紙の本
壊れた地球儀の直し方を読んで
2016/08/29 14:15
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投稿者:せいこばば - この投稿者のレビュー一覧を見る
「バグダッドの郊外、砂塵の上がる国道ですれ違った少年は、左の顎から喉に懸けて白っぽい風船のように膨れ、左に傾ぐようにゆっくりと一人で歩いていた」にまずショックを受けた。劣化ウランに汚染されたこの地域で生きていくしかない子供たち。青山繁晴さんが言う「平和ボケの私たちは誰かの目を借りてものを見ようとし、誰かの頭を借りて考えて貰おうとし、誰かの手で運命を作ってもらおうとしている。今こそ、自らの目で現を見、自らの頭で考え、自らの手で国民と国家の運命を決しなければならない」と私もそうだと強く共感する。
紙の本
国家と世界のあり方についての多面的な批評
2016/08/19 21:47
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投稿者:留年天使ダブリエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
氏の著書は何冊か愛読しているが、この本ほど奇妙な形式の著書はないだろう。この本の中身自体、十年ほど前に世に問われたものであるからだ。当時の氏の著書についての世評など知らないが、本当に十年前の本の内容なのかと、読みながら後頭部を金属バットで殴られた様な衝撃を受けた。勿論、文庫化するに当たって多少の手入れをしているそうだ。しかし、この本の根幹は実に中庸なものであり、ある程度手直しをしたところで、その巧みな論点設定は揺らぐことはない。
この本は文庫化した本としては異常な厚さを誇るが、それもそのはずで、著者の大胆な行動力と深い知識に裏打ちされた多角的な検証材料を扱っているためである。それ故、私達読み手にリアリズムと当事者意識をこれでもかと喚起させる。この感覚は、本来民主主義を重んじるはずの日本国民になくてはならないものであるのだが、私はそういった意識がすっかり欠如していた。そういう意識も叩き起こしてくれたこの本は、世界と日本国のあり方を考える上で必読の書である。
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2016/6/9 Amazonより届く。
2016/6/15〜6/28
熱い男、青山さんの新刊新書。ややもすれば、クールさがもてはやされる昨今、時には涙を浮かべて語る青山さんに対しては、毀誉褒貶が激しいのは仕方ないのだろう。が、個人的には好きである。そんな青山さんが、なんと参院選に自民党から出馬した。当選したとして、何かと党とぶつかりそうな気もするが、どうなることやら、注意深く見守りたい。
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2016年参院選で青山繁晴さんが毎日街宣活動しているのをYouTubeで見ながら、保存している過去のPodcastを聴きながら読んだためこの本の内外で訴えていた内容が頭の中で混ざってしまっております。
戦地でのお話からシミュレーション、近代日本史とアメリカの現状まで一気に青山繁晴さんのお話の中に引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。
将来を考える上で、今の課題を考える上で、知っておいたほうが良い事、持った方が良い視点、そして人として弱さとの立ち向かい方など心構えができるものでした。
これから6年間、大変な重責と大事な任務があると思いますがひとつでも多く完遂出来ますよう願っております。
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メディアに流されて何も考えなくなった日本人。
じぶんのアタマと正確な情報をつかんで考える習慣を付けるべき。
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世界における日本のこれからの立ち位置と役割を考える本。剥き出しの愛国心は苦しくなるが、祖国のことを真剣に考えることは主権者として求められる本来の姿だと思う。主権者たる国民の役割は納税だけではないのだから。決して「観客席」に居たいとは思わない。
「主体性」は最も大切にしたいこと。それに「自由」という要素も加えておきたい。
アメリカの覇権主義が終わろうとしている。国家では対処できないようなテロリズムが氾濫している。それでは選民思想ではないかと目を疑いたくなるような右傾化と理念ばかりが横行する左翼化が同時進行で進んでいる。
こんなんではダメだ。威勢よく議論を戦わせるだけではなく、そろそろ大切な「選択」をしていきたい。
国民の選択の意義を、本書は静かにではあるが濁すことなく示してくれている。
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アメリカのこと、中国のこと、アジアの国家間のこと、
日本国内の歴代総理のこと、様々な視点を入手できた。
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なかなか読み応えのある1冊。分かり易く日本を取り巻く世界情勢を解説してくれている。特にアメリカを中心とした世界に対してみえるほころびに警鐘を唱えている。日本の立ち位置に関して、ちょっと偏っている感もある気がする。
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冷戦構造を根本的な起源として考えている。
アメリカの力とお金による支配から日本国民一人ひとりが立ち上がらないといけないと説いている。
天皇の代々続く権威はすばらしいという考え。
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メディアの情報を鵜呑みにしていかに自分が平和ボケだったかを思い知らされた。
イラク戦争の章はリアリティがあり、同じ地球上にこんな場所があるのかと思わせるものだった。
アメリカ人が作った憲法でアメリカの同盟国とは名ばかりで従属国である、アメリカの崩壊とともにそれに頼っていた戦後から早くに脱却し、本当の意味での自立した国家を目指さなければならない。
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本当に面白い内容だった。世界情勢をわかりやすく解説されている。イラク、北朝鮮、小型核兵器、歴代総理の役割、日米関係をあまねく解説しており、読み応えがあった。このような方が参議院議員日米なっておられて良かったと思う。。
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先入観なく読んだが前向きで、考えに共感できるところも多々あった。
何より、自分達で「選ぶ」ことが大切、というところは本当にそう思う。