投稿元:
レビューを見る
広告代理店の過剰勤務により自死した女性のニュースが話題となる昨今、「ブラック」な職場で働くのは正規雇用だけではない。
非正規雇用、とくに大学生や高校生の「学生アルバイト」も、劣悪な環境での勤務を強いられており、まさに「ブラックバイト」である。
学生としての生活をすべて犠牲にしなければならないような勤務形態は、どうして発生し、また継続しているのか。
「学生にやる気がないだけ」
「所詮アルバイトなのだから、辛ければやめればよい」
「学問をせずに遊ぶくらいならアルバイトしている方がよいだろう」
「社会経験を積む方が、何のためになるかわからない弁居をするより有効だろう」
「アルバイトの経験は就活に役立つ」
さまざまな言説があるが、これらは現在の「ブラックバイト」と学生の現状を把握していない、的外れな意見だと言わざるを得ない。
大学生がどのような状況に追い込まれているのか、その実態と原因を分析した本書は、大学進学を控えた高校生にも是非読んでもらいたい。
投稿元:
レビューを見る
こういう本を読む人間はブラックバイトから逃れたい、助かりたい人間もいるのだろうから、もっとそういう解決の手口を細かに説明する本にすればよかったのではないでしょうか?
投稿元:
レビューを見る
ずるい企業が学生を食い物にしている現実。でも、学生側にもずるい人はいる。そのあたりのかけひきが弱いほうが負けてしまう。
労働法は大学入学時、もしくは高校生くらいのときから勉強したほうがいいなと思った。
投稿元:
レビューを見る
【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB21716555
投稿元:
レビューを見る
大学生を取り巻く家庭や家計状況、ブラックバイトに巻き込まれる状況、マインドコントロールなど、具体的なケースやデータなどによって解説されている。当の大学生にも読みやすいように分かりやすく平易な文章で書かれており、章末では、ブラックバイトに巻き込まれないための方法なども紹介されている。
バイト先や雇用主から「学生は高校生まで」「学生気分は捨てろ!」としばしば言われる大学生アルバイト、という具体例には唖然とした。
投稿元:
レビューを見る
筆者が大学生に向けてのアンケートやインタビューで分かった、ブラックバイトの現実を元に書いてある物語だった。
ブラックバイトの概要、学生たちのリアル、ブラックバイト イコール貧困ビジネス、ブラックバイトは日本社会を壊す、ブラックバイトの対応策、
ブラックバイトで働いている自覚がなくて働いている学生の目を覚ます方法など、具体的に書いてあった。
しかし、長々とまとめずに書いてあったり、似たようなところが所々ダブって書いてあったりしていた。また、大学生の事例がほとんどで、高校生やフリーターの実態やリアルについても知りたかった。