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山の日制定を機に編まれたという8編のアンソロジー。
山の厳しい状況を設定に使い、いずれもスリリングな秀作ばかり…と言いたいけれど仁木作品のみ毛色が違いすぎ、なぜこれが入っているのか疑問(息抜きなのかも…)。
推理モノとしてはやはり森村作品が定石通りで読みやすく、森村の山男観も辛辣で(自戒?)作品への効き目が強い。
そして以前から読みたかった加藤薫は時代を感じるものの印象的な作品で満足。
解説は山岳小説の紹介に多くを割いているので「山岳マンガ・小説・映画の系譜」と併せて読むとほぼ山岳作品は網羅できるのではないかと。
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七河迦南と仁木悦子が読みたくて購入。読んだことのない作家の作品も楽しく読みました。昭和のにおいが懐かしい。
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★3.5
収録されている作品の年代が、1930年代から2010年代までと、結構幅が広いです。古い作品でも、言葉使いで若干の時代の変化を感じますが、中身自体は今読んでもそれほど違和感ありません。
それにしても、ミステリーなので仕方ありませんが、収録されているのが、山で人を殺すとか、何とか、かんとか・・・。
なるほど。山でありそうな出来事の、イメージの通りです。