紙の本
大大団円
2021/07/25 12:45
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投稿者:うーよー - この投稿者のレビュー一覧を見る
風太にはフルトォナが、鉱子にはコーコが深く干渉している8回目の邂逅で、現代の二人は代理戦争に巻き込まれているかの状況でしたが、成長した風太によってフルトォナを止めることが出来ました。いや、隠し玉風子が宇宙人に貰った網が逆転の決め手でしたね。こんなチート技が許されるのも、水上作品の作風かな。硬軟併せ持つ、愛すべき「少年漫画」なのだと思います。…そして、積み重なった不幸が雪解けの様に霧散し、まさに未来への希望に満ちた大団円でした。しかしリアルタイムのコミックス派は、6巻発売までの10か月は辛かったでしょうね。
電子書籍
すっきりしました
2016/12/07 15:48
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投稿者:ちてん - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々な輪廻でみんな出会ったり素通りしたり、いろんな体験をしながら現代でやっと決着がついて、ほっとしました。
自分がしている事が好奇心なのか悪意なのかわからないまま進んでしまったり、周りに言われた時にはもう既に声が届かなかった主人公の昔の人生は、悲しい気持ちになりつつ私も見えていない所でそうなってしまうんじゃないかって思った。
これから未来はどうなるかわからないけど、皆幸せになって欲しいって思える漫画でした。
とても良かったです。
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水上世界の真実に一番近づいたんじゃないか、なスピリットサークルも、完結。
「ソウルキャッチャーズ!」なんだよ!!
やっぱ魂を掴むもの、が必要なんだよ。
僕個人は輪廻とか前世なんてものは存在しないと思うが、「ある」とは思う。
僕の中に蓄積し、これからも積み上げられていく様々な「セイ」のために、僕は僕の人生を、悔いの無いように生きていこう、と思った。
それでは皆さん、ごきげんよう。
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表紙裏のあとがきにある作品成立のきっかけ、なるほどなあ。こういう資質のある作家さんはえてして宗教的な方向に行ってしまうことが多いのだが、あえて踏みとどまってほしい・・・。
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完結。水上悟志はエピローグをしっかり描くのがいい。最後二人がどうにもならなかったのはアレ?と思った。でも、過去(未来)生の問題は全て解決したから、主人公たちのこれからを縛る物はもうない。君たちの未来は君たちが決めろということか。まだ何が起こるかわからないよ、という感じの清々しいいい終り方でした。
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死霊王となったフルトゥナに刃を向けたコーコ。ここでコーコは泣きそうになりながら自分の行動への悔い、そしてフルトゥナの非道を説くのだけど……
幾つもの非道を進み、幾つもの命を奪い。それでも何も理解して来なかったフルトゥナはここに来てコーコの言葉で自身が道を外れたと理解するのか……
でも、その自覚は遅すぎる。選択の瞬間も選択を巻き戻す猶予も既に終わってしまった。だからフルトゥナは自分の非道を理解してなお、その非道を進むしか無い
その行状を近くで見ていたコーコにはフルトゥナの非道は許せるものではないし、自分も世界の破滅に関わってしまったという自覚が有るから余計にフルトゥナに立ち向かうしかなくなる
コーコのこの覚悟が鉱子に繋がっていくということか…
驚きだったのはフルトゥナの企み。これまで七つの過去生を辿っていく旅路は単純に風太が鉱子との因縁や縁を理解する為のものとして描かれてきた。だからその旅路の果てに立っているのは当然風太だと思っていたんだけど……
やはりフルトゥナは恐ろしい人物だった…
けれど、そんな天才であり非道を進むことに躊躇いを見せなかった彼にとって最大の計算外が風太の性格であり、風太の人生に舞い降りた奇跡
更に風太の中に蓄積された過去生達の後悔をフルトゥナはここに来ても理解しきれていなかった。そして自分の中にも同様の後悔があると
フルトゥナの前に何の脈絡も予兆もなく舞い降りた奇跡
これはフルトゥナの計算や覚悟をぶち壊すものだし、逆転の始まりとするに相応しい誕生の光景
更に宇宙人から貰った虫取り網が役立つなんて意味不明にもほどが有る展開だけど、そのくらいじゃなきゃフルトゥナを出し抜くなんて出来ないか
フルトゥナを止めようとする過去生達が織りなす意志の力
もしフルトゥナに全く後悔がなければ止まることなど無かったのだろうけど、フルトゥナには未練が有った。そしてその未練は双子の誕生で取り戻せるのではないかと示されてしまった
結局フルトゥナは失ったものをずっと求め続けていた。奇跡のように訪れた癒やしを振り払う力なんて彼にはもはや無いし、それを訴える風太の言葉も振り切れるものではない
フルトゥナが一世一代の賭けどころと睨んだ風太の人生はその実、彼の終点でも有ったわけだ
あとはコーコが懐き、鉱子に引き継がれた因縁の縁だけど、それはルンが綺麗に吹っ飛ばしてくれたね
幾つもの失われた命のために戦い、風太を殺した後は自分の人生も静かなものとするつもりだった鉱子。けれど、ルンとイーストの命を繋ぐためには風太を殺さず自身も幸いの人生を歩まねばならない
最終話、少しずつ薄くなる過去生の記憶、そして去りゆく鉱子
それらはお別れや終わりを意味しているように思えてしまうけれど……
風太と鉱子、そしてそれぞれの過去生が握手したのは二人の顔から痣や傷が消えたように因縁が終わりを告げ、互いを許すことが出来たからなのだろうか?
新たな関係を始める切っ掛けとして握手がありキスがあり東大で再会しようという約束があるん��ろうな
本作では描かれずに終わる第八章風太
それこそが風太が歩むべき風太の人生。せめて後悔の少ないものであるようにと願ってしまう
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これにて完結。
フルトゥナと風太。
ああ、終わってしまったか…。でもまだまだここから続いていくんだなあ。うん、終わり方もとても良い。
風太がびっくりする度にものすごく幸せな気持ちになることが多かった。
このシリーズめちゃくちゃ好き。
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気になりつつも何となく絵柄で食わずぎらいしてたけど
本当に読んでよかった。
ストーリーの面白さもさることながら
やはりキャラクターの魅力が一番際立っていると思う。
輪廻をテーマにしてるので
主人公とその友達、両親がぞれぞれの過去、未来で
様々な形で関係をもって現れるのだけど
それが現在とは違っているけど
ぞれぞれが魅力ある関係を持ってて
それによって現代の関係性にも深みが増しているのがいい。
そして輪廻が悪い関係性をも増幅していくのだけど
それを現代の主人公を通じて
それぞれの時代の主人公自身が解消させていくのを見ていると
なんだか涙が出た。
許すって自分自身を一番癒してくれるんだなって
思わせてくれる優しい作品だと思う。
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連載を読んでいたら間違いなく生きがいになっていたと思う作品。
もったいない気もするけど、是非一気に読むことをお勧めします。
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一気読みしました。
惑星のさみだれに火の鳥がプラスされた感じ。
お話の構成を、読みやすく上手く作れる人なんだなと改めて感じました。
とても面白かったです。
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1話目からオチまで緻密に組まれたストーリーテリングで定評の水上さんの傑作マンガ。
(あとがき見たらフルトゥナの犯した罪とか諸々決めずに進めてたみたいだけど笑、ラストに向けて進む構成がめちゃくちゃ上手い人、ということです!)
ネットの評価がすげー高いので読んでみました、評価通り素晴らしかった!
"今"の大切さを今の視点と過去の視点から繋げて伝えられる、それでいて説教臭さの無い物語
人は死んだらどうなるんだろう、なんて誰しもが思う漠然とした疑問と、
あの時の辛い記憶は思い出したくない、なんて出しもが抱える過去の記憶とが、
意味のあるモノとして捉えられる、そんな物語
俺が今ここにいるのは遥か昔からのご先祖様の選択の結果であり、俺自信の過去の行いの結果でもある
どれにも悪いことなんてなく、それも引っくるめて今に至る理由なんですよね
文字にすると説教臭いけど、物語は淡々と風太の7つの過去生を見ることでジワジワと伝えられていきます
過去世はどれも見応えあって、火の鳥や藤子F作品を見ているかのような楽しさ、ハラハラドキドキがありました
最後どうなるんだろ?てずっと気になりますが、素晴らしい終わり方です
しかもこれだけ詰まって6巻というコンパクトな構成!
惑星のさみだれより短い!!(俺はスピリットサークル派です笑
てことで是非読んでみて欲しい一作です。
自分の行いや人生に疑問や不安を覚えた時こそ、読んでみると良いんじゃないでしょうか
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5巻から面白さがわかり始めて、続きが気になって6巻を楽しみにしてたら最終巻だった…これはもう一回通して読み返さないといけない。
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めちゃくちゃ面白かった……6巻しかないとは思えない密度の漫画だった。
風太の過去生たちがどういう人生を歩んできたのかこれまでの物語で丁寧に描かれていたので、最後に風太が彼らと協力してフルトゥナを捉える展開は胸が熱くなった。ソウルキャッチャーはだいぶチートアイテムだけど、熱い展開だったので別にいいかなと思えた。最後の握手のシーンも良かった。
時系列と実際の魂の動きが違うのが理解できなくて混乱することもあったが、最後まで楽しく読めた。風太と鉱子の物語をもう少し見たかったが、前向きな終わり方で満足。
宇宙人はやっぱり風太と鉱子の生まれ変わりだったのかな。
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すっごくよかった!
妹に勧められて読みはじめ一気に読んだ。前世が一番明らかになるたびにびっくりしたり息を呑んだり笑ったり、物語に振り落とされそうでぎりぎり着いていける感じがすごい。
スケールの大きさと主人公個人の気持ちや周囲との関わりがすごい読み進めたくなるバランスでおもしろかった。
こんなおもしろいマンガを読めて幸せ!