面々。
本来、警部補が担当しない強盗殺人を担当することになり、
喜んで事件を調べることに。
その途中で、なぜだかまた墓堀りに行ってるし。
なぜだか、アメリカ人の未亡人ルティも捜査に加わってるし。
なぜだか、その執事も捜査活動に参加させられているし。
ミステリーとしてはかなり見当のつきやすい展開だったけど、
それはまあさておき、
容疑者の一人、娘を捜す被害者の家政婦のその後を教えてほしかった。
せめて、容疑者の二人、恋人たちのその後だけでも。
そこらへんがどろどろしていないところも、良いといえば、良いんだけど。
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アメリカの作家「エミリー・ブライトウェル」の長篇ミステリ作品『幽霊はお見通し(原題:The Ghost and Mrs Jeffries)』を読みました。
ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。
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使用人探偵団、主人には内緒で活動中!
大人気ミステリ・シリーズ第3弾。
新年早々、またも殺人事件の捜査を任されることになった「ウィザースプーン警部補」。
裕福な婦人が殺されたのは、交霊会から帰宅した直後のことだった。
今回も主人を陰で助けようとする「ジェフリーズ夫人」と使用人一同だが、このところメイドと馭者の仲が険悪で、捜査に支障が出かねない。
奇しくもその原因も、交霊会がらみで!?
単純そうで手ごわい事件に探偵団が挑むシリーズ第3弾!
訳者あとがき=「田辺千幸」
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ヴィクトリア朝時代のイギリス・ロンドンを舞台に、人柄は良いが推理の才能が実は全くない「ウィザースプーン警部補」を陰で助けようと、屋敷を取り仕切る家政婦の「ジェフリーズ夫人」と使用人探偵団が主人が素人探偵として活躍する、明るく楽しく軽めなミステリ・シリーズの第3作です。
裕福な「ホッジズ夫人」が殺害されたのは、近頃評判の霊能者「ポープジョイ夫人」の交霊会から帰宅した直後のことだった… 強盗の仕業か、顔見知りの犯行か、、、
新年早々難事件を抱える羽目になる「ウィザースプーン警部補」… そんな主人を陰で助けてきた「ジェフリーズ夫人」はじめ使用人一同だが、このところメイドの「ベッツィ」と馭者「スミス」の仲が険悪で、捜査に支障が出かねない。
不仲の原因というのが、彼女が少し前に知り合った男性と交霊会に出かけるからで… 単純そうで手ごわい殺人事件に使用人探偵団が挑む……。
根っからの善人で心優しい「ウィザースプーン警部補」を、使用人たちが恩返しをしようとこっそり事件の真相を嗅ぎまわる展開が愉しいですね… 「ウィザースプーン警部補」が寝静まってからのココアを飲みながらの作戦会議や、「ウィザースプーン警部補」が「ジェフリーズ夫人」に巧みに誘導される場面など、ほのぼのした展開も好感が持てました、、、
ちょっとずつパズルのピースが当てはまってくる過程や、解けそうで解けない謎も面白いですね… ミステリを読んでいると、愉しみながらも心が疲れる部分もあるので、合間にコージー・ミステリを挟むのも良いですねー