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著者の講演会にて購入。
著者の真摯な思いを受けとった。
これを読んで、子どもたちに向けられて作られた、ある歌の歌詞を思い出した。
「届けて 受け止めて 思いを寄せ合う
そんな毎日が 新しい 明日を 連れてくるから」
(栂野知子「小さな勇気」より)
具体的な方法論としてもしっかりとしたものをされているし、目指すところをはっきりさせて、みんなで共有することもしておられる。しかし、そんなところよりもまず、現代の学校の多くが持つ、異質なものを排除する危険性に正面から向き合い、「私が言わなければ誰が言う」という思いで、率直にメッセージを語っておられるところに、非常に共感を覚えた。
真摯に受け止めたい。
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【2020 8.19再読】
「子どもが学ぶこと」について考えるきっかけを与えてくれる本。
学びとは人から一方的に与えられるでなく
自分から獲得していくものだと思った。
1学期の現実の授業、自分の振る舞いはどうだっただろうか。
学びとは?という視点がすっかり欠けていたように思う
一方的な指示で子どもが行動させたり、
強い口調でいうことを聞かせたりしたこともあった。
自分が「教師」という立場になろうとすればするほど
子どもとの距離が開くときもあった。
大人も子どもも一人の人ということ。
学びとは自分から獲得するもの。
そう考えてもう1度二学期からやり直しをしよう。
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とても興味深く読んだ。
特に、
"スキルを与える前に「ちょうだい」という気持ちを表明できる子を育てる"
という言葉には、反省も含め今日の日本の教育を垣間見る中で、深く頷けるものだった。
大人たちが一方的にスキルだけを与えようとしていないか、子供たちの内側からの声に耳を傾けようとしていないのではないか。
日本の将来を担う子供たちが、自らの必要を知り、何を学びたいのかと自ら声をあげることのできる関わりをしていきたいと思った。