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はじめは就活生向けの本か、と思っていたが、社会人十数年目にもグサグサとくる考えさせられる視点がたくさんあった。仕事と家庭と社会と自分と、どう捉えて良いか悩むことが多い時期だったので考えるきっかけをたくさんもらえた。
・「行く場所」と「帰る場所」
・仕事は「前向きな自己拘束」
・「楽しく生きる」ではなく「生きることを楽しむ」
・グレーゾーンの人間関係を楽しむ
・まっとうな答えや絶対的な答えでなく「自分にあった答え」を探す
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何気ないワンフレーズが言葉に刺さりまくった。
誰でも一度は「楽したい」「働きたくない」と思ったことがあるはずだ。
読者からの意見も交えながら、著者の考えを一方的に押し付けるわけではないので、とにかく読みやすいし共感できる箇所が数えきれないほどあった。
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就活の時に、「働きたくない、遊んで暮らしたい」と思っていました。高校生までは与えられた課題をこなして、なんとやくなってきました。大学生からは、自分で考える、と。いきなりどうしたらいいの…すごく困惑したのを覚えています。
なにがしたいか分からなくて、大学生4年生の2月まで就職が決まりませんでした。やっと決まった会社は、辛すぎて2ヶ月で辞めてしまいました。その後、2年間アルバイトをして、今の会社で働くことになり、今も続いています。私に必要だったのは、考えることと覚悟を決めることかな。
高校生の頃から専業主婦になりたかった私。仕事は大変だけど、人のためになる。スキルアップや心が成長できた。働いてみてよかったなぁと思っています。
【心に残ったところ】
・就職=自分と社会をへその緒を繋ぐ
・行く場所、帰る場所
・束縛されている、拘束されている→全う出来る
・楽しく生きる、生きることを楽しむ
・グレーゾーンの人に救われる
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思いのほか良かった。働くとは何か?どういうことか?これから社会に出る人はもちろん、社会人生活の長い人にもオススメ出来る一冊。
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意見を求めても、打てど響かずな後輩ちゃん。意見がないってことはないでしょう、私に遠慮をしているのかな、と思っていましたが、理由が分かりました!「考える」ということをしていなかったんだね。全くできない、やる気がない、あるいは放棄しているかは分からないけど。でも大事なこと全てを人の意見に任せてしまうのはどうかな?自分で決めることで、責任を持ちたくないのだろうか?森博嗣先生の本で、インターネットネイティブの世代は、分からないことはすぐに調べてしまうから、「考える」機会があまりなく育ってしまう的なことがあったのを思い出した。時代のせいかもしれないけど、なんとももやもやするのです。
グレーゾーンの住人について
職場では必要最低限のコミュニケーションでいいや、と思って過ごしていた。だけど、ちょっとしたコミュニケーションが仕事を円滑にすることが分かり、自分から進んでコミュニケーションを取るようにしていた。が、必要以上に踏み込んでくる人が厄介で。でもそういう人は、寂しい人なんだな。自分にもそういうタイミングがあるなぁと思った。