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臆病な騎士に捧げる思い出の花 みんなのレビュー
- 逢矢 沙希 (著), 増田 メグミ (イラスト)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:一迅社
- 発売日:2016/06/01
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紙の本
少し切なく不器用な恋
2016/06/24 09:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みかみか - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に酷い失恋をして女性を信じきれなくなった騎士と、意地っ張りだけど一途な幼馴染みの令嬢のお話。
あらすじを読んだら一見ラブコメっぽいですが、中身は意外と切ない恋物語です。
話が進むにつれて、恋に臆病になっていたレイドリックがローズを溺愛していく様は思わず頬が緩みます。
とはいえ、互いに手を伸ばしてもその手を寸前で下してしまうような状況が続きますので、いちゃいちゃは少ないです。
でも、「~なろう」の方で今作の後日談があり、そちらではいちゃいちゃしていますのでぜひ読んでみて下さい。
紙の本
ヘタレヒーローには賛否あるだろうけど、ヒロインはとっても魅力的
2022/08/25 04:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染の騎士ヒーローとの婚約が持ち込まれた男爵令嬢ヒロイン。
浮いた噂の多すぎる男は嫌だと拒絶すると、両親達をがっかりさせる前にお試しで恋人のように振る舞ってみようと提案され、受け入れる。
共にいるうちに惹かれていることを自覚し、優しかった彼が浮き名を流すようになった過去の因縁に向き合っていく話。
web版既読作。
臆病な騎士というタイトルに相応しく、自分が傷つくことを恐れすぎて二の足踏みまくりのヘタレヒーローにイライラする気持ちはとてもよくわかる。
でも、攫われたヒロインが自力で逃げ出すシーンが好きなんだ。
そのまま逃げなかった場合の未来を想像して、自分の行く末を守るためだけでなく、そうなった場合に傷ついて己を責めるだろう彼の心を守るためにも、と必死で逃げ出すローズが本当に健気で愛おしい。
聡明なわけでも腕に自信があるわけでもない、年相応の未熟な少女の全力の頑張りが好きだ。誘拐ネタ鉄板だとしても、この作品がトップクラスに印象的。
ヒーローについてはローズの兄と友人がずっと怒ってるし、殴ったやつもいるしで反省したし、ローズがそれでもヒーローがいいっていうからね。
痛い目も見たし、ローズを幸せにしてくれればいいよ。
正直どの時点からローズを意識したのかちょっと知りたい気持ちもあったけど、過去からの積み重ねで特別大事だった親愛の気持ちが、恋愛感情に変化していったんだろう。
きっかけとかなく、日々の積み重ねと共にいる時間がもたらす変化というのもわりと好きだわ。
あとお兄ちゃんの存在がそれなりに好きだけどわりと複雑な気持ちにもなる。
ローズが不安なときにレイドリックを信じろって言って取り合ってくれなかったのに、案の定傷ついたら妹可愛さにレイを詰るの、ちょっと都合が良いよね。
この作品のキャラ、みんな等身大でリアリティあるわぁ。
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