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著者作品初読。さすが詩人…!という詩的な表現が多くて、
想像力をフル動員して読んだ。
過激でシビアな表現が多いのが意外だった。
各話に登場する少女達はいろんな意味でぶっ飛んでるな、
という印象。
一番最初のお話が一番好きで。
「好きな人を殺すとその人を産むことが出来る」
という都市伝説が強烈だなーと。
恋愛相談し合う女友達同士が絆深めあっていく話
とても好きなので、ラストシーンもよかった。
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現実とは異なる不思議な世界の思春期を生きる少女たち。よくわからないと思いつつもなぜだか途中でやめられず一気読み。残酷で繊細で儚い少女達の世界に引きずり込まれる。この表紙の絵のように。
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最果タヒ。もうすっかり信用しているので、小説になって、時々ちょっとわからなくてもどうってことない。この人が持っている感覚や言葉は、生まれ持ったものだけではなくて、じっくり考えて、努力して手に入れたものだと思うので。表紙の著者名のタヒって文字間隔が近すぎて何度も見た。
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好き、それだけがすべてです-。最果タヒがすべての少女に贈る、本当に本当の「生」の物語。「きみは透明性」「わたしたちは永遠の裸」など、『文藝』等掲載の全4編を収録する。
これは理解しづらい方。
エッセイでもほかの著書でもあるのだが,分かるものと分からないものがはっきりしている感じ。
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愛ってなんだろう。かつては、恋人という人がわたしにもいましたが、愛しているという感覚はもう忘れました。確か、いろいろな感情にかられたような気はします。ひとりでいては、覚えることもないような感情です。あの日々は錯覚だったのかな、と思うくらい遠いところに来ました。最果さんの紡ぐ言葉に、かつてを少し思ったりしました。楽になりたい、わたしもそう思います。最果さんは、詩も小説もいいです。
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タヒさんはお若い方だからその人がさらに遡って描く少女の世界は我らオッサンにとってそれこそ最果に縁遠い物で入手するには本と本の間に挟みカウンターに持って行くような苦労を強いられるw。
そんな秘匿の中身と言えば愛や恋やは忘れてしまったけどやはりその感性と言葉選びが素晴らしい。
「体育館の床で上履の塩基がキュッと鳴る」的などう表すのだろう…そう柔らかなエッジ感に詩人最果タヒの魅力が際立つ。
この少女たちのヒリヒリした気持ちに共感できる世代には是非とも読んでいただきたいと思う、時には痛いほどに恋せよ乙女♡
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奇矯な少女にまつわる4つの短編集でした。
うち2本は百合ENDでええんか?ええのんか??
「きみは透明性」が一番腑に落ちたし、おーと思いましたね、一番リアル寄り(っていうのかな?)でしたし。
「宇宙以前」は最果流ファンタジーだった。
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'Anyone but me isn't I'by Verging of Ultimate Vulgar(gesu no kiwami). Anywhere the love affairs.
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若い感性、か。
自分が入り込めないのが、そもそもタイプが合わないのか、自分が歳をとったからか、よくわからない。
生とか死とか根源的なものをぐちゃぐちゃかき混ぜるような突飛な設定は少し苦手だった。
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少し難しいと感じた。機械の話の中で、知能が高いからこの世界に生まれることを拒んだというところがあり、なるほどと思った。初めて最果さんの本を拝読したが、他の本も気になっている。
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少女は、
儚く永遠であれ。
一瞬を永遠のように過ごせるから
少女はいつまでも
凛として誰も触れられない
永遠の美しさの中で死んでいく。
(そんな本です。)