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中川政七商店編、暮らしを楽しむために、時節と道具に焦点を当てた本。豆知識の部分は各月を旧暦でみたときに、季節にある言い伝えやそれにまつわる小物を紹介している。
睦月、正月は、年神様を迎える場所を清める注連飾り(しめかざり)、迷わぬように門松、お供えものに鏡餅と伝統的な飾りがある。
如月、寒仕込みといって、雑菌がもっとも少なく味噌作りに適した時期。
弥生、ひな人形、からの小物。便利なカバンと小物を揃える。新生活の季節だ。
卯月、お花見。ピクニック。
五月、あたたかな春の雨、新緑。園芸。端午の節句。「おふろでちゃぷちゃぷ」という山のくじら舎の商品を紹介。
水無月、入梅つまり梅雨入り。雨とあじさい。じめじめ。
文月、夏が近づく。手ぬぐい押し。
葉月、豆入りのまくら、鳴り口、富士山グラスでビールを飲み。そして、夏の旅支度。
長月、酒に菊を浮かべた菊花酒。銅や錫の伝統工芸品。
神無月、出雲地方の神社では連日祭祀が行われている。良い縁を願いに。出雲大社では神はかりという神様の会議が行われ、縁結びが行われるとか。
霜月、ごはんが美味しい季節。
師走、道具を整えて、一年をしめくるる。
などなど、つらつらと。