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自己実現者からなる理想の社会 ユーサイキア。
理想の経営をユーサイキアンマネジメントと称した。
利己的な目的が他人のためになり、利他的な目的が自分のためになる。
マズローの階層は固定的なものではない。
相対的な優先度がある。一般的には生理的欲求が85%、安全が70%、所属と愛が50%、承認が40%、自己実現が10%、満たされている。
ヨナコンプレックス=最上のものに恐れを持っていて、自己の最善の努力をしないこと。
心理学者にはなりたいが、第2のフロイトにはなれない、と考えている。
自己実現者は、毎日の成長を目指し、ヨナコンプレックスから開放されている。自分の無限の可能性を信じている。
安全の欲求が強くなることは、ヨナコンプレックスと同じ。
ワインのテイスティングと同じ。ラベルがなければ自分の判断を信じるだけ。
至高経験=恍惚感の瞬間。音楽や性行為。子供のような新鮮な体験の連続。
ユーサイキアのモデルはブラックフットインディアン。
最も裕福な人は、最も持っている人ではなく、最も与えた人。財産放棄の式。
しかし、資本主義の波に飲み込まれた。
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マズローの5段階欲求は、研究の一部に過ぎない。
五段階は、不動のものではなく、人によって順番が微妙に違ったりする。
自己実現できている人は1%くらい。
自己実現には、自己超越の段階もある。
「ユーサイキア」「Z理論」
自分自身であることは、ヨナコンプレックスを脱却し、自己実現した姿である。
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マズローの生涯の紹介から始まり、各時期におけるマズローの理論が分かりやすくまとめられている。マズローの著書は複数の論文を一冊の本にしてまとめたものが多い。つまり、「それぞれの時点での仮説集」であるため、時期によって言葉の定義が異なっていたり、また1つの概念に関する説明が複数の本に散らばっていたり、重複していたりしていて、全体像が非常につかみにくい。この本ではそんな書籍間の違いにも注目し、マズローの思想の変遷や彼の提唱した理論をコンパクトにまとめている。
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ちょうど大学の講義でマズローのニーズ体系化についてレポートを出す課題があったということをきっかけにこの本を読み始めた。
サクサク読めて面白かったし楽しめた。
暇があれば読んでいたような気もする。
ニーズ体系化=マズローになりがちだが、決してそれだけではなくマズロー自身の人生もおうことが出来たので新しい発見がたくさん生まれた。
3章「自己実現」、4章の「至高経験と自己超越」が最も私の興味をひいた。私は社会、個人どうしで衝突しがちだが閃きや創造性の強い人々をマイナスに見ればいいのかプラスに見ればいいのか「ありのままの評価の仕方」が分からずにいた。
発達障害等を持っている自分もその立場だったからだ。
悪い面(発達障害や精神的疾病など)ばかりを見て、自分もそうだ、1人ではないと安堵する。良い面(優れている作品を作るなど)を見ては「自分はそんなふうになれるわけがない」と思いがちだが本書にもある通りそれが自分の成長を阻んでいる。それを知ることが出来ただけでも大収穫だ。
自分を強く持つことの難しさは課題だと思うがまずは3、4
あたりの欲求を満たさなければならないのだろうか。
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学生の頃から、マズローが心理学領域以外のところでなんでそんなに評価されてるのか不思議でした。あと、あの三角形のフロー図は偉大な心理学者にしてはセンスないんじゃないかと思ってました。その不可思議が解消されたので、とても良かったです。
スピリチュアルな方面へ激おこしてる辺りも良かったです。
マズローの理論は、分かり易すぎさ、みたいなところが批判される要因にもなってそうですが、第二次世界大戦から戦後の時代に人間性心理学を示したことが評価されるといいなと思います。マズロー的な理想社会の実現は難しいかもしれないですが…
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将来の意思決定に迷いが生じている人や意志決定したい人におすすめの1冊。
あの五段階欲求で有名なマズローさんが考えていた人間の生得的な成長欲求と、理想の社会を分かりやすく説明してくれている。
実は、自己実現には自己超越する人とそうではない人がいて、6段階欲求を主張していた⁉︎
自分がどの段階にいるのか、部下や友達、恋人がどの段階にいるのか、はたまた会社がどの段階にいるのかを知ることで、未来へのアクションが分かるかも!
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かの有名な五段階欲求。聞いたことはあるがきちんとした知識として吸収したいと思いKindleで手に取ったが、紙書籍も買ってもいいなと思うくらい得られるものがあった。
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分かりやすぎる+自己啓発書に感じるうっとおしさ、短時間ながらもイライラしながら読んだ。自己啓発書にイライラしてしまうのは、心が弱っているときに悪質な自己啓発書や情報商材の沼にハマったあのときの自分(小学、中学時代の吃音改善に関する情報商材、高校宅浪時の大学受験系、引き寄せ系の自己啓発本、休職後の成功系自己啓発本など)の自分を嫌悪しているからかなと思ったり。そんなアホな自分も自分だったのだから、自分の一部だと認めてやって、許して、受容してあげる方が健康的だと思うけどね。
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著者は心理学徒ではなさそうだが、内容はとてもわかりやすくてよかった。
マズローが"欲求の5段階"で語り尽くせるものではないということがわかり、思想の深さが垣間見えた。