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分かりやすいプロットに読みやすい展開。
中学生ってこんな感じだったな。
出てくる女の子たちのすべての悩みを抱えてたあの頃。
(残念ながら食べたら太る体質ではあったので太れないという悩みはなかったけども笑)
いつの時代もきっと変わらないんだろうな、14、15の悩みって。
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中学生。受験。恋愛。友達。悩み。体型。短編連作。朝日中学生ウイークリー。中学生たちが主人公で、それぞれに投げかけられる形式的ともいえるQ&Aに答えながら、自分達の悩みに直面していく。みんな、いい子だなぁ。
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友だちはいますか?
将来の夢は?
つきあってる人はいますか?
親は好きですか?
塾や学校でのアンケートに答える10人の中学3年生。本音なんて書かないけど、回答していくうちに自分の心が見えてきて…。
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背が高く痩せていて太れないことに悩む朝子、バレーボールに賭けているが背が低いことがコンプレックスの征児、太っている自分が嫌になった雅恵、自分らしくいられる場所を探す由里、付き合っている彼女に振りまわされることが幸せな義巳。中学三年生それぞれのありがちで、でも彼ら自身には切ない悩みが素直に綴られている。
*対象とする読者に対して建設的で健全。
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中学三年生は人生の中で1番多感な時期だったんだなぁと思い出させてもらった作品。
いろんな悩みを抱えて、表に出さずに暮らしている中学三年生に是非読んでもらいたい本です。
自分が中学三年生の時に読んだら、どんな感想を持ったんだろう……
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クラス替えや入塾や雑誌の読者アンケートの質問に答える形で、中学生の男女が、心情を吐露するという形式は、いいんじゃないかと思う。中学生の姿もほぼ等身大に描けていて、あまり違和感はない。でも、モデル事務所に誘われるくらいスタイルが良くて美人の女子が、背が高くて痩せていることがコンプレックス、というところまではいいけど、太っている女の子(160㎝、88㎏)を本気で羨ましいと思うか?この頃って、自分の容姿をいつも他人と比較して心の中で一喜一憂してるものじゃない?と思いつつ読んでいると、だんだんそれはないだろ、という事態が次々と起こり、鼻白む。
まあ、作者も後半、まとめるのに苦労したんだろうから、懸賞で高級バッグが当たったくらいはよしとするけど、モデル事務所に誘われたから中学生だけで事務所に行くって、危険すぎるでしょう。ちゃんとした事務所ってことになってるけど、この本では。それに太ってることがコンプレックスになって、不登校になった子が、友達に誘われたからって、モデル事務所の撮影会には行かないと思う。惨めになるもん。
前半そこそこ良かっただけに、後半のつまらなさが際立つ本だった。形式の面白さが、後半は足を引っ張る形になった。(物語の求心力が弱い。)別に中高生に薦めたいというほど面白くもないしな。
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学校図書館で購入した本。
アンケートに答えていくうちに自分の本音が見えてくるという、中3の心境。この時期、進路や友達、恋愛、家族のことなどたくさん悩みが多いはず。こうやって少しずつ大人になるんだろうな。まずは誰に勧めようかな
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中学3年生の男女5人が、様々なシーンで回答を求められたアンケートに答えを書く過程で、自分を見つめ直す。
本当に自分が求めているものは何か、自分は何に悩んでいるのか、一つ一つにいろいろ考えて回答していく。
不登校になった自分。友達との関係に傷つく自分。好きな彼女にフラらえる自分。Q&Aで、それぞれの本当の回答を導き出していく。前向きな中学生群像。
読後感は悪くないんだけど、こんなアンケートを中学生にする学校や塾ってどう??
不登校から意を決して登校してきた女子に、保健室で「このアンケート書いてて」と言って、一人にしてしまう教師って…?その質問の最初が「学校に来たくなかった理由を教えてください」って、直球だけどアリ??
そのほかも、懸賞のアンケートはともかくとして、いろいろありえないように思うのですが…。
そんなこんなで、ちょっと消化不良な部分もありました。
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恋、勉強、受験、友だち付き合い、見た目のコンプレックス…中学生たちの日々の悩みがオムニバス形式で語られる。
中3という受験を控えた思春期真っ只中の子どもたちが、”アンケートに答える”ことをきっかけにそれぞれが抱える想いと向き合い、悩み、考える。中学生視点で物語はすすみ、前半でQというかたちで悩みが語られ、後半ではAとして、卒業を目前にしてみな自らの悩みに答えを得る。
増田くんのパートがすき。あと波多野さん。リアルな中学生を描いてるけど、コンプレックスを抱えているわりには、みんなやたら前向きな気がした。自分でしっかり答えをみつけているから、みんなすごいなぁいいこだなぁと思う。物語ということでそれはそれでまあいっかな。
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「将来の夢は何ですか?」
「どんな一年にしたいですか?」
学校や塾や雑誌のアンケートに答えるそれぞれの中学生たちが主人公の短いお話。そんなこと聞かれても、とか、正直に書けるわけない、って思いつつも自問自答が頭の中を駆け巡ります。今の自分、これからの自分、理想と現実、友だち関係や恋愛のこと。彼らが出した答に共感したり、また振り返って自問自答したり。
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なかなか素直になれない中学時代、家族にも友だちにも。そんな彼らの本音がチラホラ垣間見える。男子はいい意味で単純でカワイイ。2018.7
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長身で痩せていることにコンプレックスの朝子、低身長がコンプレックスのバレー部の征児、太っていることで恋愛に積極的になれず、そのために不登校になってしまった雅恵、本当の自分をさらけ出せる場所を求めて塾を変えた由里、かわいい彼女に振り回さっれっぱなしの義巳。中学3年生の彼らが、それぞれアンケートに回答しながら自分のこれまでを回想する。受験を前にした不安、クラスでの人間関係、自分のキャラの出し方、親との距離の取り方、等々……、オムニバス形式で思春期の葛藤を描く。
痩せているのが嫌な子もいれば太っていて悩んでいる子もいる。なんてことないことでも「悩むのが仕事」のティーンエイジャーの気持ちに寄り添う作品なのでしょう。
ただ一つ笑ってしまったのは、「理解のある父親」が息子にエロ本をプレゼントしてきたところ。隠し場所までアドバイスして。素直に受け取らない彼を父親は興味の対象が女性ではないと勘違いしてしまった。
その前には、憧れのバレーボールのエースアタッカー(男子)からバレンタインチョコとともに告白の手紙を受け取って辟易していたというから、最近の男の子は大変だ。
難易度は高学年程度ですが、内容を考えると中学生の方が理解しやすいでしょう。
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森絵都さんのクラスメイツみたいなかんじ!連作短編になってるからそれぞれが繋がってて楽しい。読みやすいなあっていう印象。
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中学3年生の男女数名の各目線で構成されているお話。
ときどき学生もののお話が読みたくなります。
伝えたい事がまっすぐ表現されてることが多いので変に勘ぐったりせずに読み進められるのが良い。
学生のうちは存分に学問を学ぶべし!ってことでおススメ。
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この本は、「変わりたい」と思っている人にも「変わらなければいけない」と無理をしている人にも読んでもらいたいと思い選びました。一番悩みの絶えない時期ですが、変わろうとする事も、変わらず今の自分を受け入れ向き合う事も、どちらも間違いではないんだと背中を押してくれるお話だと思います。