紙の本
正論を堂々と!
2018/02/23 00:01
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投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の本件エッセイシリーズは3冊目であるが、いずれも幅広い論点を説得力ある正論を正々堂々と述べている。ここまではっきり述べられるのはあっぱれである。政治家、評論家、マスコミ関係者たちに読んでもらいたい。
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日本人である以上思考は日本語で行われるのであるから、英語だけできても仕方がない。情緒力を培うことこそ大事だという藤原先生の話は至極真っ当だと思うのですが、ここを分かっていない人が多い。
物事の表層だけ見て、手を施しても仕方がないということを早く気付くべき。この本は政治家や官僚にこそ読んで欲しい。
相変わらずユーモアに溢れた書きっぷりで面白い。
#読書 #読書記録 #読書倶楽部
#管見妄語
#グローバル化の憂鬱
#藤原正彦
#2016年67冊目
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文庫本になってから読んだので、時事ネタにはギャップがあるが、本シリーズは大変勉強になります。
いまさらながら、女子サッカーの宮間あや選手のエピソードには涙目になりました。
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相変わらずの、くすりと笑えるユーモアが散りばめられたエッセイ。書いている内容は好き嫌いがあるだろうが、主張がはっきりしているので、賛成、反対、どちらにしても読み応えがあると思う。個人的には、「またもや英語とITか!」を読みながら、新しい指導要領について考えさせられる。その中での、そんなことより教養を高めることが必要で、読み物を数多く読むべきだ、という主張には、諸手を挙げて賛成したい。
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『若き数学者のアメリカ』、『国家の品格』の著者である藤原正彦さんのエッセイ集。小気味良いテンポとユーモアであっという間に読み切れる。本書を読むまで、著者が新田次郎さんの息子さんとは存じ上げなかった。
政治・経済に関する内容が多めであるが、身近な話題も多々盛り込まれておりお勧めの一冊。
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知的で教養に溢れた文章を、こんなにうまくユーモアを交えて書ける人がいるんだなぁ。人を小馬鹿にされるのもうまい。なぜか腹が立たない。むしろ、愛や温かみを感じる。#藤原正彦
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藤原正彦先生、傘寿を迎えられたとのこと。著作との初めての出会いは博士課程の時で、もう20年以上前になる。当時サンダルでカリフォルニアに降り立った私を、ニュータイプと頼もしく思われたか、あるいは呆れられたかで、恩師は「若き数学者のアメリカ」を薦めてくれた。それからというもの、確かにいくらかはもう古い考え方で、しかし凛として揺るがない武士道・騎士道の思想に貫かれ、ユーモアと情緒と人間愛に溢れた文章にハマりにハマった。著作に出会う度に、自分と他者との境界を曖昧にしてはいけないと思い直す。自分はどう考えどうしたいのかと。藤原正彦先生が上梓を続けてこられた20年以上もの間、折に触れ、数多の文章が時々私を矯正してくれている気がする。
シニア割やイギリスの自虐、近隣を対立させる遣り口に対する意見は、他の誰からでもない、内側から出てきた独自のものだろう。私もそうでありたい。