投稿元:
レビューを見る
すごく綺麗な内容だった。
自殺しようとしてる少女夏海に、命を貸してくれと声をかけた少年朗。
共に一台の自転車に乗って夏の海を目指して道のりを歩み始める。
そこで繰り広げられる普通ではあるが当たり前じゃない会話。
情景描写が綺麗で、夏の舞台に潜り込んで読んでるみたいな感じがした。
電車で読んでたけど、半泣きやった。
家やったら大泣きしてたかも。
投稿元:
レビューを見る
傍から見れば「そんなことで?」と思う自殺の理由はたくさんある。
世界が狭ければ狭いほど、小石に躓いた程度のことで死を選んでしまうこともあるだろう。
躓いた小石が小さければ小さいほど、ほんの少し視線をあげるだけで、生きる理由もきっと見つかる。
夏海が朗に出会って、自分の気持ちとお父さんの愛情に気づけたように。
それに、この人といるだけで自分を好きになれるって感覚、大事だよなーと思う。
そういう人がひとりいるだけで、未来はきっと変わる。
側にいなくても、きっと。
朗は夏海の未来をしっかり変えてくれた。良かった、な。
投稿元:
レビューを見る
2016.9.3読了。
この夏読んで良かった。
誰にも必要とされてないのではないか、私の代わりなんていくらでもいるのではないか-。
そう思っていた私にとって
この本は、私の欲しい言葉で溢れた作品だった。
ネガティヴな私の世界に少しだけ光が差した気がした。
懸命に生きる姿は心に響くものです。
投稿元:
レビューを見る
ケータイ小説を文庫にしたもの。表紙の感じからしてもさらっと読める軽い青春ものかな?と思ってました。
思いのほか、良かったです。泣きそうにになった。
命を絶とうとした高1の夏海の前にふいに現れた謎の少年・朗。その命を少しの間くれないか?と。ふたりは遠い海を目指して自転車をこぎ始める。
人に甘えられなくて本当は寂しがりやの夏海が、朗と一緒に過ごしたたった3日間で未来を手にする。気づかなかったことにも気づく。朗の人生も夏海に出会って意味を持ったと思う。永遠の一瞬、ぴったりのタイトル。この一瞬の尊さに胸が震えました。
投稿元:
レビューを見る
もっと若い頃に読んでいたら感動が大きかったかもしれない。「期限付きの青春時代の思い出話」ということでは類似の作品がたくさん思いついてしまう。最後に予想を裏切るようなどんでん返しがあるとかでないとちょっと印象に残りづらいと思う。ゴールを目指すという点でちょっと『夜のピクニック』を連想した(読んだことないけれど)。それと、こういう草食系の男の子がメインキャラになるのはやっぱりそういう時代なのかな。まったく話の筋には関係ないけれど、「チコちゃんに叱られる!」を最近見たせいか、「アイスを食べるとどうして頭がキーンとなるのか」に答えられない自分に気がついた。なんでだっけ?
投稿元:
レビューを見る
出会ったばかりの高校生が自転車の2人乗りで海をめざす3日間のお話。主人公の夏海が学校の屋上から飛び降り自殺をしようとしている時に、声をかけた朗のお願いで海をめざすことになります。3日間という短い間の期限付き青春物語で最後には涙します。個人的には夏海のお父さんに共感しました。
投稿元:
レビューを見る
夏海ちゃん、暑い中で郎くんを後ろに乗せてお疲れ様でした。最後の方の言葉を変えての表現の多さが若干萎えたけど、まっすぐなところが高校生らしかった‼︎
投稿元:
レビューを見る
どうしても海に生きたかったのは。
彼の病気を最初から知っていたら、彼女は絶対に彼を連れて遠出をしようなんて思わなかったろうな。
自分の命をかけてでも見たい世界があるというのはいい事だと思うが、実際に見れなかったら凄く心残りになるのだろうな。
投稿元:
レビューを見る
凄く面白くてサクサク読み進む、とまではいきませんが、読みやかったです。
前半はイマイチかな…と思いながら読んでいましたが、個人的に後半がとても好きでした。
爽やかで、切なくて、でも温かくて。思わずウルッとくるような、たった数日間の夏の物語でした。
投稿元:
レビューを見る
心温まる話でとても読みやすい物語でした。
生きる意味の大切さや大事な人を思う気持ちなど、深く考えることが出来て良かったと思います。
イメージしやすい表現が多かったのでぜひ読んでみて欲しいです。
投稿元:
レビューを見る
少しだけ涙が滲んで、少しだけ痛かった。
けどまあ普通かな。
昨日読んだ「死」があまりにもリアルで重たくて、
そのおかげで、朗の死は少し霞んで見えた。
本気で生きることって、本気で死と向き合った人にしか出来ないことなのではないかと、少し思った。
夏海は、朗の死で大切なものに気がついたけれど、
中学生故の盲目が、少し視力を取り戻しただけというふうに見えた。ほとんどの人が分かっていて、見えているものが、朗を通した死を感じてて、ようやく理解出来た、みたいな。
私には、少し軽かった。
だけど、純粋に何かに祈ったり、誰かを祈ったり、好きでいたり。その感情の尊さや輝きは、いつでも美しくあるのだと思った。
投稿元:
レビューを見る
Even if someone refuses you, you should reach out if you want it.
投稿元:
レビューを見る
一瞬で恋に落ちた心情を物語っている。
高校生なのであまずっぱいストーリーでした。
なんとなく予想できる分すぐに読めます
投稿元:
レビューを見る
若い衆よ、読みなされ。
おっちゃんが読むには、ちと遅かれし内容。
しかし、年齢性別を問わずに読んでもらいたいですね。
ひたむきに、まっすぐに、懸命に生きるも物事に取り組むも、それらが出来る人ってのは、とても好感が持てます。
若い衆よ。オトナになればキタナイ物事に遭遇するだろうけど、本作の二人の様な純粋なキモチだけは、ココロの隅に置いて欲しい。人を思いやれるオトナになって欲しい。
おっちゃん舌足らずだから上手く伝わらないかもだけど、ふと思ったのさね。
若い衆よ。読んでもらいたい。
投稿元:
レビューを見る
ありきたりの青春の内容で、あっと驚く内容や急な展開が無かったのと、学生の物語は年齢的にピンと来なくなってきてしまったので、私的には微妙な一冊でした。
この本、たまたま欲しい本とセット売りで買ってしまったので。
次はないかな。