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女性が出世するには「スカートを履いたおじさん」に徹しなければならないとほとんどの女性が認識しているのが今大半の日本の会社組織。でも男性も出世するために派閥や根回しなどいろいろやっているけどね。
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著者が教授ということもあってか、ものすごく読みやすい。図表とか参照されてて理系チックなのにこんなにするする入ってくる文章は初めて読んだ。
今の日本の問題点が客観的に論じられていて、納得させられるところが多い。マジメすぎるって日本人、そして「頑張らなきゃ」って日本人女性の性格だよなあ。
この本がもっといろいろな人に読まれて、日本の雇用がもっと女性に優しくなってくれればものすごくいい!
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本の中の典型的女性社員の言動がそのまま私で、
涙が溢れてきた。
男性の何倍も努力しなきゃ認められない、ほんとにそう思ってた。
(そもそも一日14時間働く彼らより何倍も働くなんて時間的に無理だよ、という話は笑った。ほんとですね。
前に出ると叩かれる、サポートに回ると喜ぶ、しなやかに笑顔を絶やさずに、…書いてて気が滅入ってきた。
当時のわたしに、声かけるとしたら。
そんなに頑張らなくていいよ、上司も会社も認めるつもりがないんだから、言われたことだけやって、勇気がたまってきたら逃げな。
て感じかな、親身なアドバイスとしては。悲しいけれど。
でも、本当は、当時のわたしに何をして、何を話してあげれば良かったのかな。
この本にはその答えが書いてある。
まず私に出来ることは、女性が自分の力を存分に発揮出来る環境を作ってもらえるよう、色んな人を巻き込むこと。だそうです。
ユニバーサルデザインのようなもので、女性が自分の力を存分に発揮出来る環境は、多分男性にとってもいい環境だと思う。
というのを大義に男性陣を巻き込んでいければいいなと思います。
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そういう傾向はあるだろうな、という話がインタビューなどに基づいてまとめられている。でも、本当に知りたいのは、その中でも違う発想や行動をした人々とそれを可能にした諸々の条件、そして、今後どう変わりうるかという未来の話。
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企業の業績を上げるためにはダイバーシティの推進が必要でそのためには女性含め多様な人が力を発揮できるような人間関係や働きやすい環境を用意し、喜んでマネージャーやリーダーに育つことが大切。それを阻んでいる要因と改善提案がまとめられていた。要因については納得できるが改善提案はいまいちだった。
〈女性の昇進を阻む要因〉
①自分で意思決定することなしに、周囲と調整・周りに配慮しながら結果を出すという難しい両立が求められる
②そもそも昇進に興味がない人が一定数いる
③ロールモデルに完全な女神のような人を求める
④男性以上に働き、育児家事もこなすべきと考えている
⑤会社に対する忠誠心が高く、自分が失敗したら後輩に迷惑がかかると思っている。
〈改善提案〉
①(ロールモデルについて)大切なのは本人の意識を変えること。本人がありたい自分を明確にし、合体ロボ型でロールモデルをつくる。企業ができることは自らロールモデルを探せる場を提供すること。
②モーレツに働かないと評されないと女性が思わないように、明確な評価基準をつくる。評価は複数の人が加わる。
③男性基準の働き方や考え方がスタンダードとなり、それに合わせるために女性が無理して頑張ることにならないように、新しい基準や考え方を取り入れる。
④女性が気軽に相談できる場を作る
⑤ネットワークづくりの機会を作る。
⑥女性自身が自らのリーダーシップを見つけ磨きをかける。自分が仕事をしやすくするために、自分が不快でない範囲で、人との接し方、コミュニケーションの取り方や振る舞いを工夫する
⑤成功体験を積ませる