紙の本
穏やかな作品。
2016/08/20 22:32
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通の大学生の特殊?な日常が描かれてます。それが小説家のお姉さんの存在。
小説家のアレコレとか、編集者とのやりとりとか興味深かったです。
人気の小説家である小路さんが書くと「へぇそうなんだ」って説得力があります。
嫌な人が出てこない、実に穏やかな作品です。
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若くして小説家になった姉に頼まれて同居することになった朗人。
姉美笑との関係も、恋人や友人との関係も温かくて微笑ましい。
猫のケンタも最高に可愛いし!
小路先生の作品は、本当に、どれも温かくてほっとする。
美笑の恋人の話は、途中であれって思ったのが当たってちょっと嬉しい(笑)
旅する小説家、いいな~。
みんなに、いいことがありますように!
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小説家の姉
幼馴染
彼女
両親
猫
ほのぼの
姉の秘密さえもほのぼの
こんなにも知的でおだやかで思いやりあふれる人たちにかこまれて過ごしたら自己嫌悪になるんじゃないかと思うくらいの世界。
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(2017/6/23読了)
東京バンドワゴンの小路さん。こういう日常のホームドラマはうまいね。安心して、まるでドラマを観ているように読める。
ただ、それは逆に、流れが読めちゃって想像通りという面白味が欠けるということでもあるけどね。
読後のほんわかした気持ちを加算して、星はおまけの4つ。
もしかしたら、続編がでるかも。
(内容)
五歳年上の姉は、学生時代に小説家としてデビューした。それから数年後、一人暮らしをしていた姉から突然、「防犯のために一緒に住んでほしい」と頼まれた大学生の弟・朗人。小説家としての姉を邪魔しないように、注意深く生活する中で、編集者や作家仲間とも交流し、疎遠だった幼なじみとも再び付き合うようになった朗人は、姉との同居の“真意”について考え始める。姉には何か秘密があるのでは―。
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小説家の姉と大学生の弟(主人公)の同居、
主人公の幼馴染と、主人公の彼女を交えた、
どこにでもありそぅな4人の交流を描いた、
小路さんらしぃ、ほっこり系の家族小説…。
もちろん、
姉が同居を迫った裏?の理由はありますが、
全体的にフラットな展開だけに、ふつぅ…。
本作品では、それで正解だとは思いますが。
むしろ、
本人(姉)から、また周辺の人から語られる、
小説家のあれこれが、興味深かったかも…。
小路さんの作品では、箸休めの部類かな~?
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+++
五歳年上の姉は、学生時代に小説家としてデビューした。それから数年後、一人暮らしをしていた姉から突然、「防犯のために一緒に住んでほしい」と頼まれた大学生の弟・朗人。小説家としての姉を邪魔しないように、注意深く生活する中で、編集者や作家仲間とも交流し、疎遠だった幼なじみとも再び付き合うようになった朗人は、姉との同居の“真意”について考え始める。姉には何か秘密があるのでは―。
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いつものことながら、著者の物語には根っからの悪人がひとりも出てこない。それは今作も然りである。そして、主人公の朗人も姉も、沙羅には朗人の彼女の清香も、幼なじみの千葉くんも、それぞれ境遇は違うが、大切に育てられたのだろうと察せられる育ちの良さがにじみ出ている。誰を見ても考え方が健全なので、多少の行き違いがあったとしても、難なく修復できるのである。お互いを自然に思いやれるさまも、見ていて心地好い。お姉さん=美笑さんの書いた小説を読んでみたくなる一冊である。
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小説家を姉に持つのは確かに特殊な環境だと思いますが、物語は通して淡々と進みます。
『ガラスの仮面』で北島マヤが演じた一人芝居『通り雨』の日常を連想しました。
実家を離れて初めて知る親のありがたみと学ぶ距離感。それは大人になり巣立つということ。
まだまだヒヨッコの彼らが、自らの成長を意識しながら将来を見据える、誰にでもある青春の過程の物語でした。
正直少し退屈でしたが、気持ち良く読了。
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3.8
大学生の主人公・朗人、5歳年上の小説家の姉・美笑。恋人の清香。幼馴染の千葉。
姉が突如言い出した同居を機に、変化してゆく関係
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主人公を含め、登場人物は文句なく良い人ばかりで、大きな事件があるわけでもなく、ゆったりと時間は流れるのである。
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小説家の姉も、
弟も、
姉の恋人で弟の親友も、
弟の恋人も、
みんないい子だった。
こんないい子にどうしたら育つんだろう。
あー、もう遅いかぁ。
ストーリーは平坦で大きな波はないけれど、
生活の音がたくさん聞こえてくる、
そんなお話。
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あたりまえのものを、あたりまえのように書いている。でも、そこにでき上がるのは読んだことも聞いたこともない物語。
知らない誰かと誰かの物語。それは現実にあったことをなぞっているんじゃなくて、姉さんの頭の中、心の中だけで描かれている物語。
(P.98)
「好きな気持ちや、嫌いな気持ち。尊敬する思い。そういうのって少しだから毎日をちゃんと過ごしていけるような気がする。あんまりにもそれでいっぱいになっちゃうと、その反対に何かがこぼれていっちゃう」
(P.236)
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すっごく癒される小説だった。
登場人物がみんな健やかに育っていて、何も歪みがない。
作家のお姉さんも真面目で穏やかで、朗人もクールで落ち着いていて、彼女も料理上手で気配り上手で。
そして千葉くん。飄々とブレずに育ってきてる。
とにかくこういう作品は落ち着く。小路さんの小説っていいですね。
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小説家の姉と弟、その同級生、彼女のお話。
皆 思いやり深くかわいい登場人物。
何も大きな事件は起こらない静かな物語。
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タイトル通り、小説家の姉と同居を始めた弟の姉弟物語。またまた「登場人物皆優秀&良い人」パターンで、さすがにそろそろ限界かも(笑。
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たぶん、姉は何かを隠している。
突然小説家になった姉。もろもろの事情から大学生の朗人は、姉と同居を始めるのだが。
特に何があるわけでもないが、和んだ。
これはけっこうすきです。
あんまり都合よくいってないからかな。笑。