電子書籍
最後が、、、
2018/02/11 10:23
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和初期の怪奇本を巡るミステリー。この本を読むと死が訪れるという、なかなか中2な内容。先天的に「恐怖」を感じることができない病を持つ主人公が解読に勤しむ。徐々に謎が明らかにされていく様は大変おもしろかったが、中盤以降、実はこれが功名につくられた「新しい本」ということが分かった時に少し幻滅。なぜわざわざ古本として作られたかというのが後半の謎になっていくんだけど、中2なら中2のままがよかったな正直。ラストも、歩いていた道が突然途切れるように唐突と終ってしまい。びっくり。続きを予測させるがもういいや。読まない。
紙の本
奇譚というほどではなかった
2016/07/18 11:30
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本的に面白かったけどなんとなくすっきりしない終わり方。もっと鋭くあやめを追及してほしかった。登場人物はみんなそれぞれ特徴のあるひとばかりというか、おかしな人ばかりで面食らった。それに八坂の弟の存在は後だしじゃんけんみたいでなんかしっくりこない。
話しの発端に惹かれすぎて読み終えたら「なあんだ」てな感じのミステリーでした。
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読んではいけない古書の謎を探るうちに、現実にも不穏な動きが見られて、どうなるのかわからない恐怖を主人公の代わりに体験してました。
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面白かったー。
ちょっと唐突な部分もあるし、ツッコミどころもあるけどそれでも面白かったー。
古書をめぐるホラーミステリー。
ゾクゾクしたし、楽しませてもらった。
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作中作の『女學生奇譚』の内容が少しずつ明らかになると同時に現実でも不可解な出来事が起こり不穏さを増していく展開は引き込まれますが、キャラ設定とやり取りがコミカルで物語の雰囲気とは不釣合に感じるのと、本書と似たオチが数多く存在するため途中で先が読めてしまうのが残念です。
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「この本を読んではいけない・・・」というメモが挟まった古書をめぐるミステリ。登場人物は魅力的だしストーリーにも文句なし。新たなシリーズ開幕の予感。でも、法医昆虫学捜査官シリーズも忘れないでね。
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「この本を読んではいけない。」という警告文から始まる。
人探しと女学生の手記とどうつながるの?
この本を最後まで読んだ 五人が発狂?三人が失踪?
女学生はどうやら攫われて座敷牢に閉じ込められている。しかし、「風と共に去りぬ」を原文で読んだり、仔羊のペルシャンソースだの生ハムだの、戦前の食事とは思えない贅沢なものを毎日たべている。いつか、ひとりが呼び出され、もう戻ってこない。そしてべつの少女がまたやって来て…その目的は?
あっと驚く理由が明らかになった後もう一度ざわざわと心が総毛だつ展開が!
川瀬七緖畏るべし。
そして川瀬七緖色とでも言うべき特徴も見られる。
「桃ノ木坂互助会」では引きこもりのお姉さん、今作では囚人の弟。この作者の主人公は家族との関係性に悩んでいる。
弟の存在はジャック・カーリイの兄も連想させる。
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#読了。
料理の腕がプロ級のフリーライター八坂と長身で自己破産経験がある女性カメラマンの四宮は、オカルト雑誌の編集長からの依頼で奇妙な古書について調査する。その古書は「この本を読んではいけない」とのメモがあり、過去に読んだものは発狂・失踪したといういわく付き。この古書を持ち込んだあやめと3人でほんの真相を探ると・・・
キャラクターは面白いのだが、あの人もこの人もという感じで多少欲張りすぎのような。弟とのやり取りなどは八坂の一面を知る上で非常に興味深かったのだが、その後に続かなかったのが残念。この終わり方は、続編へということなのだろうか。
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「この本を読んではいけない」という警告文付きのいわくありげな本「女学生奇譚」の謎を追ってゆくミステリ。
どんな恐ろしげな秘密が隠されているのかと思いきや…、その本そのもの存在から主人公のフリーライターの「恐怖」を呼び起こすための「トリック」だったというのは、なかなか大仰などんでん返しではあったと感じます。後半の弟の存在が明らかにされてから、話の雰囲気が違うフェーズに入った感はありましたが…
ただその「恐怖」を本の内容からあまり感じられなかったのが残念といえば残念。少女の行方も(フィクションとしてはまああるので)そこまで意外性があったわけではないし…
あとはやはりどこか煙に巻いたような終わり方というか、「次回につづく!」というふうに肝心な部分が流されたのがちょっと残念でした。キャラクタは個性的でしたので、次回があればうれしいのは確かですが…
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いつに無く夏休みを満喫していて読むのに時間がかかってしまった。
これ、続くってことですよね?そうでないとしたら尻切れトンボすぎですよ。何だか話の展開がすごくて最後に近くなっての急展開の上にこの終わり方…。無視の学者さんの話も好きだけど、この続きがあるなら読みたいものです。
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中盤ぐらいまでは通勤中に2回寝るほど退屈だったけど、そこまでがヒントになってて後半の解答へと繋がっていた。ホラー小説なのかと思ってたら全然違った。シリーズものになりそうだが法医昆虫学シリーズに匹敵するほどになるかは疑問。
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読んではいけないという警告文の添えられた謎の古書を巡るミステリ。ホラーめいた雰囲気もあり、作中作「女學生奇譚」の内容も雰囲気たっぷりで魅力的です。主人公の特殊な位置づけも面白くて。うーむ、恐怖を感じないってのはどんななのでしょう。
全体としての結末はちょっと肩すかし感がないではありませんでしたが。「女學生奇譚」の中に秘められた真相はかなり邪悪で、こういうのは好きですねえ。佐也子の歪みっぷりが読んでいてぞくぞくさせられました。
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この本を読んではいけない。から始まるお話。
帯見てホラーなのかなと思いつつ、表紙の雰囲気に惹かれて手にとってみました。
あやめが打ち解けてくる頃からするする面白くなって、三人とも好きになっていたので、ラストが…という感じ。
でも次につながる形で終わっているので、次が楽しみです。
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今時女性好みの、そしてレトロ感を味わえるイヤミスなのかなと軽い気持ちで読み始めたら怖い怖い謎が深まるにつれ時間も忘れ一気読み。
結局、想像を超える謎ではなかった…というか着地点が行きつく範囲内だったけれど、それにもかかわらず楽しむことができました。
登場人物のキャラ物としては面白みがありましたのであのメンバーでまた違ったストーリーで。
ほんの端役に至るまでキャラクター的には面白かった。
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「この本を読んではいけない……」というメモがはさまれていた古書の謎をフリーライター八代とカメラマン篠宮が追う話。
面白かった〜伏線、謎がたっぷり。
昭和初期の女学生が書いたと思われる手記風の古書がとても面白く、古書の記述がもっと読みたかった。
(図書館)