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実はこの作者さん、神狛しずさんと同一人物だったのか! ということに気づいて読みました。別名義だとホラー要素はなさそうなのですが。ユーモラスな読み口は健在。
作家と編集者のコンビが京都で起こる様々な事件を解決する……っていかにもテレビの二時間サスペンスな設定。各話のサブタイトルもまたいかにも、なのですが。想像と違って、かなりスラップスティックなコメディでした。そっかぁ、名ではなく迷推理だったのね(苦笑)。
京都ではあるけれど、いわゆる有名どころをあまり扱っていないところも面白いなあ。豆知識のような部分も楽しいです。
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(収録作品)境界鳥ー鳴かない鳥が死線を示す/鳥辺山心中ーKの縁が道行きを誘う/恋路橋ー弾けない楽器が哀歌を奏でる/丹後。羽衣天女ー悲運の美女が森を彷徨う/河原左大臣ー愛の歌留多が詠み人を待つ
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零細出版社に就職してミステリーの帝王と称えられる夜光先生の編集者になった真央。数々の殺人現場に遭遇するが、小説とは違い推理力0の先生の名誉を守るため、理由をつけて追っ払い、代理として名推理を披露する。軽く読むならまあまあかな、でもまた読みたい、あるいはシリーズを読みたい、とは思えないストーリー。
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新米編集者が会社に命じられたのは
推理作家の全面サポート。
確かにこれを言われたら、自分何しにここへ? と
首をひねりたくなるような状況です。
しかも当の推理作家は偏食で、職業があれなのに
事件に対する推理内容が…。
いや、それをどうにか誤魔化している主人公は
すごいというか、ご苦労様です、というか。
推理作家、という肩書だけで、希望を膨らませると
とんでもない事になる、という見本品な先生でしたw
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推理作家と推理作家のサポートをする新米編集者によるコミカルミステリー。
京都といっても山の中で京都らしさは少なく、幕間のはみだし案内も王道からズレていて、初めて知ることも多く楽しめました。
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美形で奇人の推理作家と、生真面目な女性編集者がコンビを組むミステリ連作。普通この組み合わせなら、探偵役は作家だが、彼の推理は的外れで、女性編集者が名推理で彼の尻を拭う展開でおかしい。美質はキャラクターが良いことで、ことにヒロインが魅力的。ただミステリとしてはぐだぐだで、作家の迷推理を編集者がフォローするという、基本のフォーマットさえ途中からは維持できなくなっているのはさすがに苦しい。
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初読みの作家さん。軽く読める。ミステリの帝王と呼ばれる作家が、プライベートではかなりの偏食でKYなポンコツめんどくさい四十男。周辺で起こる殺人事件に対して、本とは真逆のトンデモ推理を披露しそうに…なるところを編集者のマオちゃんが大先生の推理と称して真相を披露する、ってお話。推理は無限に広がるような書き方だし、ちょっと強引な気もするけど。ドラマ化したらおもしろいかも。作家先生は井浦新さん、マオちゃんは永野芽郁さんで脳内再生されました☆