紙の本
やはりこの人は信頼できる
2018/10/04 15:28
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
後藤さんの日記はネットで読んでいたが、まとめて読むとなおさら面白い。
また、この人はやはり信頼に値する人だと再確認出来た。
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アジカンのゴッチこと後藤正文著『何度でもオールライトと歌え』読了。このエッセイには日常的なこと震災や原発のこと、自分の考えや迷いや苦悩が綴られていて、読む人へ自分で考えて選んでいってほしいという想いが強くある。ミュージシャンなのに政治のこととか言わないでほしいとファンから言われるとTwitterでも読んだこともあった。僕はミュージシャンも小説家も他の表現者もすべての表現の出自は故意的であろうが無関心を装っていても限りなく政治的だし、それが当たり前だと思う。きっと政治の話や原発について言わないでという人たちは夢を見ているのだから現実を持ち込まないでほしいということなのだろう。しかし、表現の出自はどこまでも政治的であり、夢から醒ますための表現ももちろんある。夢を見るために必要な現実が崩れさっていき、気がついたら焼け野はらになってしまっていた時に現実を拒絶した人はきっと誰かのせいにするだろう。心地よい夢をずっと見るためにも現実世界に無関心ではいられないはずなのに。僕は最近ずっとアジカンの『Eternal Sunshine』ばかり聴いてる。
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一気に読めてしまうけど何かもったいなく,途中で敢えて止めたり読み返したくなったりする本だった。読む前から何となく良いタイトルだなと思ってたけど,途中で「こういう意味だったのか」と分かった後から来るじわじわも何とも良く。
こういうこと書くのって,勇気も要るだろうし,書かなくても良いというか書いて得があるのかとかいろいろあると思うけど,書かはることをすごく尊敬するし,続けて欲しいなと思う。
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常に葛藤を抱えている。
ミュージシャンとして、表現者として、そして人として。
それを言葉にして吐き出したのがこれだ。
言葉にできることはとても羨ましいけれど、どうやら本人はうまく表せないもどかしさを抱えているようだ。
考えよう。そんな痛烈なメッセージだ。
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エッセイを読むと自分の頭の中で、それこそ友達くらいの距離感で書き手と対談をしたような気分になる、って感想を前に書いたことがある。だから自分は大槻ケンヂと村上春樹と対談を果たした経験があって、ゴッチが三人目。
今まで生きてきて色んな音楽を聴いてある日ふと、「あ、俺アジカンが一番好きだ」って思ってから、何一つ疑うことなく大好きだと叫んでるバンドのリーダーが本を出したぞーって聞いて発売日に本屋探し回って買ったんだけど、やっぱりこう、胸のドキドキとも言うべき緊張感があったからか、読み始めるのに一ヶ月かかってしまった。
文字が大きくてページも少ないのに読了まで一週間かかったのも、ある種憧れの人と文章を通じて接していることへの畏敬というか、一文一文を大切に読み進めた結果もーとにかく体力使った。やりきった。かったるいみたいな悪い疲労感じゃなくて、全力で部活をやりきった達成感のほう。
これまで政治とか原発とか、存在するのは知っててもなるべく関わりたくないし一生無関心でいたいなーなんて甘えた気持ちがあったけど、姿勢を改めるきっかけをもらえた気がする。ありがとうございますって、卑屈になることなく笑顔で言いたい。そういう未来から目を背けて、楽しければなんでもいいやで毎日を生きてきた自分を必要以上に恥じることなく、ちょっとずつ何かを考えていけたら、素敵だと思うな。
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20160626 作詞をしているからか文章の構成、言葉を大事にしているのが伝わってくる。メッセージが込められているせいか、読んでいて自分はどう思うか?とつい考えてしまった。
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自分に対しても他人に対しても実に正直な人だという印象。なので、その言葉は正にも負にも刺激となって届くのだろう。その刺激を受けて、さてどう考えるのか? それが問われているのかも。
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「新世紀のラブソング」とか「allrightpart2」から、いろんな曲をもう一回聴いていこうと思う本
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ゴッチの日記を書籍化した一冊。前回読んだ「ゴッチ語録」同様改めて読み直した本でした。序盤では相変わらず(?)犬のうんこがryとか、何か思わずニヤッと笑えてしまう事が書いてて、ゴッチの日々、日常が垣間見れる
そして、読み進めると音楽について、政治について、震災、原発についての想いが書いてあって、考えさせられるなぁと。特に、震災、原発については自分も改めて考えなくちゃいけないな今まで無関心過ぎた。勿論、政治の事だってそうだちゃんと勉強をして考えなきゃ(出来れば色々な人と話し合いながら)
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2016.11.29
アジカンはいつだったかのフジロックでROOKIE A GO GOステージの次のバンドを紹介するネオンサインで ASIAN KUNG-FU GENERATION と出てて、変な名前と思ったのを良く覚えてる。政治的な発言とかすると叩かれたりして色々大変と思いますが、その活動を支持しますし、信頼しています。アジカンの過去作品もちゃんと聞いてみようと思います。
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難しいけど読み易い文章。世界のこと、政治のこと、生活のこと、色々と考えさせられた。4時間位かけて一気に最後まで読んだ。読んで良かった。
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表現者としてではなくて、人に伝えるために、きちんと人や物事、出来事と向き合って書かれている文章だなと思った。言葉を仕事にしている自分の無知さや考えなさを反省した。
「俺が書く曲は全曲ラブソングだ」
「胸を張って、『日本人です!』と言いながら、世界のどこへでも行けますように。」
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ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカルのゴッチの日記をまとめたもの。
日常のこと、音楽のこと、反原発・震災のこと。
震災のあと、反原発デモに参加したり、政治的な発言をすることについて、誤解を与えることもあれば、好意的に捉えない人も多いと思う。思っていることや考えていることを過不足なく真意のとおり言語化することは難しく、例え言語化できたとしても受け取り方は人それぞれになってしまうものだと思う。
それなのに、ミュージシャンが触れなくてもいいことを、表現者として触れなければいけないことと捉え、自分の意見を言うことはすごいことだと思う。
周りにあーだこーだ言う人がいて、それもわかった上で自分はこうしているんだという信念を感じる。
色々な意見があって当然。
反対意見に対して非難したり、咎めたり、罵倒したりする人は多角的に物事をみれていないのだろうな。
考えさせられる。
こういう本はすごくいいと思う。
みんなが望む最終形は日本がよくなることだ。
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本を読んで、アジカンを初めていろいろ聴いた。真面目でユーモアがあって真剣で、ひとつひとつ考えて向かい合える真摯な方だと感じた。
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最初の話しの中にある「滑舌が悪くて」って文章を見て、そっか、そうと思った、なんて歌ってるかわからないもんな、と霧が晴れたように思ったので、この本を読んで良かった。
アジカン聴くとき、一緒に歌詞を見ながら聴いたりすることが多くて、それは滑舌の悪さだったのかとすっきりした次第です。
デモの話とか、原発のこととか、そうなんだな、と思うことが書いてあって、読んでよかったです。