投稿元:
レビューを見る
【収録作品】アシュリ/ヘヴンズビューロー/メモリー/ラッキーキャット
*昨今ありがちな題材だが、そこまで灰汁の強い人物もおらず、突拍子のないことも起こらない。居心地のよさそうな空間で、読み心地がよい。
投稿元:
レビューを見る
連作短編4編
世間ずれしてない田舎の香りのする,大学1年の季子と,愛想がないけれど親切な店長,アンティーク家具屋を舞台にちょっとした謎を解いていく.
投稿元:
レビューを見る
大阪ミナミの雑居ビルにある、「ビンテージ&アンティークショップ アシュリ」。アメリカのミッドセンチュリー家具を中心とした西洋古家具店だ。ふと訪れた女子大生の季子は、店頭にあった猫のブックエンドを誤って壊してしまったのをきっかけに、アルバイトをすることになった。時を経た家具に囲まれた店は落ちつくけれど、店長も来客もなんだか謎めいていて―使い込まれた家具が呼び込む、奇蹟によく似た物語。
投稿元:
レビューを見る
何をきっかけで借りようと思ったのか忘れたけど・・・(笑)。すんごいきれいなハードカバーでした。2016年7月初版やから、最近やんね。
もちろん初めて読む作家さん。
ちょっとくたびれた日やったのであくびまじりに読んだんやけど、不思議な世界観で面白かった。
心地よい関西弁もいい。季子ちゃんがお住まいの地区は、もしかしてうちの近所なのでは・・・、と、思うと、ますます面白かったわ。
神出鬼没すぎるオーナーはじめ、各章で起こる不思議な事件があんまりにも不思議すぎて、
「この話はあれか。幽霊ネタか」
と、かなり疑いつつ読んだ。
たぶん、それはなかった(たぶん?)。
オーナーさんも普通の人間やったみたいやし、よかった、よかった。
冒頭で季子ちゃんが壊してしまった猫の本立てが、まさか最終章のラッキーキャットにつながったときはドキドキしたのに、オチは少しだけ物足りなかったかな? (*´з`)
西洋家具を日本語で表現する季子ちゃんが可愛い。
あと、店長がかっこよすぎる。彼の出自も謎すぎるので、ぜひ続きが読みたいな!
世の中には面白い職業があるね。私はアルバイトも含め、販売系の仕事ってほとんどしていないけれど、こだわりがある店に勤めてなおかつ馴染めたら、面白そうやなあと思う。
■■■■
■什器 じゅうき
日常使用する器具・家具類。什物 (じゅうぶつ) 。什具。
■徐に おもむろに
[副]落ち着いて、ゆっくりと行動するさま。「―立ち上がる」「―口を開く」
[補説]文化庁が発表した平成26年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「ゆっくりと」で使う人が44.5パーセント、本来の意味ではない「不意に」で使う人が40.8パーセントという結果が出ている。
(すいません、「不意に」の意味で使ってました・・・。漢字も知らなかった・・・)
■面輪
《「わ」は輪郭の意》顔。顔面。
(「めんりん」ちゃうんか。「おもわ」か)
(2016.09.29)
投稿元:
レビューを見る
大阪ミナミにある「ビンテージ&アンティークショップ アシュリ」。ふと訪れた女子大生の季子は、店頭にあった猫の本立てを誤って壊してしまったのをきっかけにアルバイトをすることになったのだが、店長も客も謎めいていて──
投稿元:
レビューを見る
アンティークショップ「アシュリ」を中心とした日常で起こる小さな謎に関するお話。個人的にとても好きな雰囲気でした。見た目によらず、お人好しな店長と田舎育ちの季子は何だかんだで良いコンビ。尚人さんとキミさんがメル友であることにほっこり。猫で始まり、猫で終わる収まりの良い一冊ですが、これ一冊で終わってしまうんですかね。勿体無いので、ぜひ続編も出して欲しいです。
投稿元:
レビューを見る
猫脚の家具は絶対部屋に置いたら浮いちゃうけど憧れです。
謎は全て思い出とともに。
ブックエンド見てみたい。
投稿元:
レビューを見る
初めての作家さんだったけど、読みやすくて楽しく読めた。どこか淡々とした雰囲気だけど、飽きない。続きがあるのかなぁ。