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デザインのイロハを専門的に学んだことがない人間に「良いデザイン」への道しるべを示してくれる本。「4つの基本原則」に意識的になることで、デザインの良し悪しを何となくの感覚で判断するのではなく、言葉で語れるようになる。これを読み終わる頃には、自分にも「整列」の補助線が見えるようになっていた。
初歩的なものであるとはいえ、デザインについて語る語彙を増やしてくれたという点で良い本だったと思う。
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デザインを正式に学んだことはない人のために書かれたデザインに関する図書。デザインにおける基本原則が書かれている。また色の関係、日本語のデザインなどがあり、かなり便利。
何かパンフレットやチラシを作成するときに参考にしたい。
デザインする状況になったら手もとに置いときたい。
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近接・整列・反復・コントラスト。
この4つにフォーカスを当てて成果物(デザイン)を見るだけでもずいぶん違う。
何より、なぜダメなのかがきちんと説明できるようになれるところは素晴らしいと思う。
「デザイン入門教室」と合わせて読みたい。
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読了:2016/11/6
これの第3版にとてもお世話になった。4つの原則がどれだけ重要で、応用が効き、効果的なまとめ方だったか、資料を作ったり見たりする都度、実感する。
例題がとっ散らかってる感があるのは第4版でも変わらないが、ためになる本である。
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いわゆる「素人くさい」デザインから脱却するためには、何が必要か。
大事なことの一つに、良いデザインの原則を知ること、というものがある。
素人は、良くないデザインを見つけても「何となく気に入らない」としか説明できない。
なぜなら「良いデザインとは何か」を言葉で理解していないからである。
必要なことは、良いデザインのルールや法則を、感覚ではなく知識として身につけること。
良い点を知ることが出来れば、悪い点も見えてくるようになる。
では、良いデザインの原則とは何か。
それは以下の4つで説明されている。
# 1. 近接
同じ情報はグループ化して近くに、そうでないものは遠くに配置する。
例えば新聞記事の見出しと本文は、出来るだけ近くにある方が良い。
物理的な距離が近ければ、内容も近いものだと人は認識する。
# 2. 整列
全てのものを配置を意識的にする。どの線で揃えたのかが明確で、透明の線が見えるようでなければならない。
また、位置揃えは一種類で統一する。同一ページ内で、右揃えと中央揃えが混在してはいけない。
そして中央揃えは、安定するが退屈でもあるので、出来れば右揃えか左揃えを使ってみる。
# 3. 反復
同じ要素は繰り返して使う。一貫性を持たせる。
例えば見出しを太字にするなら、全ての見出しが太字でなければならない。
そして反復に使われる要素は、できるだけ強調した方が良い。
# 4. コントラスト
明確に対比をつける。同じものは正確に同じに、異なるものはハッキリと異ならせる。
対比の差が小さい場合、人はそれが意図的なのか間違えたのかを判別できず、不快感を覚えてしまう。
これらがデザインの基本であり、この4つを意識することで、デザインの質が上がっていく。
そしてもう一つの大切なことは、臆病にならないこと。
素人のやりがちな失敗として、空きスペースが残ることを怖がって何かを配置してみたり、大きな対比が出るのを恐れて似たようなサイズを使ってみる、というものがある。
だがそこから脱却するためには、一歩踏み出す必要がある。
空きスペースを残したり、極端にサイズを変えたり、左右対称ではないことを恐れてはいけない。
勇気を持って大胆にやることは、デザイン全般に対しての重要な心構えである。
本書は、デザイナーではない人に向けた、デザインの基礎を解説した本である。
とても分かりやすく、自分のような素人が読んでも十分に理解できた。
他にも、色の組み合わせやフォントの使い方についての説明も載っており、非常にためになった。
これからは確実にデザインを見る目が変わるだろう。
素晴らしい一冊だった。
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まず、デザイン初心者が使う資料集としては優秀だと感じました。それはおそらく、翻訳前の原書が初心者向けの書籍として優秀なのだと思います。
スライドデザインや文書作成にも応用できると思います。またこれから更に細かいデザインの話に入る指針にもなると思います。
ここまでなら星4つけてもいい内容でした。私はデザイン初心者ですから。
うるさく言うようですが、邦訳が酷い。これならば、英語がとても苦手な私でも書けそうな邦訳。酷すぎる。全く頭に入ってこない。
ですので、英語がスラスラ読める方ならば、原書版を読んでもらい、日本語版で追加してもらった所は別冊にして出版して貰えればいいかもしれません。
本当に酷いと思います…かつての指輪物語邦訳版のような酷さ。
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アマチュアでもデザインについて、少し考えさせる一冊。
常に意識しながら今後は資料を作成していきたい。
1.近接の原則
2.整列の原則
3.反復の原則
4.コントラスト:違いは大きく見せる!
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この本は、デザインの基礎を教えてくれる本です。特に良い点は、デザインの知識がなくても楽しく読めるところと、初心者にも納得できる説明がされてるところです。
デザインの勉強経験がない人が、最初に読む本として、とても良いと思います。
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デザインという正解のないものに対し、局所解を導くための変数を教えてくれるような本。事例をひたすら解説し続けることで、違いを明確に示してくれていてわかりやすかった。
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テキパキしたデザインの先生に指導を受けている気分になるなかなかの実践本。
会社員やっていると、資料にどこまで手をかけるか常に揺れ動いていて、あるときはパワポの表現にこだわりまくって、ブロックや矢印のデザインにすごく時間をかけたり、かといえば突如反動が来て、内容がちゃんとしていればシンプルなワード文書1枚で伝わるのだと、文章をいかに研ぎ澄ますか派になったり。
しかしこの本で、どちらのアウトプットにせよ、理解しやすく伝わりやすくするためにやるべき「基本のき」があることを教えられ、目が見開かれた。「整列・近接・反復・コントラスト」この基本原則を、口やかましくしつこく教えてくれる。最初は当たり前なこと言ってるなぁ、ちょっと退屈かなと思ったのだが、実際に翌日から資料を教わったとおりに整え始めてみると、よりどころが出来たみたいで、なんだか安心することに気づいた。
結局いくら矢印デザインにこだわっても、あるいは文章を研ぎ澄ましても、相手に伝わるかどうかというのが最も大事なことだ。この本は、読むだけではたぶん半分くらいしか価値がなくて、すぐに真似して実践してみることが必要。そして表現する、アウトプットするというのは、デザイナーの最も大切な素質の1つだと思う。
適切な空間の分量やコントラストのバランスは最終的にはセンスがものを言うのでそこは本当のデザイナーには決してかなわないと思うが、デザインという言葉があらゆるところで使われる昨今、こうしたアプローチでデザインの一端を知ることもできると思った。
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資料づくりのおおい仕事だが、普段よく「資料がきれいですね」とお褒めの言葉をいただくことが多く、かといってなんでうまくできてるのかを自分で言語化したことがなかってので、勉強がてら読んでみた。やるべきことは非常にシンプル。日本語だけでなく、英語の文字の組み方についても指南があってよかった。
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デザインの基本原則は、コントラスト、反復、整列、近接の4つ、これらを認識することで悪いデザインに気づけるようになる。
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デザインの「4つの基本原則」(近接、整列、反復、コントラスト)とその実例(良い例、悪い例)が豊富で目で学べる。下線はイタリックにして欲しい箇所を示すもので、普通使うものではないということを初めて知った。
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主に名刺やチラシなど、商用印刷物のデザインについて、素人向けに書かれた基本の本。レイアウトはもちろん、色の使い方やフォントの使い分けなど参考になる。修正前後を比べると、修正前のこういうのは素人のデザインなんだなと納得するものもあって、世の中には意外とそういう素人臭いデザインのものもあることに気づく。ちょっとした印刷物作成など、デザイナーじゃなくてもデザインしなければならないということもあるしね。多少なりともデザインに興味がある人なら楽しんで読める本だと思います。
学生の頃のノート作りで、色ペンを使うなど、後から振り返って読んでみてわかりやすいノートの取り方、作り方と通じるところがある。ペンの色やデザインに凝り過ぎて肝心のノートの内容が頭にあまり入ってなかったこともあったなぁ、なんて。
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私は大学在学中に特別デザインについて勉強したことはないですが、社会人になってから専門学校に通いWebデザイナーになりました。
なので本書は体系的にデザインについて学んでいない人向けで、なぜこうすべきか、こっちとこっちならどちらがより良いか、がはっきりと書かれています。
今までいろんな角度から書かれたデザインの指南書を読みましたが、これはかなり良書だと。
仕事で教えてもらった抽象的でなんとなく理解できたかなというようなことが、しっかり腹落ちするなと思いながらサクサク読めました(ちょっとお茶目な感じなのもよみやすいです)。
今までいろんなデザインの書籍を渡り歩いてきて、でもなんだかなぁ……という人はこちらもぜひ読んで見てほしいです。