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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アマンダの想像から産まれた友達ラジャー。
そういった存在を狙うものに狙われ、ハラハラちょっとこわいお話だった。
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ラジャーは、少女アマンダが想像してつくり出した親友だ。
ふたりはいつも一緒に、楽しい時間をすごしていた。
しかしある日突然、アマンダがいなくなり、ラジャーはひとりぼっちになってしまう。
アマンダに忘れられると、ラジャーはこの世から消えてしまうというのに。
さらに、子どもたちの想像力を盗む、不気味な男もあらわれて…。
大切な友だちを探すため、ラジャーの旅がはじまった……!
子ども時代の不安や喜びをスリリングな展開で描く、イギリス発のファンタジー。人気画家、エミリー・グラヴェットの挿絵入り。
「子どものときのことなんて、みんな忘れていく。でも、子どもに忘れられていく友だちを書いたこの本を、きみはきっと忘れない」ー金原瑞人氏(法政大学教授・翻訳家)
「とても明瞭かつ独特な語り口で読者を魅了する、温かくて笑いのある物語」
―ガーディアン誌
「恐ろしくもあり、ユーモアもあり、感傷的になることなく、感動させてくれる。エミリー・グラヴェットの絵も美しい。はじめから終わりまで、喜びにあふれた本」
―ファイナンシャル・タイムズ
「想像力について、一風変わった作風で描くことに成功している。ケイト・グリーナウェイ賞を受賞したことのあるエミリー・グラヴェットの挿絵は、モノクロでもフルカラーでも美しく、文章と融合することで特別な一冊に仕上げている」
―ブックリスト
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アマンダは想像力抜群の女の子。
他の人には「見えない友達」ラジャーと出会い、親友になる。
ラジャーはアマンダが作り出した空想の男の子、という事はアマンダ自身もお母さんも理解してくれてるし(お母さんも昔は見えない友達がいた)、学校の友達も「アマンダがまた変な事言ってる」的に知られている。
けれど、見えない友達がいる事を嗅ぎつけて、見えない友達を狙う謎の男バンティング氏が現れた。恐ろしい見えない友達の黒髪の少女を連れて…
クリスティーナ・ロセッティの「思い出」の詩の後、
アマンダの死んでしまったラジャーの心情が綴られ、
物語ははじまる。
アマンダとラジャー、どちらが主人公と思って読むのか、どちらも主人公だな。
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ぼくは、空想好きで活発な女の子アマンダが生み出した他の人には見えない少年ラジャー。2人はアマンダの様々な遊びを楽しんだが、ある日奇妙なおじさんと女の子がアマンダの家を訪ねてきて狙われる。実はそのおじさんは、ラジャーのような空想からできた子どもを飲み込むことで生きながらえていたのだ。2人に追われ逃げる時、アマンダが車に轢かれて死んでしまった。アマンダは病院へ運ばれたがラジャーは行けなかった。自分が薄くなっていくラジャー、次の子どもを捜す図書館で同じような空想上の者たちと出会い自分を知りアマンダの病院へ行きたいと願う。そのためには、誰かに連れて行ってもらわなければ…ラジャーは、消えてしまうのか、意外な展開で事態は急展開していく。
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ラジャーはアマンダが想像して心の中で作り出した少年。ふたりはいつも一緒。そんなあるとき得体のしれない男と、気味の悪い少女がアマンダの家に訪れる。ママは不審な男を追い払うが、一緒にいた女の子の姿はママには見えない。二人はいったい何もの?そして、ラジャーに危機が迫る中アマンダが交通事故にあってしまう。アマンダの想像から生まれたラジャーは一体どうなってしまうのか…。
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ハッピーエンド。
だけど少し悲しくなる。余韻がなかなか抜けなかった。
他の人には見えない空想のお友だち。
大人にはなりたくないなぁ(T_T)
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子どもの想像力が創り出したもの
すごい!
イギリスの作者
そして、挿絵がいいなあ
何度も見返したよ
ドキドキさせられたよ
あまり期待せず読み始めたけれど引き込まれてしまった
私にもいたのかなあ
想像力貧弱だったからショボいともだちだったかも
≪ 想像は 儚く消えて 今になり ≫
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「見えないお友だち」の物語。
想像力豊かなアマンダとアマンダのつくりだしたラジャー。ふたりは大の親友だったけど、ある日アマンダが事故にあって、ラジャーはどんどんうすくなっていってしまう。見えないラジャーの風変わりな冒険譚。
想像力豊かな子どもがつくりだす「見えないお友だち」がでてくる作品はおおいけれど、「見えないお友だち」の方が主人公のものはめずらしい。ファンタジーを交えて想像力あふれる子どもの世界を描く一方で「見えないお友だち」を信じない子や親たちも描いている。ラジャーの存在を信じてくれるアマンダのママがとてもいい。おめでたいただのハッピーエンドじゃない終わり方もすき。わりとコミカルな語り口なのに、しっかりと表現するところはしていて読みやすいのに深い。それに、エミリー・グラヴェットさんの挿絵が物語を本当に引き立てていてとてもいい。
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「ひみつの友だち」ものは、それだけでワンジャンルできるほどたくさんあるけど、ひみつの友だち視点で書かれたものというのはついぞ読んだことがない。そういう意味ではほんとに奇想天外。
しかもよく正体のわからない男とそのひみつの友だちも出てくるし(これがまたこわい!)頭のなかにいっぱい「?」が飛び交って、最後も謎が解けたような解けないようななんだけど、しまいにはジーーーーン。
この本は、完全に大人視点で読んだな~。ママのリジーがいいんだよね。クラスメートのママが、娘がひみつの友だちが見えると言い出したとたんうろたえて精神科に連れていくところが茶化して描いてあるけど、親になったらそういうふうになってしまう人はたくさんいる。子どもがオタクでも引きこもっても、ずっと「大丈夫」と信じて待つのはなかなかむずかしいことなのだ。
なんかいっぱい暗喩めいたものが込められていて、ちょっと読んだ人と語り合いたい感じがした。
あ、それからエミリー・グラヴェットの挿絵がほんとにいい。これは愛蔵版になりそう。ページの下隅の小鳥さんはいったい何者? いろいろ気になるなー。
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見えないお友だち
空想好きの子どもなら、一緒に遊んでる
そういうお話しかと思ったら、
悪いやつに追いかけられたり、ドキドキの場面も。
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「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「3. ファンタジー・冒険」で紹介されていた10冊のうちの1冊。
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そうぞう力のある子どもがみえて、アマンダとラジャーがなかよくなりそうなとき、バンディングはみえないおともだちをすくうところが見どころです。
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序章部分の〈思い出〉などを読んで、アマンダは死んでしまうんだーと思っていた。結果は違って良かったけど、アマンダのママの子供の頃の見えない友達だった、〈レイゾウコ〉との再会と別れに涙した。ラジャーたち、見えない友達の隠れ家である図書館で、リジーと再会出来るのを待ち続けていた〈レイゾウコ〉に、胸が締め付けられる思いだ。
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えっ、想像のともだちの少年自身も
その想像主の女の子も
その存在が実像ではないことを
ちゃんと理解してるんだ…というのが
なんだか新鮮でした。
想像主が大きくなって忘れられたら
一度たまり場のようなところに戻って
新しい想像主を探しに行く。
そのたまり場が夜の図書館なのも嬉しいな。
でも、少年は新しい創造主ではなく
不気味な男のせいで事故にあった
自分のあの女の子を探し出したい。
その過程で危険な目にあったりもします。
そういうちょっとハラハラする要素もある。
読み終わってから考えると
悪役の男も、最初は「ともだち」想いの
いい人だったんだなぁ。
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見えないお友だち…その存在を信じている子の想像の中に存在している。
けど、お互いに信じているし、見えないお友だち自身が自我を持っている。
今までに読んだことの無いジャンルでした。